10時半過ぎに2F大ホールで受付した。HPで来場事前登録時に入力した個人情報リストにチェックしている様だが日本人に多い苗字だと探すのが大変そうだ。
参考:SOUND SELECTION 9
https://2020dynamicaudio.com/sound-selection-9/
11:00〜13:00『Part.4 伝統芸能としてのオーディオ』 MC:厚木 繁伸
TANNOY Canterbury/GRだけ聴いて、申し訳ないが11:20で3Fに移動した。
11:30〜12:40『VOL.6 リファレンス・スタンダードB&W』 MC:天野 洋介
Bowers & Wilkinsの歴史と記念的なモデルの紹介を聞きながらB&W 805D4 Signature、B&W 804D4、B&W 801D4を試聴した。SignatureモデルはD4.5と呼べるだけ音質向上しているそうだ。
Marantz MODEL 10でB&W 804D4を鳴らすと歯切れの良い低音に加え、はつらつと楽曲を奏でてくれたので楽しく試聴した。マランツはモニタースピーカーがB&Wなだけに良い組み合わせだ。
12:30〜13:30『「ACCORDO GOLDBERG」で聴く”BACH”』 MC:上遠野
10分遅れで参加した。LINN SELEKT DSM-EMO を聴きたくて参加したが、ACCORDO GOLDBERGによるバッハ三昧の試聴会だ。響きの美しさと演奏者のサイズ感がベストの組み合わせで人気のスピーカーというのも納得だ。ただロックとかの他のジャンルの楽曲を聴いたらどうなのか気になるくらいハマリ過ぎだ。
13:15〜14:25『VOL.7 SOULNOTEのアナログ世界』 MC:CSR 加藤氏
15分遅れで参加した。立ち見が出る程大人気で座席が拡張して用意される程だった。デザインが私の好みではないのでソウルノートには興味なかったが生き生きとした楽曲を楽しく聴けるシステムだ。
加藤氏個人の意見だが「CD登場でオーディオ業界はアナログで極めたノウハウを失ってしまった。」「プロツールズで何でも編集出来る様になり音楽が死んでいる楽曲が多い。」といった過激な発言が人気らしい。
加藤氏は静特性スペック重視の製品作りを行っても大手ブランドには勝てないので1社ぐらい逆の製品づくりをする会社があっても良いだろうと試聴による音質重視で開発しているとのことだが、最初社内の同意を得るのに苦労したとのことだ。
筐体を締め付け、強度を高めると窮屈な音になるのであえて天板や基盤は緩く固定してガタガタいう様になっている。初めて海外輸出した時に「壊れている」と苦情が来たという笑い話を聞かせてくれた。
パワーアンプは音の時間軸が乱れるのを嫌い、シングルプッシュプル増幅回路を選択しているので定格出力は8Ωで2桁程に抑えている、という設計思想は興味深かった。
終了後の20分間の空き時間で昼休憩とした。
14:45〜16:00『Part.3 H.A.L.3を支えたブランドの今』 MC:島 健悟
PIEGA COAX811、Sonus faber Stradivari G2、WILSON AUDIO The WATT/Puppyと聴く。WILSON AUDIOはB&Wに似たモニター調の音質でこの3本の中で一番好みだった。
システム入れ替え時に取扱会社の社長さんとそのブランド製品の思い出や特徴トークで間を持たせてくれたので75分間間延びせず楽しめた。
16:00〜17:00『FUNK & DISCO』 MC:CSR 加藤氏
YG Acoustics Vantage 3 LiveによるEW&F、ドナサマー、ビージーズといったディスコやファンク楽曲を楽しんだ。今までの試聴曲はクラシックやジャズが多かったからノリノリの選曲プログラムだ。スピード感ある低音に音の輪郭がはっきりしていてこれらの楽曲にピッタリのスピーカーだ。
16:45〜17:55『VOL.9 THE DIALOGUE/14 「A-48S」の魅力に迫る』 MC:アキュフェーズ株式会社 小串卓生氏、小矢野貴浩氏
A級「A-48S」とAB級「P-4600」パワーアンプの比較試聴も交えて回路設計者の小矢野氏の話を聞くことが出来た。メーカーから送られて来たプリウスの基盤に使われているパーツを使ったところ音が良かったので採用した、というエピソードも聞けた。
16:15〜18:40『Exciting Made in Japan!』 MC:川又 利明
タイムテーブルでは18:00終了で残り5分しかないから参加する予定は無かったのだが、島氏が「きっと延長している筈だからお時間があればご参加下さい」と言っていたので行ってみれば40分間も楽しむことが出来た。
試聴会の2大延長魔は川又氏と麻倉氏だと感心した。時間にルーズはビジネスマンとしてはアウトだが趣味としては歓迎だ。たっぷりハイエンドオーディオを楽しんで帰路に就いた。(^_^)
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