2017年11月25日
ブラウンに占領された植苗川上流
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今年最後の渓流ドライフライ釣行
札幌は真っ白な冬の装いに変り、最低気温が零度を下回る日が当たり前になってきた。そんな一日の11月24日、日中の最高気温が2度の苫小牧郊外の植苗川に向かった。今年最後となるかもしれない、渓流のフライ釣行のためだ。
植苗川は、千歳のママチ川と同じ森を源流部とする湧水河川で、最後はウトナイ湖に流れ出る。平行して流れる勇払川には何度も釣行したが、植苗川は初めての釣行。
勇払川と植苗川の上流部に釣行するには、閉じられた林道のゲートから深い森を徒歩で行くしかない。今回も、林道ゲートの設けられている「あっぺない」に車を止めて、植苗川上流を目指そうと考えていた。
ところが、伐採作業が行われているようで、ゲートは開放状態。遅くても、作業の終わる時間までにゲートに戻れば、車での走行が可能だ。この機に乗じて、一路植苗川上流へ。
湿原地帯を過ぎて、川に沿って走る枝道を左に曲がって入渓。川は、水量が少なく穏やかな流れで、ママチ川と紋別川の上流に似た景観。
外気は零度に近くても、水温は10度を越えており、ドライフライに反応するはず、とモチベーションを高める。
河岸の両脇が開けていて見通しが利き、川に立ちこまなくても竿を振ることができる。森の奥深い場所で見通しが利くということは、何よりの熊対策。それでなくても、これまで以上に熊の営巣地に入っている。時折聞こえる鹿の鳴き声にさえ、敏感に反応する。
入渓したのは、浅い平瀬が続いて蛇行に代わった地点。流れを塞ぐ倒木やえぐれ、淵や流れ出しなどが続出する、見た目は最高のポイントだ。釣人のものらしい踏み跡がしっかりと残っている。
しかし、#10のカディスを淵に落としても、えぐれの横に流しても反応はない。人気場所ならではの魚影の薄さか、あるいは魚の活性が鈍いのか。この場所から本格的に遡行を開始。アタリがあったのは、50メートルほど上流の倒木の先の淵から。だが、針掛りが浅くバレてしまった。
同じことが何度か続いて、フライを#12に交換。それが正解だったのか、10センチほどのブラウンが小さな落ち込みから飛び出た。こんなに小さくても、派手な赤い斑点がやけに目立つ。その時点では、この川の主たる魚種はやまめや虹鱒と思っていたが、ヒットするのはブラウンばかり。
隣を流れる勇払川では、下流域でやまめと虹鱒、上流で虹鱒しか釣ったことがないために、この違いに驚いた。確かに、同じ森を源流部とするママチ川でも、ブラウンが勢力を広げている。植苗川は、実際にはそれどころではないのかもしれない。今回は、入渓地点から2キロメートルほど釣りあがったが、ブラウン以外の魚は確認できなかったからだ。
季節にもよるだろうが、もしかして他の魚はブラウンに駆逐されたのでは。そうでないことを祈っている。
記したように、この日の釣果はブラウンばかり。23〜4センチが最長で、これを含めた20センチクラスが4匹、10センチが1匹。バラしを含めると、計10数回のアタリがあった。
この時期のフライ釣行としては、林道のゲートが開いていたという幸運と、入った場所にも恵まれてまずまずだったのでは。ただ、ブラウンしかいなかったのが気にかかる。
さて、次回の更新からショアトラウトの釣行を考えている。更新の途絶えたホラー分野も何とかしなければ、と思っているのだが・・・。
写真@AB植苗川の流れ。両岸が開けているために開放感があり、遡行もしやすい。所々にポイントが作られる。ブラウンがヒットした場所は、流れの緩い淵や平瀬だったDEそうした場所から飛び出たブラウン
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