一方綴じ込みの「SACDカタログ」はB5サイズ4ページのチラシといった体裁だ。これを見ると15/01/21から「アメイジング・ヴィーナスSACD スーパー。サンプラー」シリーズが毎月発売される予定になっている。15曲収録で定価4,100円(税別)と他のディスクと同じ価格なのでちょっと興味を持って買える値段ではないのは残念。
そう考えるとこの「年末特別号」は大変お買い得だ。11曲収録だから定価3,000円相当ということになる。ジャズが嫌いと言うAV Phile以外は手に入れておくことをお勧めする。実際聴いてみると録音の良さが分かる。ベースの低音が心地良く響きヴォーカルが艶っぽい。DSDなのに演奏にCD的なパワフルさが感じられるのが興味深い。
この理由は本誌P18「ジャズの”音の芯”を伝えたい!」でヴィーナスレコード主宰 音楽プロデューサー原哲夫氏のインタビューを読むと分かる。この中で「オーディオは”コンプレッサー芸術”だと。」語り本当の音に近づけるようミックスしてマスタリングしていると言う。ステレオ感やスタジオの空気感を伝えると言うより演奏の熱さを感じさせるマスタリングも面白い。
11曲の中では6トラック目の「グノシェンヌ第1番」がクラシックのジャズアレンジで楽しい。カタログを見るとこの「哀歌」の他に「亡き王女のためのパヴァーヌ」や「クリスマスソングス」といったアルバムもある。ちょっと気になる内容だ。(笑)
【15/01/12(月)】
写真を追加しました。なおCDケースは付いてこないので自分で用意しました。
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