事です。警備員では生き残る能力が一番大事な
ものなのか?について観ていきます。
最初に就職した警備会社A社で、交通誘導と
施設警備両方を経験しましたが、脱落する
隊員の多い事。
特に施設警備であった市役所警備では、最初
から脱落者続出で、チェンジの連続。鍵の多さ
に驚き、1日で去った人も。
業務が軌道に乗ってからも。過酷な労務管理で
健康面を害して去って行く隊員が複数いました。
最後には、僕が一番長いキャリアとなりました。
僕はこの頃、変な自信を持っていました。最後
まで生き残ったこと。故に僕は警備員として
能力が高い。施設警備検定2級も取った。
この変な自信を持って、B社に転職します。
カテゴリ「施設警備3〜ブラック企業編」の
B社です。
そこで僕はA社に続き、責任者(副隊長相当)
に就く事になります。これが地獄の入口だった。
A社とは決定的な違いがあったのです。もちろん
公共施設と民間施設の違いはありましたが、
会社としてのスタンスが違い過ぎました。
B社で生き残る秘訣は「平隊員として仕事をしない」
仕事をしないと言うには、あんまりですがルーチン
ワークのみ行い、面倒な事は責任者に振る。
当時隊長は、辞めさせたい平隊員がいるがミスを
上げられないので難しいと語っていました。
当然だ。だったら責任者に上げて潰せば良かった。
しかしそれでは問題が起きた時、隊長の身が危うく
なるからできない。
結局責任者として「無難な隊員」に認定された
僕が、潰されるまでB社であえぎます。
責任ある立場に就かず、文句だけ言って仕事を
しない事が、生き残りの秘訣とは。過去記事、
くだらない茶番劇を演じる組織らしい。
B社の社内報で、社長の訓示を見ましたが
「働くものが報われる」というものでした。
現実は逆でした。
B社をほうほうの体で逃れて、転職したC社も
自己愛的人格障害者が、現場を牛耳るブラック
企業。労務管理もでたらめ。
C社で当時生き残る秘訣とは、相手をモラル
ハラスメントで攻撃して、気に入らない
相手を排除する。
B社・C社共に、真面目にやることが生き残る
秘訣ではなかったのです。仮に生き残っても
組織転覆などが起こり安泰ではありません。
抵抗勢力を抑えつけて、我が身の安泰を図る
事が、施設警備でよくあります。コミュニティ
を自分にとって快適にすることで、生き残る。
ただその手段が、社会人として姑息なものである
ほど、世間は狭まります。
警備業界はおろか、自分の勤めている警備会社の
外でも、使えないようになってしまう可能性が
ある。
結論として、警備隊の中で生き残る事が最上の
能力ではない、ということに気づきました。
極めて限られた矮小なコミュニティの中でのみ
有効なもの。それから外へ出るとほとんど
価値がない。
B社・C社と連続で潰され辞めた時、僕は相応
に凹みました。警備員としてだめなのか?
今思えば、大したことではありません。
むしろ、それなりの成果を上げて潰されたの
だから、環境(組織)の在り方に問題があった。
ブラックな組織で長く生き残っても、
メリットはほとんどありません。
生き残ることに執着して、もっと大事なもの
すなわち健康や、生産的なものの考え方を
害される方が、損害がでかいと思いませんか。
狭いコミュニティの中で、生き残る事に血道
を上げるのも一つの生き様です。
ただし自分の我が出てしまうと、一方で
冷や飯を食わされる立場の人も出てきます。
それが嫌だったので、僕は警備業界を脱した
に違いありません。もっと視野を拡げて別の
生き方をしたかった。これが原動力でした。
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