23/04/08(土)『「不快のデザイン展」に感心した漫画家、無謀にもSwitchのソフトを……』という記事が公開された。この展示会のことは知らなかったが竹橋まで行く機会があったのでその帰りに有楽町に寄ってみた。
「世の中を良くする不快のデザイン展」開催期間:23/03/24(木)〜23/04/23(日)11:00〜20:00(最終日18:00閉館)
会場:「GOOD DESIGN Marunouchi」(東京都千代田区丸の内3-4-1 新国際ビル1F)
入場料:無料
参考:「不快のデザイン展」に感心した漫画家、無謀にもSwitchのソフトを……
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2304/08/news071.html
日比谷線の日比谷駅の改札を出て地下道を歩きD4出口に出たが、ホント東京の地下鉄の地下道はダンジョンみたいに分岐と曲がり角が多く歩くだけでも冒険しているみたいだ。迷わず地上に出られればそれだけでRPGのクエストをクリアした気分が味わえる。(^_^)
新国際ビル1F内に出たがビルが大きく「GOOD DESIGN Marunouchi」がどこにあるか分からずビル内案内図を見て目的地に着いた。1フロアの小ぢんまりとした展示会場で内容14点をじっくり見ても1時間弱で終わる規模だ。
AV phileとして一番気になったのは「モスキート音の体験」だ。ダイヤルを回すことで周波数をリニアに変更でき、その周波数がモニターに表示される。モニターでは鳴っている周波数に対応して「人間:10代:20kHz〜20Hz」と年代に応じて聞こえる周波数帯がグレーからホワイトで表示されていく。
オーディオを趣味としている身のとしては耳の衰えを自覚したくないがチェックCDを再生しても徐々に高音域が聞えなくなっているので現在どこまで聞こえるのかダイヤルを回して確認したら11kHzだった。50代の耳は低音も60Hz以下は聞き取れなくなっているらしい。
低音は空気の震えで体感出来るからまだいいがこの耳の性能で「ハイレゾ音源は…」と語るのは恥ずかしくなる。ショックで試聴に使われていた逆ドーム型メタルツィーター搭載で黒い2ウェイアクティブスピーカーのメーカー型番を確認し忘れたが再生周波数帯域はどの程度なのだろうか?(>_<)
この他ではこの展示会は撮影とSNS掲載OKなのにSNSの「夢中を生み出す代表的な仕掛け」として「通知バッジ」「無限スクロール」「ページ更新アクション」「いいね!ボタン」を教えてくれているのは自己矛盾的で面白い。
「さいごに」の挨拶文を読んだら"「あらゆる不快を排除した社会」=「快い社会」という世の中に流れに疑問を感じたのがきっかけ"とあった。
電通さん「Good Job!」と思うと同時に「快い」を商売の種にするのが資本主義だからなあ、と考えさせられる内容で実に面白くお勧めの展示会だ。