NHK BSP4Kにて23/01/09(火)2:00から「人形歴史スペクタクル 平家物語(全56回)」の放送が始まった。1993年制作のSD画質ではあるが一応DMR-ZR1で録画、VPL-VW255で100インチスクリーンに投影、CX-A5100(H)とMX-A5000(H)のDolby Atmos対応7.1.4chスピーカー構成で視聴した。
1話20分を5話セットで放送するので100分番組となるが録画予約は5回行う必要があるから面倒だったりする。(^_^;;
参考:「人形歴史スペクタクル 平家物語」
https://www.nhk.jp/p/ts/EX4WZMVLPW/list/
1話切りかなと思いながら視聴したらとにかく話が面白い。第1話から事件が起こり目を離せずドラマの続きが気になって第2話から次々再生して今回録画した5話を一気に観終えてしまった。
1156年に起きた「保元の乱」を復習する様な話だが「原作:吉川英治」だけにドラマチックな展開が続く。平清盛のキャラクターは貴族に対し身分の低い武士の立場を嘆きながら自分が武士の世を作ると野心を持つ好青年として描かれている。
また平清盛には出生の秘密があり実は天皇の子供だったというのは「源氏物語」的だ。崇徳上皇もそんな噂に苦しめられており乱を起こした一因となっている。
当時の権力者は一夫多妻制でその権力者から下位の者にお下がりの女性を嫁がせるからこんなややこしいことになる。文字通り自分が蒔いた種で戦乱が起きるのだから呆れた話だ。
参考:平安時代「保元の乱・平治の乱」
https://www.touken-world.jp/tips/7032/
「保元の乱」で父と弟を討たなければならなかった源義朝は信西の計略により戦後冷遇される。第6話以降これが原因となり「平治の乱」が起きるのだろう。
物語としてはドラマチックで面白いが、独裁制と世襲制と言う政治体制は腐敗の温床となるから許してはならないと分かっているのにこの21世紀の現代でも残っているのだから人類は歴史から学べないのかとため息が出る番組だったりする。(^_^;;