札幌から3時間圏の2月の釣場: ホラー好きのフライマン
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2015年02月06日

札幌から3時間圏の2月の釣場

 1年のうちで最も冷え込む1月下旬から2月上旬にかけてのアングラーのトラウトフィッシングは、釣場が海岸や凍結のしない湖、涌水の豊富な河川の上流などに限定される。海岸では島牧の海アメ、八雲や江差、長万部のサクラマスが垂涎の的となっているが、札幌から釣行するには遠すぎて、とても1日の行程には収まり切れない。

 この2月でも、札幌から片道3時間でトラウトフィッシングを楽しむことのできる釣場を上げてみた。ショアでは表積丹の各沿岸、苫小牧東港や元町海岸、浜益や幌の雄冬方面、湖は支笏湖の美笛川河口やニナル川河口、洞爺湖・財田、河川は何度も取り上げてきた苫小牧・小糸魚川、錦多峰川、白老・アヨロ川、ウヨロ川、千歳・ママチ川。
美国川河口海岸.jpg

支笏湖の全景.jpg










 特に支笏湖の美笛川河口は、雪代前の2月に虹鱒やサクラマスで実績があるほか、丸駒温泉裏のワンドもルアーやインディケータでのフライフィッシングで、この時期に大物を上げた話を聞いている。さらに奥に行くと、岸辺を掘ると温泉の湧くワンドがあり、ここでもストリーマーやニンフのインディケータ釣りで実績がある。美笛川河口に行くためには、林道のゲート前に車を止めるか、国道沿いに駐車して30分ほど歩かなければならない。そのため、車上荒らしに注意。

 海アメやサクラマスについては、島牧海岸で釣果があがっているが、片道6時間近くの行程は泊りがけでもなければ難しい。また、坊主で終わったときのショックを考えると、積丹の野塚海岸や余別川河口、積丹川河口、入珂漁港や美国川河口海岸が期待できる。新しい釣場として幌川や群別川、浜益川河口も注目されている。積丹では、禁漁河川の河口規制もあるので、海岸に下りてもしっかりと確認を。

 同じく、噴火湾では苫小牧東港でのフェンス越しの海アメ釣りが安定しているほか、もう少しすると苫小牧・元町海岸でのサクラマスがシーズンを迎える。この時期になると、小糸魚川河口や錦多峰川河口ほか糸井海岸全体でサクラマスのシーズンに入る。日高門別川河口では海アメの実績がある。距離的にも2時間圏と狙い目かもしれない。

 ドライフライだけに限ると、上記の涌水河川が期待できる。ただ、それなりに川を遡行しなければならないために、冬眠から覚めた熊への対策を怠ってはいけない。
 
写真上左:道央圏の海アメポイントで人気の高い積丹・美国川海岸、同上右:寒気が厳しいものの美笛川河口では虹鱒の遡上など期待の持てる支笏湖










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