B社のように、目先の待遇は地元では破格でした。
しかし、安心して働ける環境でなかったため、
以前記した結末になってしまいました。B社は
全国規模のビル管理会社でしたが、お粗末な。
入札で現場を失う=失業の図式が隊員の士気、
いわゆるモチベーションを下げていたのは否め
ません。
地元では唯一の現場であったため、異動となれば
東京まで赴任するのは現実的ではない訳です。
背景には会社側の「この程度の従業員だから、
この程度の待遇で十分」という、思惑が透けて
見えます。地元時給は破格でも、1年単位の
契約社員。
で、終身雇用時代と同様の質資向上を求めて
来ます。特に責任者にはそうです。
終身雇用され、年功賃金で退職金もあるなら
従う理もありますが、いずれもない環境で
旧態依然とした指揮命令権を用いるのは
「割に合わない」不満が募るばかり。
使う側はAL〇OK警備隊のようにしたいと、
階級章まで作る分不相応ぶり。それに見合った
労働環境ですか?
「警察ごっこやめろ」という同僚の揶揄も。
かくして現場から崩壊していくB社警備隊。
日本人の過労死も厭わぬ頑張りは、世界一
厳しい指揮命令権とセットになった終身雇用
・年功賃金があってこそでした。
なので終身雇用の考えが基本的にない警備業界
(超大手以外)では、指揮命令権の乱用は組織
崩壊につながります。(脅しではなく現実です)
それでなくても、これはという隊員に辞められて
「臍(ほぞ)を嚙む」リスクもあります。
警備に限らず、労働環境に見合った指揮命令権
の制限が、良い人材を集めるカギになりそうです。
精神論で押し切る旧態依然としている警備会社は
厳しくなりますね。
最後に、関東で立ち食いそばチェーンを展開
し、成功している創業者の言葉を紹介します。
精神的な圧迫が人間には一番悪いと思う。(中略)
給料安いからごまかすし、働かない。みんな
(従業員)計算するのよ。給料が安すぎたら、
たとえ力を持っていても100%の力を出さないよ。
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