P008:スカイセンサーとオトナになった二十一世紀のラジオ少年
ICF-5900スカイセンサーで聞く深夜放送に関するエッセイだ。『天才秀才バカシリーズ』について書いてあるが、私も大好きなコーナーだった。未だに憶えているのが以下の内容だ。
「アリスの次のコンサート会場は越谷市民会館です。」 天才「越市ん(コシシン)ですね」
「翌週は松戸市民会館になります。」 秀才「松市ん(マツシン)ですね」
「翌々週は印度市民会館になります」 バカ「印市んですね」
ここで谷村新司、ばんばひろふみ両名が大爆笑。当時はこのオチが分からず「インドに市民会館はないからなのかなー」と思っていたが、数年後理由が分かり強く記憶に刻まれてしまった。(苦笑) そう言えば何故”市民会館”を”シン”と略していたのだろうか?
P017:銘機礼賛 Nakamichi DRAGON
1982/11/15に278,000円で発売されたナカミチ ドラゴンを取り上げている。33年後の今ならフラグシップモデルで27万円と言う価格は安くさえ思えるが当時の物価を考えると今なら幾らに相当するのだろう。
「オーディオ永遠の名機 プリアンプ&パワーアンプ: ステレオ黄金時代1970〜1980s」のP5に初任給の推移があり、1980年の大卒初任給平均は114,500円だったとのこと。2013年は198,000円だから単純計算で48万円位か。日本はデフレが10年以上続いたので給与は上がっていないが、世界的には原材料価格が高騰しているので今だとこの価格では作れない様に思う。
インタビューを読むと”フェライト・コア”とか”パーマロイ・コア”と言うヘッド素材名、3ヘッド構成、ダブルキャプスタン機構といった懐かしい単語が出てくる。ナカミチ1000に憧れ700のデザインに感心した気持ちを思い出す。NAACも凄い機能だと思ったが当時は購入出来る訳も無く結局1度もナカミチカセットデッキの音を聴いたことがない…。(涙)
P056:三共無線は宝の山か!?
岩手県にある三共無線・矢巾店の2〜3階の倉庫がまるでオーディオ博物館並みの在庫の山で凄い!のひとこと。一度見学に行きたいくらいだ。(笑)
P090:We save “cassette”!
ソニーがカセットテープ販売を終了して今は日立マクセルただ1社のみの製造している事実はショックではあるが、自分自身ここ数十年カセットテープを購入していないのだから世間一般は…と考えると当然の結果だろう。
ソニーのカセットテープやTDK MA-R開発ストーリー等本当に懐かしく読んでしまった。我が家にもMA-Rは数本あるが、高価ながら記念にと買っておいて良かったと思う。今は再生出来るカセットデッキも無いのだが…。(汗)
当時購入したカセットテープに付いている点数を集めると色々な景品と交換出来た。我が家にはその時もらったカセットテープラックやケースが幾つも残っている。それだけ儲かる商売だった訳だ。
Vol.4は2015年6月頃発売予定とのこと。これだけ濃い記事が掲載されるのであれば次号も是非購入したい。
【15/01/12(月)】
写真を追加しました。なおメタルカセットテープは付いてきません。特集に合わせて自分のコレクションから探してきました。
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