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2022年11月29日

Inter BEE 2022で「NHKテクノロジーズ」のイマーシブオーディオ制作・配信サービスを見てきた

22/11/17(木)国際放送機器展 Inter BEE 2022へ行った。【5116:レスターコミュニケーションズ/タックシステム】ブースで予定外にDolby Atmosセミナーを3つも聴講してしまい他のブースの見学時間が残り30分となってしまった。

急いでホール7と8へ向かい7416/7415:ソニーマーケティング、8116:NHK/JEITA、8114:NHKエンタープライズ等を見学した。NHKブースには特別展「国宝展」開催で東京国立博物館に導入された8K 3DCG ARモニターが展示されており操作することが出来た。

【8115:NHKテクノロジーズ】
「MPEG-H 3D Audioを用いた制作・配信の一体的サービス展開」と言うパネル説明があり、22.2ch配信コンテンツを受信場所のスピーカーレイアウトに合う立体音響フォーマットにリアルタイム変換して再生するそうだ。

まるでDMR-ZR1の22.2ch音声Dolby Atmos変換出力機能の様だがPanasonicは共同開発に参画していない。"超"身近に体感との謳い文句だが家庭への導入はまだ考慮されていないようなのでDMR-ZR1の身近さには敵わないシステムだ。

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別コーナーでは8K 3DCG ARモニターに映し出された国宝陶磁器をブラックボックス内の陶器を両手で触ることで操作できるという体験コーナーがあった。中に何が入っているのかと横からボックス内を覗いてみたら真っ白な模造陶磁器だった。ユーザーインターフェースを実際の陶磁器にしたことで一体感が生じ、まるで本物を触っている様な気分になれそうだ。(^_^;;

参考:「伝説のコンサート」
 https://www.nhk.jp/p/ts/KZ1WX2427V/list/ 


他にはNTSCビデオ収録映像4Kリマスターサービス紹介コーナーもあった。最近NHK BS4Kで「伝説のコンサート」シリーズが放送されているが、その最新技術がこれだったのかと見学した。実際のところ家の100インチで見ると解像感がなく残念画質と思うが、走査線数525本/30iを破綻させず4K/60pで映せることは凄いのだろう。

ここで閉幕時間17:30となってしまい帰路に就いた。まだまだ見ていないブースがあり11/18(金)も行きたかったが「令和4年埼玉県赤十字大会」参加予定が決まっており残念だ。11/16(水)開幕後に気づいたので仕方ないが来年は忘れずに初日から行くことにしよう。

2022年11月28日

Inter BEE 2022で「ユーミン万歳!〜松任谷由実50周年記念ベストアルバム〜」空間オーディオ対応の話を聞いてきた

22/11/17(木)国際放送機器展 Inter BEE 2022へ行った。5116ブースのDolby Atmosセミナーが面白く引き続き参加していた。

【5116:レスターコミュニケーションズ/タックシステム】
 16:00〜17:00「Dolby Atmosミュージック制作事例 ユーミン万歳!〜松任谷由実50周年記念ベストアルバム〜」講師:プロデューサー/ミックスエンジニアのGoh Hotoda氏からDolby Atmosミュージック制作裏話を聞くことが出来た。

自宅にスタジオを作る際にモニタースピーカーとしてGENELEC SAMコンパクト・スタジオ・モニターシリーズを導入した。決め手はGenelec Loudspeaker Managerソフトウェアにより自動キャリブレーションを実行出来るからだ。

当初初は7.1.4chで構成したがフロントワイドスピーカーがあると作業が捗ると気づき9.1.4chに変更した。フロントワイドスピーカーを吊り下げる金具は知人に制作してもらい、スピーカーケーブルはパイプの中を通しスタジオ内がスッキリ見える様に工夫している。

「空間オーディオ」には当初から興味を持っていて関係者への啓蒙活動を続けていたらApple Musicでユーミンの楽曲を「空間オーディオ」配信することになった。

「50周年記念ベストアルバム」は今年6月末まで収録50曲が確定せず7月から9月の3カ月でDolby Atmosミュージック化して22/10/04(火)の配信に間に合わせた。

2ch再生だと演奏にマスキングされて気づかなかったが、アトモスだとセンター・スピーカーからボーカルが単独で聴こえるのでリップノイズが気になりひとつずつPro Toolsで消していった。

「春よ、来い」ではトレモロ奏法のメロディはサイドから流さないように配置した。「リフレインが叫んでいる」冒頭の効果音は空間オーディオのためにある様な音なので楽しく作業した。

現在は矢沢永吉130曲の空間オーディオリマスタリングを行っているところだ。

参考:最新のサウンドに懐かしさがにじむ松任谷由実のベストアルバム『ユーミン万歳!』
 https://news.yahoo.co.jp/articles/8e67a0d90d908c50fef7f86ff772682f62fd741c 


Dolby Atmosブースでは「真夏の夜の夢」「春よ、来い」「リフレインが叫んでいる」「中央フリーウェイ」「Call me back」の5曲を試聴することが出来た。

22/10/29(土)「2022東京インターナショナルオーディオショウ」DENONブースAVR AVC-A1Hの9.4.6chサウンドデモには「陰りゆく部屋」が使われた。この時購入しようと調べたら空間オーディオ楽曲は配信のみと分かりガッカリした。この51曲を是非Blu-ray Disc Music 盤として発売して欲しいと思う。

しかしBDMフォーマットもDVD-AやSACD Multi-chみたいにイマイチ盛り上がらないのが残念だ。どれだけ日本のオーディオ業界は1970年代の4chステレオ戦争の傷跡を引きずっているのやら…。(^_^;;

2022年11月27日

Inter BEE 2022で老舗レコーディングスタジオ「音響ハウス」のDolby Atmos スタジオ改修話を聞いてみた

22/11/17(木)国際放送機器展 Inter BEE 2022へ行った。

13:00から国際会議場2F国際会議室で『P-PABトークセッション「Z世代にもわかる!新4K8K衛星放送の魅力」』に参加したが内容はNHKで放送されている「4K8K PR番組」を見れば良い内容だった。もっとも何故今リモコンの[4K]ボタンを押そうとPRしているのか分かる話もあった。

14時に終了したので急いでホール5へ戻った。

【5116:レスターコミュニケーションズ/タックシステム】
 14:00〜14:55「Studio No.7 Dolby Atmos スタジオ改修と主題歌"Melody-Go-Round"を利用したDolby Atmosミュージックミキシングセミナー」講師:音響ハウス 桜井繁郎氏、須田淳也氏の2名から老舗レコーディングスタジオ「音響ハウス」がDolby Atmos スタジオに改修した経緯を聞くことが出来た。

2名はDolby Atmos musicに興味を持っていたがまだ導入は早いと思っていた。そこに2021年6月からApple Musicが「ロスレスオーディオ」と「空間オーディオ」に対応するとのニュースが入ってきたのでアトモスに対応しようとすぐに機材の選定に入った。

スピーカーはamphion Two18とTwo15を導入した。これらのスピーカーを駆動するのはAmphion/Amp 400.8という8chマルチアンプだ。当初は7.1.4chで導入したがフロントワイドスピーカーがあると空間効果が分かり易いと気づき9.1.4chに変更した。プロ機材でしっかりしたクロックジェネレーターを内蔵しているが、外部ルビジウムクロックを導入したら予想以上に音が良くなった。

Apple Music はヘッドフォンで聴かれるのでヘッドフォンによるモニタリング必須とViolectricのヘッドフォンプリアンプも置いてある。

ラックは今回導入した空間オーディオ用機材と既存ステレオ収録機材の2段がありどちらのレコーディングにもすぐに対応できるようになっている。

当社が制作した映画『音響ハウス Melody-Go-Round』のテーマ曲"Melody-Go-Round"を空間オーディオにリマスタリングした。楽器の配置を決めたらチャンネル間を移動させることはないが、この曲では落ちサビをモノラル化しておりそこから一気に音が広がる効果を出したくてパンディングしている。

Dolby Atmosにはシネマとホームの規格があるが違いは扱えるレンダラーとオブジェクトの数しかない。家庭に導入するなら7.1.4chがお薦めだ。

参考:映画『音響ハウス Melody-Go-Round』公式サイト
 https://onkiohaus-movie.jp/ 


プロが気に入ったフィンランドのモニタースピーカーブランドを知らなかったので良い勉強になった。一方でプロのラックに一般オーディオ装置でのアトモス再生確認用にマランツAVアンプSR8015とステレオ再生確認用にESOTERIC SACDプレーヤーX-01と思われるモデルが置かれているのが興味深い。

それにしても一気に空間オーディオを一般化させたアップル社の影響力の強さに感心するお話だった。(^_^;;

2022年11月22日

Inter BEE 2022でトークセッション「Z世代にもわかる!新4K8K衛星放送の魅力」を聴講してみた

22/11/17(木)国際放送機器展 Inter BEE 2022へ行った。放送機器とは縁の無い仕事の一般視聴者なので見学するブースがなかった場合を想定し、前日にセッションを予約しようとしたら既に殆ど満席となっていた。

13:00から国際会議場2F国際会議室で行われる『P-PABトークセッション「Z世代にもわかる!新4K8K衛星放送の魅力」』がまだ空席があったので予約を入れた。

行ってみれば【5116:レスターコミュニケーションズ/タックシステム】のDolby Atmos セミナーが面白くてトークセッションは欠席しても良いかと思ったが、18/12/01(土)4K BS放送開始から4年経過しようとしているのに何故今”新4K8K衛星放送”なのか気になり参加してみた。

出演者は開設者:A-PAB受信環境推進部 宇佐美雄司統括部長、伊東良展部長、コメンテーター:青山学院大学 総合文化政策学部 内山隆教授、Z世代ゲスト:国本梨紗さんの4名だ。

ネット映像配信サービスに親しみ楽しんでいる国本さんに、4K8K衛星放送を見る方法としてアンテナからテレビの選び方、何故4K8Kと言うのか、HDRと広色域による高画質を説明する内容で、目新しい”新”情報は今後4K放送局が4局増える予定くらいだった。

4Kの”K”とはキロの略で1000を意味しますと説明した時には国本さんに対するテクノロジーハラスメント(テクハラ)にならないかと私がハラハラしてしまった。(^_^;;

参考:イノベーター理論とは?商材普及の鍵を握る5つのユーザー層を解説
 https://infinity-agent.co.jp/lab/innovator-theory/ 


開局4年経過しているのに今更ながら何故こんなトークセッションを開催したのかと思ったら、一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A−PAB)調査によると4K放送受信機は2022年9月末時点で日本の世帯数の2割を軽く超えており、「普及率16%の論理」から言えば今後爆発的に普及すると期待しているそうだ。

しかしその4K放送受信機購入者で実際に4K放送を認知している人は4割しかおらず認知度が低いままという課題が残っているとのこと。4Kテレビ購入しながらリモコンの[4K]ボタンを押していない世帯が約800万もいるのかと驚いてしまった!

まあ実際のところ民放BS放送はテレビショッピングチャンネル化しているから4K放送に期待していない一般消費者の気持ちも理解出来る。今後4局増えても単にショッピング番組が増えるだけなら、麻倉怜士氏が以前提案した民放4K放送局を減らし合同4K放送局にて民放各社のオリジナル4K収録番組を放送してくれた方が電波の有効活用になるという話に同意する。

参考:どうなる?次世代地デジ技術、23年度に4K方式確定も8Kは先送り
 https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02155/00001/ 


国本さんは終わりの挨拶で「4K8K放送視聴を友人達に勧めます」とお約束の話をしていた。実際のところスマホにてオンデマンド倍速視聴しているネット映像配信に慣れたZ世代が高画質高音質というメリットだけで4Kテレビの前に座るのか疑問だ。

参考:映画を「倍速視聴」する人なぜ増加?現代人の切実な理由と作り手の苦悩
 https://diamond.jp/articles/-/304886 


一般社団法人放送サービス高度化推進協会の存在自体がZ世代には既得権益を守るだけでコスパが悪いと言われそうなセッションだった。(^_^;;

2022年11月18日

Inter BEE 2022へ行ったらDolby Atmosコンテンツ三昧で見学時間不足!?

国際放送機器展 Inter BEE 2022が22/11/16(水)から11/18(金)まで10:00〜17:30の時間帯で開催されている。来場事前登録が必要だが人数制限はなく1回入場証を印刷すれば連日使用できる様だ。

放送機器とは縁の無い仕事だったが一般視聴者として参加してみた。11/17(木)11時半過ぎに会場に着いたらビジネスマン/ウーマンばかりだけではなく、私服の「一般User」ピンクのパスケースを首から下げている人も多少いるのはCEATEC 2022展示会に似ている。

まずざっと会場を一周してみようと入場したホール6から5を歩き回った。富士フィルム、パナソニックコネクト、アマゾン、東芝グループ、キヤノンと見て行ったら隣のブースから『銀河鉄道999』の音声が聞こえてきた。

【5116:レスターコミュニケーションズ/タックシステム】
 12:00〜12:55「過去から現代に輝きを呼び覚ます Dolby Atmos コンテンツワークフロー」講師:東映(株)畑山宗之氏、サウンド・デザイナー鷲尾健太郎氏。

 1979年公開『劇場版 銀河鉄道999』と1981年公開『さよなら銀河鉄道999 アンドロメダ終着駅』を4KリマスターDolby Vision版として2022年1月に限定上映した。その際にDolby Atmos音声にリマスターした2人の制作話を聞くことが出来た。

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公開時のオリジナル音源はモノラルだったが2009年9月9日発売のBD版のため5.1ch化した。今回その音源に効果音を追加したりCD OSTステレオ音源を使用したりしてアトモス化した。

その効果を『銀河鉄道999』のアルカディア号発進と999の駅到着シーンでどうオブジェクトがパンニングしているのか、『さよなら銀河鉄道999』オープニングの戦闘シーンの光線の軌道や雨の降る音で確認しながら話を聞いた。

当時の音響関係者がオリジナル音源を保管していたのでその素材をPro Toolsに取り込んで999の走行音に厚みを加えたこと、現在の雨音音源では音がクリア過ぎて浮いてしまうので一度アナログ磁気テープに録音して何度もダビングして音を劣化させてPro Toolsに取り込んだので手間が掛かったと語っていた。

惑星メーテルに到着した直後無音のシーンが数秒続くので雑踏効果音を入れたくなったが、これも当時の制作者の意図としてそのまま残している。当時の音とタイミングをそのまま活かすよう細心の注意を払って作成したとのことだ。

一方で関係者が「40年前は技術的な制限で出来なかった」と語っていた低音の強化や音の移動感をアトモス化で叶えているそうだ。

「ステージセミナースペース」の裏にある「Dolby Atmosブース」では7.1.4chで『999』を楽しめた上にオブジェクトモニターでどう音声がパンニングしているか見られるのが実に面白かった。

このセミナー後も「Dolby Atmos」関連セミナーが続き合計3時間も居座ってしまい他のブースを見て回る時間が足りなくなってしまった。(>_<)

2022年10月21日

リアル会場開催のCEATEC 2022を見学してきた

3年ぶりにリアル会場でCEATEC 2022が22/10/18(火)から10/21(金)まで10:00〜17:00の時間帯で開催されている。来場事前登録が必要だが人数制限はなく1回入場証を印刷すれば連日使用できる様だ。

2016年以降平日開催のみとなったので15/10/10(土)以来7年ぶりに参加してみた。11時半過ぎに会場に着いたがビジネスマン/ウーマンばかりと思っていたら意外と私服の一般者らしい人と学生がいてビジネス系の展示会はこんな参加構成なのかとちょっと驚いた。

まずざっと会場を一周してみたらホール4から8までしか使用していないから1時間強で大まかな展示内容と場所は把握出来た。サブカルチャー系のイベント会場の方が広いのですが…。(^_^;;

13時から昼休憩を取り14時からじっくりと気になるブースを見学した。

【K001:アルプスアルパイン】
 カーオーディオ製品Alpine Statusを展示試聴していた。ハイレゾ対応超ハイエンド製品とのことだ。

【K032:ピノー】
 統合ポータルサイトの「漫画ガチャ」を展示していた。最近話題のAIによるアニメ画像を作成出来るサービスだが、まさかシーテックで萌えキャラを見るとは思わなかった。

参考:漫画ガチャ
 https://mangacha.com/mangacha 


【P001:METAVERSE EXPO JAPAN 2022】
 メタバース関連企業を集めたブースで入場人数制限があり30分並んで入場した。TGSを考えれば待てる時間内の40分前後でVR体験出来るが体験者のプレイ様子を見て満足することにした。どうしてもセカンドライフの失敗を思い出してしまうメタバースブームだが今後も新たな感染症パンデミックが予想されるだけに必要なサービスになるのだろう。
ソフトバンク(株)ではバーチャルPayPayドームとして偏向グラスを利用した3Dシアターを展示していた。久々に3D展示物を見たが、3Dが忘れられていなくて何よりだ。

【P010:アマゾン ウェブ サービス ジャパン】
 awsサービスを利用しているサービスを展示していた。インテルも協賛しているのにブースのカウンターにMac Bookが置いてあったのを私は見逃さなかった。(^_^)
ソニーはaiboのベーシックプラン等にawsを利用しており、電気自動車の試作車VISION-Sも同一部署で開発していると説明していた。

【T004:京セラ】
 40分並んで「空中ディスプレイ」を見た。最初遠目に見て水槽の水草や小石がリアルな3Dに見えるとは凄いと思ったらそれはディスプレイ前に置かれた装飾品だった。(^_^;;
鏡面レンズを利用してまるで空中に熱帯魚が表示されている様に見えるが視野角は狭いし画像は小さく平面的だ。説明員に尋ねたところ試作品なのでHD解像度以下の2次元CGを表示しており、今後皆さんの声を聞いて改良していくそうだ。人の手の動きに映像が反応するのは面白いし一見の価値はある。

【T006:シャープ】
 ニコンZ9とシャープ32インチ8Kディスプレイ8M-B32C1を組み合わせたシステムを展示していた。さすが8Kと言える高精細で医療現場での利用を想定している様だ。

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【T044:ソニー】
 ソニーブースは中央にビジョンSが展示されていたが試乗は出来なかった。ホンダと共同開発し販売が3年後の2025年予定で勝算はあるのだろうか。他に「REON POCKET」が展示されていた。

【T104:JVC】
 そういえば7年前にも見掛けた気がするがVictorが会場限定15台とウッドコーン搭載一体型コンパクトステレオ匠を販売していた。ユーキャン通販で扱っているビクターウッドコーンオーディオの上位機種EX-Bだ。確かにオールインワンモデルとは思えない音を聞かせていたが検索して303,600円もすると知り驚いた。

ムラタ、TDK、太陽誘電が展示しているセンサーやキーデバイスを見ると今後スマホやVRコントローラー等に搭載されそうでなかなか興味深い。ブース内の人数をリアルタイムで計測するシステムや車内置き去り防止システムと言った今必要な技術の展示が数社で行われていたのも心強い。

最新テクノロジーを楽しんで16時半に帰路に就いた。

2017年08月06日

2017年夏から秋の気になるイベント情報をまとめてみた

月日が経つのは早いものでもう8月上旬になってしまった。このブログは2011/06/19(日)に始めたので何時の間にか7年目に突入したことになる。今日は8月以降に行われるイベントの中から私が気になるものをピックアップしてみた。AVとサブカルチャー系が中心となる。

『コミックマーケット92 2017[夏]』
 2017/08/11(金)〜13(日)10:00〜16:00
 東京ビッグサイト 料金:無料
 http://www.comiket.co.jp/

コミケが3連休に行われるとは夢のようだ。「山の日」よ、ありがとう!

『C3TOKYO2017』
 2017/08/26(土)〜27(日)10:00〜17:15
 幕張メッセ 前売り2枚綴り券:大人2,200円
 http://www.c3tokyo.com/

土曜のメインステージに女性ファン向けの作品を3作も揃えている。これは女性の動員数を増やそうという作戦ですか?

『東京ゲームショウ2017』
 2017/09/23(土)〜24(日)10:00〜17:00
 幕張メッセ 一般/前売券:1000円(税込)
 http://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2017/public/

今年は昨年より1週間遅くなり、お陰で2日間共参加出来そうだ。

『2017東京インターナショナルオーディオショウ』
 2017/09/29(金)〜10/01(日)10:00〜19:00, 10:00〜17:00
 東京国際フォーラム 一般/入場無料
 http://iasj.info/tokyo-international-audio-show/2017/

TGSの翌週はTIASと連戦になるので体が嬉しい悲鳴をあげそうだ。

『CEATEC JAPAN 2017(シーテック ジャパン 2017)』
 2017/10/03(火)〜06日(金)10:00〜17:00
 幕張メッセ Web 事前登録者・招待券持参による当日登録者:入場無料
 http://www.ceatec.com/ja/application/

今年も平日のみ開催で仕事として行けない一般人である私は不参加だ。(T_T)

『第5回アニ玉祭(アニメ・マンガまつりin埼玉)』
 2017/10/22(日)10:00〜17:00
 埼玉県さいたま市ソニックシティ 入場料未定?
 http://anitamasai.jp/

昨年の10月上旬から今年は下旬に変わったのは何故だろう。そして昨年同様入場無料なのだろうか?

『第41回 ダイナミックオーディオマラソン試聴会』
 2017/10/28(土)10:55〜20:00、10/29(日)10:55〜18:00 入場無料
 青山梅窓院「祖師堂」
 http://www.dynamicaudio.jp/audio/5555/7f/brn/1409.html

また夢のオーディオシステムを試聴させていただきます。

なお例年通りであれば『TOKYO AUDIO BASE』は2カ月後の10月中旬に開催予定だが、まだホームページに2017年イベント情報がない。

2015年10月12日

【速報版】10/10(土)CEATEC JAPAN 2015でUltra HD ブルーレイのデモを見て明るさと色鮮やかさに驚いた!

10/10(土)シーテック ジャパン2015を見学してきた。見学したブースは「ライフ&ソサエティステージ」が中心となった。今日も【速報版】として簡単に見所をまとめてみたい。

【1L12:パナソニック】
 Ultra HD ブルーレイ再生対応ブルーレイディスクレコーダーディーガDMR-UBZ1とDMR-BZT9600の比較展示が行われていた。初めて観た時余りにUBZ1が映し出す映像が明るく色鮮やかだったので液晶ディスプレイを見る角度が悪かったのかと思い正面まで移動して再度見直してしまった。噂に聞いていたHDRとBT.2020 の効果は素晴らしい。 (^_^)

解像感に関してはBZT9600の方が若干甘いが4Kダイレクトクロマアップコンバートplus でここまでリアル4K映像に迫るとは驚きだ。ディスプレイ側がHDRに対応していない場合でもUBZ1の4Kリアルクロマプロセッサplusの効果があるとのことだがどの程度高画質化されるのか気になる。

Ultra HD ブルーレイソフトプレゼントキャンペーンの「るろうに剣心 京都大火編」「伝説の最期編」の予告が上映されていたが、この作品のBDを観たことないので、これ単体をパッと見てもUHD BDの高画質が分かり難いのは残念な点だ。

デジカメではGX7との比較でLUMIX DMC-GX8の手ブレ補正機能Dual I.S.の効果の高さを訴えていた。初めてGX8を操作してみたが大きさの割に軽く凝縮感に乏しいので私の物欲を刺激しなかった。操作性がちょっと犠牲になってももう少しコンパクトな方が私好みだ。GMの後継機に期待しよう。

【1L04:NHK/JEITA】
 HDR対応85型8K液晶ディスプレイを展示していた。ハイレゾコンポ類の展示もあり試聴室も設けられていたが、並んでいたので後でと思ったままうっかり忘れてしまった。(^_^;;

【2L44:dts Japan】
 オープンな7.1.4ch視聴ブースを構えてdts:xデモをループ再生していた。トップスピーカーの設置はフロントハイト、バックハイトと言える位置になっていた。

若い女性がガラス張りの水槽に閉じ込めら水死させられそうなるシーンで上から水が注入される音や女性が水中に潜る音がオブジェクトサラウンドらしい立体感を伴って聴くことが出来た。作品タイトルは何なのだろう?

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【1L11:シャープ】
 8K相当AQUOS 4K NEXTの精細感、色彩の豊かさ、コントラストには感心したが、従来品と同じ部分を比較して見ようにも画面サイズが大き過ぎて視野角に収まらず、結局映像全体で比較することしか出来なかった。

85型8K液晶ディスプレイで観る夜の祭りのシーンでは山車に立体感があり、まるで3Dの様だ。

【3N46:エプソン】
 EH-LS10000の視聴会を行っていた。私が入ったのは16時半過ぎと閉幕間近だったので3名しか客はいなかった。製品説明の後『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』の展示物たちとの別れのシーンが上映された。夜のシーンなのでパーフェクトブラックの効果が分かり易いとこのシーンを選んだのだろうか。

【2L50:華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)】
 スマートフォン、タブレットの展示が行われており自由に操作することが出来た。HUAWEI P8 liteは厚さ7.7ミリ幅71ミリ、5インチディスプレイ、バッテリ2,200mAhで価格は3万円強。honor6 Plusは厚さ約7.5mm幅 約75.7 mm、5.5インチディスプレイ、大容量バッテリ3600mAhで価格は5万円弱。両モデルともメタルボディで質感が良く、Ascend G620Sを買い替える時の候補にしたいと思った。

オーディオ、ビジュアル、デジカメとパナソニックの頑張りが印象的な2015年のシーテックだった。ただ2020年には8K放送と近くでアピールされては4K関連製品の買い控えが起きそうなブース配置だった。


2015年10月11日

【速報版】10/10(土)CEATEC JAPAN 2015で発表されたランドロイドには中の人なんかいません!?

10/10(土)シーテック ジャパン2015を見学してきた。見学したブースは「ライフ&ソサエティステージ」が中心となった。今日は【速報版】として簡単に見所をまとめてみたい。

【3L113:三菱電機】
 レーザー光源採用超広色域ディスプレイが参考出展されていた。現行ディスプレイと比較出来たがBT.2020カバー率98%ということで色彩豊かな映像を見せてくれる。超広色域ディスプレイのサイズの方が少し小さく何故2台同じではないのかその点が気になってしまった。(^_^;;

【2L51:セブンドリーマーズラボラトリーズ】
 全自動洗濯物折り畳みロボットランドロイドのデモを行っていた。スタイリッシュなプレゼンテーションを見て気分が盛り上がったところでデモが行われたが、ロボットの詳細は企業秘密と言うことで大きなモザイクが掛かっておりまったく動きが分からず拍子抜け。実は中に人がいるのではないかとツッコミたくなるほどブラックボックス化していた。

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1人が一生の間家族全員の洗濯物の折り畳みを担当したらその合計時間は375日間に当たるとの話だから、2017年の商品化時の値段はロボットのメンテナンス料金込みで500万円位ならペイすることになる…のだろうか?

「平成26年版(2014年版)国民生活基礎調査の概況」の「世帯単位での平均所得金額」は528.9万円とのことだから、その位の価値はある発明なのだろう。でも便利になるというより物ぐさになるだけだなーという感想を持ってしまった。

【1L13:BOEテクノロジーグループ】
 110型8K4Kディスプレイを展示していた。

【3L115:オムロン】
 巨大な蟹の様な卓球ロボットのデモを見た。ピンポン玉の速さに対応して打ち返すとは凄い画像処理能力だと感心したが、そのスピードの負荷にラケットを操作するアームが耐えられず外れるトラブルが発生した。確かにこれはメカニズムを酷使しそうだ。

【2L37:テクニクス】
 天井の高さ4メートル15畳の広さに12人分の椅子という試聴室でOTTAVA SC-C500とアンプ内蔵ネットワークプレーヤーSU-G30とSB-R1を試聴することが出来た。OTTAVAはミニコンながら素直な音を聴かせてくれるし、SU-G30はSB-R1をしっかり鳴らしていた。

これで3価格帯の製品が揃うとの話だが、それぞれ異なるコンセプトになっていてブランドイメージが散漫になったことが気になる。

まだまだ見どころは沢山あったので「To be continued…」だ。

2013年10月07日

【速報版】CEATEC JAPAN 2013は4K2K以外の見所も沢山!

昨日に続いてCEATEC JAPAN 2013のレポートをお届けする。AV機器関連以外でも面白い物が幾つもあった。

6.パイオニア:CDミニコンポ
 トヨタの隣ブースでカーナビ関連製品を集中的に展示していた。音響関連製品はCDミニコンポX-SMC00BT/-Wやワイヤレスサウンドバーを隅の方で見つけた。

7.フォスター電機:ヘッドフォン
 ヘッドフォンとスピーカー技術を中心に展示していた。販売しているスピーカーを1本ずつ展示していたが新背品のG2000aは置いていなかった。

8.村田製作所:ムラタセイサク君
 技術や製品を紹介するプレゼンテーションにムラタセイサク君が登場するだけで集客力がアップする。見ていた女性客が「ジャイロの力で自転車を倒さず静止するなんて凄い!」と興奮していた様に今なお人気キャラクターだ。

製品紹介にあったクラウドを利用したお買い物メモリモコンには笑ってしまった。確かに伝言忘れや買い忘れ、ダブリ購入は無くなるだろうが、家族はもっと会話しようよ。

9.フジクラ:超伝導
 毎年超伝導現象を実験で見せてくれるので人気のブースだ。今年は超伝導ジェットコースターで人を集めていた。コース通り高速に音も無く滑る姿は何度見ても飽きない。GX1で連写してもシャッタースピード1/80秒では動いている影しか捉えられなかった。(汗)


10.インターナショナル・ロボット・スモウ・トーナメント2013:関東大会
 ロボコンみたいな競技会が行われていた。相撲と聞いててっきり人型ロボットの対決と思って見ていたら、お掃除ロボットというかバリカンというか雪掻き機みたいなマシーン同士が激突して相手を土俵外へ押し出す勝負をしていた。リモコン型と自立型で分かれて勝敗を競っていたが、重心を低くしてスピードとパワーで相手を押し出す戦法が有効なので勝敗は一気に付いてしまう。

高度なことをやっているのは分かるがデザインが画一的で面白みがないなあと思っていたら背の高いロボットが登場した。バランスが悪いデザインと思いきや試合開始でそのアームを倒しクワガタの様に顎を広げて敵を逃さすそのまま押し出すと言う変形機能を持っていて、そのアイディアに唸ってしまった。こういったアイディアを見せられると俄然面白くなる。

色々な技術を一堂に見られて本当に楽しいショーだ。


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posted by バンブーヤン at 00:31| CEATEC
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バンブーヤン
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