P12:AVREVIEW30年の歴史
1984年3月10日に発売された創刊号から30年間の歴史を筆者の面々と振り返っている。1984年からの「AVの歴史年表」を読んでいると各社から色々と革新的な製品が発売されて来たものだと懐かしい。1980年代ではハイビジョンは夢の高画質テレビだったし、1990年代はアナログテレビが全盛で家電メーカーの稼ぎ頭だった。
創刊時の季刊誌から1988年に隔月間化、2004年の月刊化、2010年のA4変形サイズ化といった変更も思い出深い。月刊化直後はページ数と記事内容が薄くなった気がしたし、A4変形にしたのは自炊対策かとうがった見方をしたこともあった。(苦笑)
大橋氏が「90年頃はAV専門誌が10誌を越えていた」と語っているが、消えて行った8誌とは何だったのだろうか。まったく記憶にない。
P26:ハイクオリティBDの実力を120%引き出す!
ハイクオリティBDの定義として「Mastered in 4K」「MGVC」「4Kデジタル・トランスファー」「ドルビーアドバンスド96kHzアップサンプリング」「7.1chサラウンドHD音声」仕様のソフトを使用し機材の使いこなしを指南している。
SONY VPL-VW500ESに関してはレンズシフトやズーム量を抑えることが高画質を保つ秘訣とのことだ。
P55:”ハイレゾ再生”に効くUSB/LANケーブル
2013年の正月休みにHiViの付録USBケーブルの試聴を行った経験(13/01/05の記事)を思い出しながら読むと、なかなか面白い。私の中では評価の高いSUPRA USB 2.0のコメントはちょっと意外だった。電源線セパレートやフラットケーブル採用が高音質化に効果があるという総括はまあ分かり易く納得出来る。
オーディオ用LANケーブルを「ノイズハイロガー 3145(日置電機):電気計測器:設備・品質検査機器」で測定して見ればどの程度ノイズ対策効果があるのか分かるので次回は試聴だけではなく測定による数値化も期待したい。
ちょっと検索してみたら『LANケーブルが変わると速度がどれほどアップするか38種類テスト結果まとめ』という大変手間の掛かった記事があり「カテゴリー6が安定」というオチが興味深い。オーディオ用に「読み込み速度のランキング」1位のケーブルを試すのも面白そうだ。
http://news.livedoor.com/article/detail/6651517/
P69:ROCK Disk Next試聴レポート
I・O DATAもネットワークオーディオ用NASを発売しているとは知らなかった。ちょっと巷の評価も調べてみよう。
P102:AVブランドヒストリー
ソニーPROFEELを取り上げている。1982年発売のKX-13HG1(149,000円)はNEC PC-8801用のモニターとして購入し今も手元に残っている。キュービックスタイルのプロフィール・プロは憧れのモニターでいつか購入したいと思いながら91年にベストバイ1位の東芝Bazooka 29BS100を買ってしまったのもKX-27HV2が27インチだったからなのだろう。当時は2インチでも大画面を欲していた訳だ。
という訳でAV趣味が長い人ほど楽しく読める4月号だった。
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