23/03/24(金)の東京は曇りで午後から雨と言う予報だった。丁度桜も満開に近いだろうとSONY α7 IV+シグマ「16-28mm F2.8 DG DN|Contemporary」を持ち11時半過ぎに都立上野恩賜公園に着いた。
平日なのに花見客は多く混雑しており外国人も多い。不忍池、ボート池、鵜の池の周囲を見て歩いたが22/11/05(土)「ジャパンバードフェスティバル2022」の時よりも水鳥の種類が多く画角不足でも撮っていて楽しかった。上野にこんなに多くの鳥類が集まるとは驚きだ。
桜は8割開花という感じだ。公園のさくら通りを歩きながら五條天神社や上野大仏、上野東照宮も見学した。上野のお山にこんな歴史的な建造物があるとは知らなかった。
14:40頃スマホに降雨の通知が来る前に雨は降りだしどんどん強くなる。急いで東京国立博物館へ向かう。特別展「東福寺」100円割引券を持って行ったので2,000円で入場できた。雨が強いので本館から連絡通路を使い平成館へ向かった。
残り2時間という時間だったこともあり会場は空いておりじっくり鑑賞できた。展示品は「東福寺」所有の品なので撮影禁止だ。
撮影可能なのは「通天橋」のモミジの紅葉を実物大に再現したコーナーと火災で焼失し一部だけ残った仏手と蓮弁等数点だけだった。
見ていて楽しかったのは「第3章 伝説の絵仏師・明兆」コーナーに展示されていた「五百羅漢図」だ。仏陀の弟子500人が仙人となり活躍した仏教説話を絵画にしたものでコミカルなエピソードには漫画風な解説もあって笑える。500人の活躍はまるで宗教の「水滸伝」みたいだ。50幅の連作を一気に見てみたいものだ。
「第5章 巨大伽藍と仏教彫刻」に展示されていた「二天王立像」はその大きさと力強さ、表情の迫力に圧倒される。邪鬼を踏みつけている雄々しさを見れば仏法守護者としての有能さが良く分かる。
第一会場は3エリアに分かれておりじっくり見学していたら1時間以上掛かった。第二会場を見学していたら17時閉館まで残り30分となり焦ったが、こちらは2エリアしかない上に彫刻等が多く見学に時間は掛からず無事閉館までに全て見ることが出来た。
ただもっと早く来館していればまだ見ていない他の展示物も見学出来たのにと思うと入館料が勿体なく感じる。
外に出たら雨はやんでいたのはラッキーだ。次の目的地の秋葉原へ向かった。