2016年06月01日
日本人の心、緑茶!飲むと風邪をひきにくくなるって、本当?
緑茶に含まれる「カテキン」には風邪やインフルエンザを予防、または治りを早める効果があるといわれています。今回は、その意外な効能と効果的な活用法を医師に教えてもらいました。
緑茶がもつ、驚きの効果とは?
緑茶の飲用とインフルエンザ発症に関する研究では、「1日1〜2杯の緑茶で38%、3〜5杯の緑茶で46%、インフルエンザの発症が減少した」と報告されています。
また、浜松医科大の研究グループが2万人の園児を対象に、大規模なうがいの疫学調査を行いました。その結果、「緑茶でうがいを続けた子どもの7割近くが、風邪にかかりにくかった」ということが分かったのです。
風邪やインフルエンザは小さい子どもほど重症化しやすいものなので、対象が園児ということは臨床的にとても有意義な研究といえるでしょう。
効果がアップする飲み方のコツ
ちょっとした飲み方のコツを知っていれば、もっと効果が期待できますよ!
・一度にゴクゴク飲むのではなく、1日4〜5回に分けて飲みましょう。カテキンの抗菌力を持続させるためです
・飲む量は、濃い目の緑茶の場合、湯のみ茶わんで1日5杯くらいを目安にしましょう
・濃いお茶が苦手な場合は、薄いお茶を多めに飲むのもいいでしょう
うがいに緑茶を使うのもアリ?!
感染症の予防のため、毎日の習慣にしたいのが手洗いとうがいです。
緑茶でうがいをする方法をご存知ですか? やり方は、口をクチュクチュうがいしてから、喉のガラガラうがいをするだけ。すぐに実践できる予防法ですね。
また、うがいに使用するのは緑茶の出がらしでもOK! “ゆるま湯で薄く色がつくくらいの緑茶”でうがいをすることもできますよ。
私たちの生活に身近な緑茶には、こんなに素晴らしい効果があるのです。
朝晩と日中の気温の差が激しいこの季節は、体調を崩しやすく、風邪をひきやすい季節でもあります。緑茶を飲んで、さらに緑茶でうがいをして、しっかり予防していきましょう。