http://www.dynamicaudio.com/dyna-info/mar34/sch.html
【5555:川又】デモンストレーション10月31日(日)16:15〜18:00
ソースはCD、SACD、アナログレコードを扱い音楽のジャンルはクラシック、ジャズから歌謡曲まで幅広かった。3台のスピーカーを使い分けていたがどのスピーカーをどのシステムで鳴らしたか記憶に無くて申し訳ない。
Kiso Acoustic HB-1 (130万)×3set
ONKYO D-TK10とデザインが似ていることで話題のHB-1を初めて聴いた。さすがにこの広い会場に小型スピーカー1台では厳しいと考えメーカーオリジナルの3段スタックスピーカースタンドにセットしての登場だ。その音は小型なのに大音量でも歪まず立派なもの。見た目を裏切りスケール感がある。キャビネットを響かせスピーカー自体を楽器として鳴らしていると言うが変な付帯音もなく楽しく音楽を聴かせてくれた。
Franco Serblin Ktema (450万)
このスピーカーもHB-1と同様キャビネットを鳴らす音作りをしているとの説明があった。音場型のスピーカーで残念ながら私好みの音ではなかったようで印象が薄い。(汗)
TAD Reference one (700万)
ハイエンドショウや音展で何度も聴いているTAD R1だが広い会場に置いて大音量で鳴らすと本領発揮だ。ステージ上で今まさにコンサートが行われているようなリアリティを感じさせてくれる。
今回のデモではスピーカーをTAD R1で統一して比較試聴が2回行われた。
1回目は新製品パワーアンプTAD M4300 (190万)とJeff Rowland Model 625 (180万)の比較だ。M4300はハッキリした見通しの良い音を聴かせてくれた。一方届いたばかりのModel 625は本調子ではなかったのか曇ったような眠い音だった。挙手で試聴者達に好みを確認したがM4300の圧勝だった。(苦笑) 新製品のTAD M2500 (160万)とTAD M4300 (190万)の音が聴けたのは幸運だった。
2回目はプレーヤー+プリ+パワーをオールTADとオール・ソウリューションに統一した2つのシステム比較だ。
・TAD M600 (500万)+TAD C2000 (190万)+TAD D600 (250万)
・soulution 700 (1200万)+soulution 721 (325万)+soulution 745 (325万)
TADは音の粒ひとつひとつがクッキリとした明快な音楽を聴かせてくれる。一方ソウリューションはさらさらと音の粒が砂のように細かく柔らかな耳触り。例えて言えば絹の肌触りだろうか。となるとTADには綿の硬さを感じる。ソウリューションの音に惚れて高額のローンを組んで購入したと言う話をネットで読んだことがあるが、なるほどその魅力は十分にあると納得する音だった。まったくR1からこんな音楽が聴けるとは思わなかった。
13:45から18:30の30分延長の終了までひたすら聴き続けたが大変面白く貴重な経験だった。高価な品が多くなかなか買い物には行けないが、ダイナミックオーディオのある秋葉原方面には足を向けて寝られない。
http://www.dynamicaudio.jp/m35/
そして「第35回マラソン試聴会」は10月29日(土)と30日(日)に行われる。今年も是非参加したいと思う。《特別招待状》があれば気軽に入場出来るので興味のある方は印刷して持参することをお勧めしたい。あとは去年みたいに台風が襲ってこないことを祈るばかりだ。
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