僕が警備員を辞めた理由

今回は、過去僕が勤めた警備会社で
得た教訓です。最初に相手が手のひらを
返してきたら、どうするか。



もっと言えば、だまし討ちにしてきたら
どうするか、を想定したアクションを
考えてみます。



カテゴリ「施設警備３〜ブラック企業編」
のC社。



同カテゴリB社上司のパワハラに耐えかねて
苦し紛れに応募。



面接では、事前に落札したと聞いていた
公共施設警備に配属との話。



これを信じ、いよいよ入社が迫った数日前
C社に手続きなどを確認に電話すると



最初に話の出た施設ではなく、商業施設の
駐車場係に話が変わりました。



「いいですか？」話が違うだろ。



この時僕が、話が違いますよね。それなら
入社しません、と蹴ったらどんなに気持ち
良かったか。



ハローワークには話が違ったから、入社を
辞退しましたと伝えます。と言ってもいい。



次にカテゴリ「エピローグ〜さらば警備業界編」
のD社での出来事。



制服採寸など、入社前の手続きでD社に行く
事になりました。



その時もう一人同じ用事でD社事務所に来る
事になっていたのが、B社時代の元隊長。
事務員から聞かされた時には虫唾が走る。



事務所で一緒になるのだけはやめてくれ、と
お願いしたところ、当初は時間帯を変える提案
がされましたが、社長が却下。



一緒になったからといって、殴られるわけでは
ないだろう、という言い分。



それに相応する、パワハラを受けてきたのです
けど。これでD社に対する信頼は崩れました。



それどころか、もはや警備業界に僕の居場所は
ないな、と悟ったのです。



わかりました入社しません、と啖呵を切れば
どれだけ気持ち良かったか。



上記２件に共通しているのは、雇う側に対する
信頼を失っていること。



D社のケースなどは、社会人として通らない
ものかもしれません。



しかし、採用電話を社長自ら行ってきて
「フライング気味だけど」と言うあたり
採用したかったに違いない。



そもそも入口でだまし討ちのような待遇をする
会社は、長く勤めるに値しないでしょう。



だまし討ちがエスカレートするに
決まっています。



では、このようなケースに対処するには
どうすればいいのでしょうか。



だまし討ちにされる背景には、応募する側の
余裕のなさ、すなわち足元を見られている。



生活が大変です、雇ってくださいと言わん
ばかりを見抜かれて、好き放題される。



これが、ついでで受けてやってんだよという
状況なら、どうでしょう。



D社から採用されたとき、実はもう一件受けて
いた会社がありました。



かつて警備していた市役所水道局の守衛です。
地元の管工業組合が募集していました。



守衛業務は警備員時代、ある程度知っていた
ので、面接ではそれなりに手ごたえはあった
のですが、D社採用を聞いて即辞退しました。



採否がわかるまで辞退しなければ
よかったのです。採用されればそっちへ
行っていたでしょう。



このように、転職でも複数の会社を受けて
リスクヘッジしておく。これがだまし討ちに
抗うベストな方法です。



または、求人ソースを複数持つこと。当時は
求職はハローワーク経由の募集のみに頼って
いました。



仕事のパイ自体が少ない地方では
無理からぬことです。



それでも今なら転職サイトやエージェント、
さらに知人のつてなどを活用しましょう。



入口で不誠実な事をしてくる会社は、
禍根を絶つが如くバッサリ切る。
履歴書汚しを防ぐ事にもなりますね。



こう言うと、社会人としてどうしたものかと
批判されるかもしれません。



僕が約10年、地場中小警備業界で働き、
実態を見てきた中で思うのは、悲しいかな
末端の隊員の扱いがあまりにも適当。



お前しかいない、期待していると建前では
言うけれど、本音は誰でもいいのです。



所詮は外様。
創業者一族でないなら基本的にそうです。



使う側が適当なら、こちらも誠心誠意対応する
必要はありません。



これがD社のように表向きコンプライアンスを
遵守しているような会社であっても、入ってみれば
待遇がしょぼく定着率が悪い会社もあります。

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