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2020年08月06日

苦情の最前線で

警備員をやっていれば避けられないのが
苦情の対応。特に官公庁委託警備だと、
職員と思われることもしばしば。



もちろん、警備服を着ているので職員と
思われることが無いかもしれませんが、
二言目には「人の税金で〜」



電話では相手の顔が見えない分、職員が
対応していると思われがちです。



カテゴリ「施設警備2〜市役所迷走編」
の頃でしたが、土曜閉庁日にクレーマー
が直接守衛室窓口へ乗り込んできました。



市道建設関係で立ち退きを求められている
家が言う事を聞かず、その家が飼っている
犬に噛まれたというもの。



この手の苦情は、相手が怒り心頭なので
何に対して怒っているのが、手探りで
綱渡りよろしく対応するしかない。



土曜日の日中は、まだ開庁日と思われて
いた頃なので、多くの電話が市民から
掛かってきます。



それに対応しながら、相手の言い分を聞き
担当課を探り出す作業を行う僕ら警備員。



守衛室にはもう一人、警備員と組んで仕事
をしている守衛がいます。市職員のOBで
嘱託扱いです。



僕が水際で必死に防戦している時、守衛は
知らん顔。それを見ていた別用で出勤して
いた市職員はこう漏らしました。



「何だこの勤務態度は。給料取り上げろ」



クレームは本題から外れたところで話が大きく
なります。上記のような守衛の粗相も怒りの
導火線になりうる訳です。



幸いにして別用で出勤してきた職員氏の
機転で、いち早く担当課につなぐことができ
事なきを得ました。



こればぐずぐずして時間がかかるようだと、
相手の怒りが爆発して事が大きくなっていた
に違いありません。



クレームは初期対応が重要ですが、知識や
応対スキルよりも、真摯に業務に向かう姿勢
が大事です。



それを見せながら、警備員は市職員とは違う
立場で仕事をしていると、理解してもらう。



今思い返しても、緊迫したシーンでした。
一触即発の危機であったのです。



第一、閉庁している土曜日に守衛室まで
直接乗り込んでくるクレーマーは気合が
入っています。



守衛氏も正規職員時代から長年従事してきた
のですから、緊急性は分かっているはずなのに。



下手をすると身内に足を引っ張られる形で、
クレーム対応で守衛室が問題アリと、体制側
から糾弾され炎上の的になったかもしれません。



特に閉庁日は、守衛室が唯一の対応窓口に
なるのですから、一つ対応を間違えれば
大きな問題に発展する恐れがあります。



悪質なクレーマーは、深夜・土日など体制の
薄い所を狙って来るものです。そこを任される
警備員の責任は重い。



そんな中、大きなトラブルもなく勤務をこなす
のはすごい事なのです。自信をもっていい。



業務に真摯に向かう姿勢、もっと言えば人間性
が問われる場面であったのです。と同時に周囲
の助けがあってこそ乗り越えられた事案でした。

2020年08月05日

経験を積めば世界が変わる

警備員をやっていても、変わりばえの無い
日々。それどころか、面白くない業務内容の
変更やくだらない人間関係に翻弄される。



もう、いやだ。警備員辞めたい。



こう思った人は少なくない。加えて安すぎる
給料でモチベーションだだ下がり。



待遇・仕事内容・人間関係の三重苦で警備員が
嫌になるケースは枚挙にいとまがありません。



とはいっても、実際に行動に移す人は少ない。
実力と縁のある人なら、さっさと転職している
でしょう。



今回は急がば回れよろしく、時間はかかっても
警備を辞めるにはどうすればいいか。



結論をズバリ言えば、経験を積むこと。



もちろん経験を積むだけでは不十分です。
警備を辞めて何が(実現)したいのか、目的
がはっきりしている必要あり。



自分の経験や知識の延長上にできる仕事を、
警備業界以外に見つけるための、アンテナを
高くする作業も要ります。



警備、特に施設警備で一番大事なのは経験です。
苦情の矢面に立ったり、理不尽な思いも少なく
ないでしょう。



変な上司に使われ、仕事の成果が上がらず
仕方なく転職したら、もっと変な職場だった
なんて事は警備業界でもあることです。



だからといって、腐らないで欲しい。



ブラック企業を命からがら脱出しても、
それも経験です。変な上司に使われるのも
経験です。



自分では役に立たない経験と思っていても、
真剣に向き合ったなら、経験値になるのです。



それが一定値に達した時に、化学変化のような
ものが起こります。自分の見る世界が変わり
始めるのです。



もっと言えば、ものの捉え方が変わる。そこに
気づきが生まれ、チャンスがやってきます。



なぜ多くの人がそれに気づかないのでしょうか。
警備で多くの人は、真剣に業務に取り組むより
要領でクリアしようとするから。



人を抑えて快適な環境で働くなら、要領よく
立ち回った方がいいに決まっています。



業務を粗末にせず、知識取得に努める向上心
のある警備員がどれだけいるでしょうか。



経験値が一定値に達していれば、警備業界
脱出の縁が来た時に、いいタイミングで動ける
ものです。僕も経験しています。



警備以外の仕事で食っていく強い志を持ち、
チャレンジをやめないなら、経験を味方に
する事ができます。



この業界の使う側のスタンスを見れば、2級
検定を取り、辞める1年前くらいから責任者を
すれば十分じゃないかと思うのです。



ポイントは警備を粗末にし、要領で世の中
渡ろうといった隊員に流されない事。



自分の見る世界が変わり始めた、と感じる
象徴的な出来事が起これば、もう一息です。

2020年08月04日

抜け道を見つけるのが上手い人

世の中には、要領のいい人がいます。
彼らは社会のルールの抜け道を見つけるのが
上手い。



こんな人種に美味しい所を取られ、一生
冷や飯食いの立場に甘んじないといけない
と考えると、目の前真暗になりそうです。



特に警備業界では、要領のいい人が幅を
利かせたりします。真面目に業務遂行して
いる隊員を尻目に一つ抜きんでている。



経験や知識を積み重ね、資格も取ったのに
要領のいい人たちの後塵を浴びてしまった
、なんてことも。



僕みたいな要領の悪い人間が、彼らと渡り
合うにはどうすればいいのでしょうか?



まずは、自分ならではの強みを損なわない
事。忠実に職務を遂行し、信頼される隊員
になる。



要領がいいといっても、法律スレスレの
抜け道だったりするかもしれません。



下手をすると、法に触れて処罰されれば
これまでのアドバンテージも無に帰します。



冷や飯を食いながらでも、自分の強みを
活かせるステージを捜す。警備以外の
仕事でも良いのです。



警備に似た仕事であっても、警備業界を
離れれば、人間関係がガラリと変わります。



特に守衛・管理人職になると、その施設の
直雇用になったりします。故にその組織の
体質が色濃く出てくるのです。



要領の悪い人が、いい人に勝る点は何か。
敵が少ない、恨みを買う事が少ない。
あくまで僕の主観ですが・・・



僕の見て来た限り警備業界で、要領良く
世渡りしてきた人は、それなりの敵を
作ってきているようです。



若しくは、反乱分子を抑えるために誰かと
徒党を組んで、二人で一人前といった
ケースが多かった。



警備以外でもありうる事ですが、警備業界
でのそれは、どこかしら稚拙に見える。
人の抑え方が浅ましいのかもしれません。



なので、そんな人たちが警備以外の世界で
生きていくのは難しいのではないでしょうか。



冷や飯を食わされたトレードオフで、僕ら
には、新天地を目指す事ができます。別の
コミュニティを選択する旅に出る権利。



思い返せば警備時代の対人スキル、言い換え
れば警備以外の世界でやっていける条件は
何かと言えば、敵を作り過ぎないこと。



警備以外の仕事をするにせよ、これまでの
人間関係をバッサリ切る事は難しい。特に
地方ではそうです。世の中は狭いもの。



要領の良さと、人柄というか人間性は
相反するのではないか、と思えるほどです。



制度の抜け道を見つける事で、他人を出し抜く
事に拘泥するあまり、周りが敵ばかりになって
しまった、ということも。



そんな人のボロが出た時には、かばうどころか
逆に話を大きくしてやろう、という力が働くに
違いありません。



要領の悪い人が逆転するなら、上記のような
事案が起きた時がチャンス。これまでのツケが
回ってくる因果応報か。



それ以前に、自分の良さが活きるコミュニティ
を見つけた方が、無駄な葛藤を回避し人生豊か
になると思うのです。

2020年08月03日

立ち上げた現場は誇り

僕が警備をやってきて一番割に合わない
労働だったのはカテゴリ「施設警備〜
市役所葛藤編」「市役所迷走編」です。



人は足りない、経験者もほとんどいない。
引継ぎの時間もないまま、人間だけ投げ
込まれ何とかしろ。



市役所職員の手のひらで踊らされながら、
なんとか形になったのです。



今思えば施設警備の素人集団が徒手空拳で
立ち上げた、レベルの低い仕事でした。待遇
も市役所職員側から揶揄される有様。



だけど僕はこの仕事が好きだったのでしょう。



ミスをする度に「警備会社を変えるぞ」と
脅されながら形にしたのはすごい事でした。



あれから十数年が経ち、一緒に戦った戦友も
歳を取って、一線からは引いています。



当時の戦いは僕にとっての財産であったの
です。



なんでこんな事を言うのかと言えば、人生で
いろんなチャレンジをして上手く行かない時。
自信を持てる場所を訪ねよう、というもの。



僕で言えば市役所玄関前に立哨する警備員を
見て、あの立ち上げの日々を回想します。



何もかもが足らない中、知恵を絞って
仲間と団結して切り抜けた経験は、何物
にも代えがたいものです。



今思えば頑張り過ぎた感もありますが、
元を取れるかどうかは自分次第。



もし、上記の様な経験があるのなら
警備員から転職を志す時、職務経歴書に
書く事をお勧めします。



上記の様な現場を立ち上げるには、リーダー
シップが無いと難しい。自分が前に出な
ければという使命感が要ります。



責任者にならなくても、立ち上げの軸となる
隊員であれば、警備隊をリードする役割を
担っているのです。



仕事は所詮自己満足だ、と言う人がいます。
自己満足でもいいじゃないか。



自己満足であっても、そこから生まれる自信
そして誇り。これをアピールせずにどこで
アピールする。



この誇りが、警備業界を卒業する礎となった
のです。もちろんクライアント側である市幹部
の皆さんから、認められたのもありました。



新しく取った施設警備に、警備を知っている
隊員がいて、引継ぎもしっかりできて、会社
もフォローが行き届いている。



これなら立ち上げは楽でしょう。流れに乗って
業務遂行して行けばいいのですから。



そうでない場合、僕らのように手探りで
痛い目に逢いながら、形にしていく羽目に
なります。上記に比べて無駄な葛藤が多い。



失敗を重ね、クライアント側がら排除指示を
出された隊員も数人いました。そのサバイバル
ゲームを生き残った精鋭たち。



僕はこの経験をベースに、ゆっくりではある
けれど、警備業界以外に居場所を捜したのです。
それが自信をくれた古巣への恩返しでしょう。









2020年08月02日

急な出勤要請

警備員、特に交通誘導警備では労務管理が
隊員の定着率を左右します。安定して仕事が
ある事がもっとも大事だからです。



給与体系の多くが日給月給制で、仕事がない
のは収入がないのを意味します。



前日の仕事を終える下番時には、次の出勤は
いつか分かる事が多いのですが、休みと
思った日の朝、突然呼び出される事も。



僕も交通誘導警備に従事していた時、経験が
あるのですが、今日は休みだゆっくりしようと
思った矢先、会社から電話。



某ゼネコンのマンション建設現場から警備員
の要請があった、今から出勤してくれないか。



その時は応じましたが、仕事以上にストレス
が溜まったのを覚えています。



もちろん、クライアント側である某ゼネコン
から急に言われる管制側もそうです。急に
人を手配しなくてはいけない。



こんな場合は、割り増し料金ですよと言いたく
なります。



某ゼネコン側も、手違いかなにかで警備員を
手配するのを失念していた可能性大です。



クライアントとしては、あまり歓迎できない
といえるでしょう。しわよせが行くのは
いつも弱い立場の人たちです。



警備員を管理する側としては、
こういった拘束時間以上のストレスに
報いる事に配慮して欲しいですよね。



例えば、美味しい現場をあてがって
溜飲を下げてもらう。急な呼び出しを受けた
側はずっと覚えています。



しかし、管制がクライアント側に振り回され
、そこまで気が回らないケースが多いです。



これが積み重なると移籍の原因になります。



変なクライアント、気の利かない管理では
優秀な隊員を確保するのが、難しい。



この背景からか、交通誘導警備員に対しては
休みという文言は、いつ反故にするか
わからないので管制側は嫌がるものです。



休みと言ったじゃないか、出勤というなら
休日出勤扱いにしろ、という人も出てくる
でしょう。



かといって待機と言えば、拘束しているの
だから賃金を出せというプレッシャーが
使う側にかかってきます。



理不尽な労務管理に対し、声が上がり始めた
このご時世特にそうです。



そこで「空き」という文言が使われていました。
休みでもないが、待機でもないという姑息な
言い草を繰り出してきたりします。



一方施設警備では、誰かが急に休んだなどで
代勤を行うこともありますが、シフトを組んで
勤務するので、ある程度先が読めます。



交通誘導警備の急な呼び出しは、このように
ストレスフルです。手当も付くわけじゃない。



僕の先輩は、急な夜勤対応の要請に対して
以下の言葉で一蹴しました。



「もう(酒を)呑んだ」

2020年08月01日

どん底だと思っても

転職に失敗し、打ちひしがれた想いで
短期離職・・・目の前は真暗に。こんな
経験はありませんか?



人生ではどん底と思うような時期が皆に
あると思います。「どん底は自分が決める」
今日はその話をします。



僕がどん底と思っていたのは、カテゴリ
「施設警備3〜ブラック企業編」の頃。



ブラック企業化したB社で上司のパワハラに
耐えかね、蹴っ飛ばして辞めて転職したC社も
地獄の1丁目。三か月余で退職する羽目に。



これまで積み上げて来た施設警備の資格と
キャリアを否定された想いで、落ち込んで
いました。



そこから一念発起し、職業訓練に行き
設備管理の資格を取ろうとしたのが、
次カテゴリ「暗中模索編」です。



今思えば警備からの脱出を発願し、捲土重来
を期すことができたので、決してどん底でも
なかった、そう回想します。



ここでまた警備業界で転職先を捜すとなると
さらに深みにはまっていったでしょう。



転職に失敗するのはショックだけど、どん底
とは限りません。



警備なら、何回も転職してもう4社目だと
いう状況でも、履歴書の欄が多くなる事
以外は大したことではない、そう思います。



こう言えば、同じ所をグルグル回っていると
批判してくる人もいるでしょう。これは2次元
でしたものを見られない視野狭窄です。



転職の際学ぶものがあれば、さらにその先の
目標(僕なら警備からの脱出)があれば、
3次元的に見れば「らせん状」になっている。



前にも書きましたが、知識を含む経験値が一定
に達すれば、縁が開くような巡り合わせになって
いるようです。



それを信じていれば、また失敗したと落ち込む
のはもったいないことです。目標へ到達する
一里塚と考えましょう。



また、自分がどん底と思ったときであっても
何か底を蹴って浮上する、小さなラッキーは
ありませんか?



小さなラッキーであっても、それを喜べば
一陽来復の機運を呼び込むでしょう。



中年になり、警備業界を離れるのは不安が
大きいものです。それも思い込みであったと
僕は思います。



職業訓練に行き、設備管理の資格を取る
回り道をして気づいたのは、警備を含む
ビルメン業界以外にも僕の居場所がある。



転職は自分の居場所を捜す旅です。一回で
上手く行くとは限りません。それなりの
リスクを背負います。



ただ、警備業界に居場所を見出せなくなって
しまうこともあるでしょう。僕のように。



そんな時は、志を持って縁を捜す旅に出る
のです。必ず新天地に到達できることを信じ
ましょう。知識や経験値も武器になります。








2020年07月31日

干したら潰すぞ

なんだか物騒なタイトルですが、僕が警備
業界で培ったマインドの紹介です。
実行に移すと相応のリスクが発生します。




下記リンクは、今回の記事のBGMとして
相応しいのではないかと考え貼りました。
時間のある方はお聞きください。








警備では「力で抑える」支配が横行しがち
です。体育会系の組織だからかもしれません。



相手に力で支配され、身動きができない。
ブラック企業なら心身の健康、最悪命が
危険に晒されます。



かつて僕の使えた上司は、負荷が増えても
自己保身ばかり、部下が潰れようが知った
こっちゃない。



「限界だから、これ以上やめて下さい」と
言っても「何で?」で終わり。



何でじゃないだろう!貴様、俺を潰す気か!
という気持ちで辞めたのが、カテゴリ
「施設警備3〜ブラック企業編」のB社。



最後の勤務終了後、皆の前で「責任者になった
者は、クビか降ろされるかだ」と言い放ち
隊長は内心凍り付いたでしょう。



このように、自称ドSで鞭でシバき続ける
のを指導と思っている上司には、最後っ屁で
弓を引く構えのまま、撤退しましょう。



上司側も、経営側からプレッシャーをかけ
られ、部下のことなど構っていられない事情
もある。



だからといって、部下を潰していい理由には
なりません。因果応報を教えてやるべき。



警備の世界は、自己主張それも声が大きく
ないと届かないケースが多々あります。
力と力のぶつかり合いです。



しかし日常的に上司とこんなやり取りを
やっていたら、干されてしまいます。



それでも「干したら潰すぞ」といった気持ち
だけは持って欲しい。



力で抑える支配に対抗するには、このマインド
が有効です。それでも容赦なくエスカレート
する上司もいるでしょう。



そこで、具体策として弓を引くための矢を
用意しておくことをお勧めします。



それは、上司の社会人としての至らなさを
チェックする。上記のタイプは、常識人を
装いながら、俺がルールだと言わんばかり。



警備員としての観察眼を使えば、社会人と
して痛い行いが一つや二つはあるはずです。



それを人事権のある上司(究極は社長)に
言う準備だけはしておく。証拠を残して
その道の専門家に言う準備方法もあります。



こうして、こいつに攻撃しすぎると、反撃
でやられるかもといった雰囲気を作ります。



これでも構わず攻撃してくる上司は、ある意味
精神病かもしれません。こうなれば、退職も
視野に入れた方が良いと思います。



また、問題ある上司が社長の腰ぎんちゃくで
社長の威を借るケースもあります。地方の
中小企業なら少なくないことです。



こんな場合も、無理に戦うより退職を視野に
入れ、行動した方がベターでしょう。



どうしてもケジメをつけたいなら、退職後に
専門家の意見(労働局など)を仰いでからやる。



その際反撃の戦果と、返り血を浴びるリスクも
計算に入れてから行う必要があります。




2020年07月30日

一旦警備に戻っても(後編)

昨日の記事で、警備業界脱出には職業訓練を
活用しながら、知識(資格)という武器を装備
していきましょうという話をしました。



転職が上手く行かなければ、一旦警備業界に
ご厄介になる選択肢もある。こうして武器を
増やしながら、新たな縁を待つ戦略もあります。



僕がそこまでして警備業界脱出にこだわる
のは何故なのか、それはこれまで味わった
葛藤や屈辱が許せなかったから。



不満があっても耐えがたい葛藤や屈辱が無い
ならば、警備業界に居続けるのも悪くない。



警備でうまくやっていけないのはお前の要領が
悪いからだ、と言われるかもしれません。
その通りです。



しかし、要領で警備業界を生き残っている
隊員の、社会人としてのレベルはどうなのか。
彼らは、一兵卒としてうまくやる要領は良い。



警備が心底嫌になってしまうのは、それだけ
真剣勝負をしてきたということの証です。そんな
隊員は会社が捕縛しようと躍起になります。



気づいた人もいらっしゃるかもしれませんが、
上記の様な隊員は、縁があれば他の仕事でも
やっていけるのです。だから捕縛しようとする。



他の世界に気づかれては困るのです。少しマシな
待遇の仕事なら、中年になっても捜せばあります。



こんな業界の在り方に嫌気がさし、業界脱出を
志すのは自然な流れと言えます。



ところで僕は職業訓練に通いましたが、
ここでの気づき。



警備業界のみならず、それを包含するビルメン
業界からの脱出を志すことが重要。



以前警備が嫌になり、清掃会社へ転職した知人
がいました。しかしビルメン業界内では社長
同士のつながりがあります。特に地方では。



社長同士の話し合いで、彼は清掃会社から
元居た警備会社に強制送還されてしまいます。



その後知人はビルメン業界とは全くつながりの
ない仕事について、晴れて卒業となりました。



僕は職業訓練時、ビルメンそれも設備管理の
仕事を希望し、関連資格を取っていきました。



ただそれでは、警備と同じパターンになりや
しないかと、訓練修了間際に思い始めたのです。



それから一旦警備業界に戻り設備管理ではなく、
ビルメン業界からも脱出しました。



それでは、どうしたらビルメン業界をも脱出
できるのかについて書いていきます。



警備という職歴で得たスキルを基本に、他の知識
と融合させる。それで通用する仕事を捜し、
ビルメン業界以外に居場所を見つけること。



例えば警備のような仕事であっても、委託ではなく
施設の直雇用である場合は、警備とは言いません。



自分がビルメン業界以外でやっていける居場所を
見つけた時が、脱出成功の時なのです。

2020年07月29日

一旦警備に戻っても(前編)

本ブログは、僕が警備業界いやビルメン業界
を脱出したプロセスを綴ったものです。



警備から転職するときのポイントなどを
紹介していますが、今回はメンタル面での
気づきを書いていきます。



警備から脱出したくて孤軍奮闘。これと
いったコネもスキルもなく、徒手空拳で
足掻く日々。



職業訓練に行った後、仕方なく警備の仕事
に戻りました。しかしそこが最後の警備会社
でした。



カテゴリ「エピローグ〜さらば警備業界編」
に詳細は記してあります。



転職が1回で上手く行くのは稀です。分の悪い
ガチャを引き続けるようなもの。僕は警備会社を
4つ渡り歩きました。



一旦警備業界を離れても、上手く行かなければ
また戻ってきてもいいじゃないですか。



変な辞め方をしたり、業界に敵を作り過ぎる
ようなことをしなければ、戻って来れる。



こうして警備業界を脱出する為に、踏み台に
するしたたかな戦略も悪くありません。



踏み台と言いましたが、具体的には1年勤め
失業給付の資格を得れば十分と考えます。



そう、失業給付の資格を得れば職業訓練に行く
事が可能になります。ただでは離職しない。



職業訓練科にかかわらず訓練後、警備に
戻っても差し支えありません。訓練校として
は、就職実績が評価の対象ですから。



警備→職業訓練→警備といったパターンも
あると思います。その際に留意したいのは
武器を増やして欲しいという事。



武器とは何かといえば、警備以外で使える
資格の事です。半年間の訓練を選びその中で
真剣に勉強すれば取れる資格。



乙四危険物取扱者は、僕の通った訓練校でも
フォローがあったのでお勧めです。その他、
フォークリフトの資格も訓練校で紹介あり。



訓練校に通うなら、何かをつかむ気概が
警備業界脱出を後押しするに違いない。



というのは、警備時代の同僚で職業訓練に
行ったのを数人知っていますが、次に繋がった
のか疑問です。



訓練を学校の延長で骨休めと考えるのも否定
はしませんが、自分の人生を改善して警備業界
からの脱出を志すなら、武器を装備すべきです。



ここで朗報?なのですが、警備業界の隊員を
見てきて、上記の様に職業訓練に行ってまで
新たな勉強をしようとする人は少ないです。



言い換えれば、警備業界の中で満足して
しまっている。彼らは知識を武器にするよりは
処世術で警備業界を生きていくつもりらしい。



職業訓練に行ってまで新たな学びを志すことが、
警備業界に安住する人たちとの差になります。
敗者復活から勝者への道がここにあるのです。

ムームードメイン




2020年07月28日

駒としてしか見られない

これまで警備に従事してきて、管理者側は
隊員を駒としてしか見ていない、という話
をします。



もちろんこれは僕の所感なので、違う例も
あるでしょう。ただ僕がこれまで4社警備を
渡り歩いてきた中での結論です。



警備、特に交通誘導警備では繁忙期になれば
人を埋めるので精一杯。管制もストレスが
溜まります。



以前勤めた警備会社で、お世話になった先輩
が交通誘導繁忙期に亡くなりました。



もともとあった疾患が悪化してとの事らしい
ですが、休みが取れない環境も要因として
引き金になった可能性も。



現場で倒れれば労災になり、会社側も責任を
取らざるを得なかったでしょう。そうでない
場合は病死としてしか扱われない悲しい現実。



駒のように扱われ、命まで警備に捧げた先輩
は語り継がれていかなければなりません。



一方、施設警備はどうでしょうか。シフトが
決まっており労働時間は一定しているように
見えます。



しかし、誰かが急に休み対応するならまだしも
会社側の都合で、他の現場へ応援に駆り出す
暴挙がまかり通っていたりします。



多くの場合は、いきなり通達で「行け」と
命ずるのが恒例です。有無を言わさず命令に
従え。



そうでなくても、会社側の事情を慮って忖度
してくれる隊員に、人事上有利になるような
エサをほのめかしているケースも。



入札に負け、施設を撤退した際に次の受け皿
(施設)に優先して入れてくれる配慮ですね。



こういった警備ならではの配置は、本人が
受け入れて会社とウィンウィンであれば、
特に問題はない、と観ます。



メインで従事している施設の勤務日数が
少なく、他で稼ぎたいなら悪くはない。



ところがメインで従事する施設も、
労基署から叩かれるような労務管理を
しておきながら、他に駆り出すのは問題。



それこそ、隊員を駒としか思っていない
扱いでありましょう。



要するに労務管理の問題であり、過労死
ラインまで働かせる会社はNGということ。



労務管理に注意して会社選びをしましょう、
が結論なのですが、その陰に労働者の貧困
問題が横たわっているのです。



それは、会社側が無理な応援を命じなくても
隊員側から応援に行かせてくれと、志願する
ケースがあります。



隊員の給料を最低賃金ギリギリまで抑え、
生活のため、応援に志願せずにはいられない
環境を作る。



上記は「強制された自発性」と呼ばれ、日本人
の労働環境の闇であります。



応援に従わないと、人事上不利な扱いを受ける
(メインで従事している施設を外す等)と会社
がほのめかすのも同様でしょう。



僕の転職活動は、駒扱いからの脱出を志すこと
から始まりました。
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亡社のイージス
かつて10年ほど警備業界で従事してきましたが 限界を感じ、同業界を去りました。 今は港湾施設保安職員として、港湾管理業務に従事しています。
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