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2019年08月11日

怒りの糾弾(後編)

ベテラン隊員の怒りの糾弾は、会社の隠蔽
体質にも及びました。



以前警備した施設現場では巡回とカメラ
監視を同一人物で行う(物理的に不可能)
矛盾が。すなわち警備日誌の改ざん。



これらを内部告発すれば会社の信用は
なくなり、入札できなくなる。



そうなれば俺は警備会社を興すことも考えて
いると語りました。どこまで本気かは、
分かりませんが・・・



施設警備の教育を行わず現場に投入、結果
起こった粗相を看過する会社への怒り。



現任教育があるので、それにかこつけて彼は
会社に行くそうです。指導教育責任者は1時間
ほど会社幹部と話して終わりだそうですが、
雇用契約書の決着がついていない。



その落とし前がついていなかったのも、怒りの
糾弾への導火線となっていたようです。専務は
新年度から時給ベースで数十円UPの約束を
したようで、話が止まっていた。



会社の出方次第では、弓を引くぞといった
スタンスも見えてきそうで怖いものを感じ
ます。



これまで書いてきて僕個人が思うのは、
給料面だけでなく彼が快適に働ける環境が
必要です。



施設警備の知識や経験のレベルが近い
隊員で組織された警備隊。箱物施設が
良いでしょう。



6〜7人くらいの警備隊なら、会社の規模
からして粒は揃えられるのではないかと
思います。



こうして、知識や経験のある隊員にも忖度
しないと思わぬしっぺ返しがあるかも
しれません。



問題のない隊員ほど、陰では仕事をしている
ものです。できない同僚隊員の尻ぬぐいも
して、何事もなかったように業務遂行します。



仕事の見える化を行えば、上記隊員の貴重さは
見えてきそうなものですが、警備業界では遅れて
いると感じます。特に地場中小はそうです。



会社に対して積もり積もった不満がどう出るか。
会社が大きくなり儲かって幹部が豊かになれば、
末端隊員の事は蔑ろにされがちです。



前出のベテラン隊員のガス抜きが上手くいく事を
祈ります。会社としての器が問われていると
言えるでしょう。

キャッシュゲットモール









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かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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