2017年09月04日
東京エレクトロンのAR元素周期表
東京エレクトロンは2012年から「元素周期表」新聞広告として展開している。
この度、2015年に初めてARを採用し、朝日新聞に掲載された「AR元素周期表」が“世界で最も多くARを使用した新聞広告”として、ギネス世界記録に認定された。
このAR元素周期表は、新聞紙面に並ぶ118個の元素カードの上にARアプリを起動させたスマホをかざすと、音楽が流れ、アニメやナレーションでその元素個々の説明が再生され、楽しく学ぶことができる仕組みとなっている。
さらに仕掛けとして、3D-AR技術が組み込まれている部分もあり、計119のAR体験ができる。その数が“世界一”に認定されたのだ。
さらに7月22日には、2016年に決定したニホニウムを含む新元素名(下記*参照)を反映させた最新版のAR元素周期表が朝日新聞に掲載された。
実際の使い方の手順としては
1.アプリのインストール
2.新聞紙上又はサイト「げんそ博士の元素周期表 スペシャル」内の周期表の元素の絵にスマホを翳し、少し待つと動画の△マークが出るのでクリックする。
(スマホを絵から離すとオフとなるので注意)
新聞広告と同じ大きさで上質の紙の『2017年版AR元素周期表』を手にいれたい人は
上記サイトから応募すれば貰えます。
*備考:新しく命名された元素名(2016年11月末に決定)
・113 旧表記:ウンウントリウム→新元素名:Nihonium(ニホニウム)、元素記号:Nh*
・115 旧表記:ウンウンペンチウム→新元素名:Moscovium(モスコビウム)、元素記号:Mc*
・117 旧表記:ウンウンセプチウム→新元素名:Tennessine(テネシン)、元素記号:Ts*
・118 旧表記:ウンウンオクチウム→新元素名:Oganesson(オガネソン)、元素記号:Og*
*IUPAC(国際純正・応用化学連合)が新元素名とその元素記号を公表し、それを受けて日本化学会が日本語名を決定
使用した感想としては、
スマホを使った(誰でも使える)新しいAR学習手法という気がした。
特に初めて元素や周期表を学習する人の入門用としては画期的な物と言う気がする。
使い勝手としてはホールド機能が欲しい。
ただ内容は簡単過ぎるので、詳しく知りたい人には更に深いコンテンツが用意されているような仕組みが必要と考えます。
今回ギネスに輝き、10月には英語版が出るとのことだが、日本発の英語版周期表が周期表の先進国及び全世界の人に受け入れられ、世界のAR周期表となることを期待する。
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