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2012年08月17日

AVREVIEW 2012 9月号「1本10万円以下で買えるスピーカー36本を試聴してみた」

会社帰りにAVREVIEW 2012 9月号を買いに本屋へ寄ったらHiViがまだ5冊程残っていた。私的に興味深かった記事は以下の通り。

P12:10万円で買えるスピーカー選び
 山之内正氏が1)7万円以下:7本 2)15万円以下:20本 3)15万円以上:9本 の計36本を3つの価格帯で評価している。バスレスポートの有無だけではなく設置性の目安としてAVレビューの誌面サイズと比較した図が掲載されているのは大きさを把握し易く嬉しい工夫だ。

KEF Q300、MONITOR AUDIO Silver RX1、FOSTEX GX100MA、KEF LS50、B&W CM1、PIEGA TS3、SONUS FABER TOY、KEF R300、B&W CM5等の人気機種が漏れなく取り上げられており読み応えがある。PIEGA TS3はサイズ的にも音質的にもフロントハイト用SPとして良さそうだ。

P57:CloseUp REVIEW
 MARANTZ SA-11S3、PM-11S3、JBL S3900、Cambridge Audio Azur 851C/851A Class XD等が取り上げられている。株式会社ディーアンドエムホールディングスの経営方針でハイエンドモデルはmcIntosh(マッキントッシュ)が担当することになったとネットの噂で聞いた。11S3シリーズが実質上フラグシップになるらしくかなり力の入った作りの様だ。

P68:映像の華、音の華
 貝山知弘氏がアキュフェーズのクリーン電源「PS-520」の音質改善効果を聴き「PS-1220」を導入してその音質の変化を熱く語っている。”静寂の中から音が立ち上がってくる感触が素晴らしい”とのことだ。66.2万という価格なのでどうしても予算的に後回しになってしまうし、先に部屋自体のS/Nを改善したいところだ。(汗)

P72:忍の科学「HE-AAC」
 Radikoで採用されているHigh-Efficiency Advanced Audio Codingについて説明している。”素材の質をスパイスでうまく隠した料理”とは上手な喩だ。確かに気楽に聞く分には48kbpsの音とは思えず、不満を感じさせない簡易食だ。「Music Unlimited」でも採用されていると聞き納得してしまう。

P75:アニメ再生を極める
  岩井喬氏がテレビの画質調整、レコーダーの調整ポイント、放送アニメ50本のレート調査等を記事にしている。スタジオジブリ作品以外に萌えジャンルにも言及しているのが目新しい。

「氷菓」のBD版と放送版の画音の違いも検証したり、東芝55XS5+DBR-M190の組み合わせで4K効果を検証したりとなかなか面白く読んだ。“筆者が強くBD化を望んでいる”「To Heart」を使いPS3,DMR-BZT9000,DBR-M190のDVDアップコン性能を比較しているが、調整項目が多いM190がマニア好みの様だ。

某大型掲示板によると「To Heart」はマスターを破棄してしまったためDVD MPEG2しか残っていないと聞いたが果たしてBD化される日は来るのだろうか?

P107:最新スマホ 音質チェック
 au7機種、ドコモ8機種、ソフトバンク3機種、iPhone4Sの計19機種をiPodとNW-A860シリーズの単体機と音質を比較試聴している。SONY XPERIA acro HDやiPhone4Sの好成績は予想出来たがDell Streak ProとSAMSUNG GALAXY S Vが上位に食い込むとは驚いた。全世界で5000万台以上を販売された実績は伊達ではないということだ。

P118:しあわせ劇場
 市川二朗氏がESOTERIC D-07Xを用いハイレゾ音源の音質評価を行っている。「基準となるハードが固まらないので音源の評価が難しい」とのことで確かにオーディオ評論家泣かせの仕事らしい。(汗)

この記事を書いていて「スピーカー選び」では”以下”と”以上”の使い方がアバウトな点に困ってしまった。しかもPIONEER S-81B-LRが丁度15万だからどちらの価格帯に含まれるのか分からない。(苦笑)

「忍の科学」は目次ではP76とあるが実際はP72だし、なかなか巧妙なトラップカードが伏せられている号だった。(笑)


posted by バンブーヤン at 23:47| AV雑誌
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