2017年06月25日
中学生プロ藤井四段がフィーバー、明日歴代一位連勝記なるか
遂に中学生プロ藤井四段が先の21日、大阪で澤田慎吾六段に勝ち公式戦28連勝を達成した。
これで、神谷広志八段が五段時代の1987年に作った歴代最多の連勝記録に並んだ。
因みに歴代の連勝記録は、現時点で4位の22連勝は塚田泰明六段(1986年)、羽生善治棋王(1992年)山崎隆之五段(2003年)、3位は24連勝の丸山忠久五段、
そして一位は上記の二人。
そして中学生でプロ棋士となったのは過去四人しかいないのだ。
加藤一二三九段、羽生善治三冠、渡辺明竜王、谷川浩司九段、いずれも現在のトップ棋士となった。
この快挙に前後して2つのテレビ番組が放映された。
1つは21日(水)夜10時からの「NHKクローズアップ現代+」。もう一つは23日(金)のフジテレビの特集。
NHKの番組では、山崎孝之七段(22連勝棋士)、「聖の青春」を書いた作家大崎善生氏らが出演した。
なんと28勝目は番組のほんの5時間前の話だったのだ。
番組は主に師匠杉本七段への弟子入りプロデビューから長期間の取材を元にした内容。
藤井四段の師匠は杉本七段、その杉本7段の師匠は故板谷九段。
藤井四段の夢は故板谷九段の悲願だった「東海地方にタイトルを持って帰る事」だ。
藤井四段は終盤の強さが有名だが、この強さは詰将棋から来ている。
序盤・中盤は経験(対局)の少なさから弱かったのだが、約1年半前に若手棋士仲間から教えられ、
パソコン3台によるソフトを活用した研究を始めてから強くなったとのことである。
番組は実戦での突っ込んだ解説が面白かった。
最大の試練だったという20戦目。若手のホープ澤田六段(25)との勝負では、始めて経験する千日手の事や相手に時間が1分しか無いのを利用し相手に読みきらせない手(桂馬で王手)を指し、相手の指し手に勝負を預ける勝負師魂を出した。
そしていよいよ28戦目も同じ澤田六段との因縁の対決だったが藤井四段が勝利。
勝因は中盤で相手がやや緩い手を指した時、2つの歩で相手の飛車と金を押さえ込んだこと。
これが終盤で効いた。
2つ目はフジテレビの特番「藤井聡太 28連勝最年少中学生プロ棋士、小学生から密着!
と題し、号泣、苦闘、笑顔、愛、人間“聡太”の素顔を映し出した1時間番組。
自称アマ四段の欽ちゃんこと萩本欽一がナレーターを担当した。
内容は小さい頃の負けず嫌いの様子、初段から二段、三段そして四段となりプロ就任、
そして28勝までの密着取材。
自宅のある愛知県瀬戸市の自宅への訪問、大阪での対局に行くとき早朝JR高蔵寺(懐かしい)駅から遠征。
名古屋市東区の杉本七段の家での稽古風景。(師匠の手に色々意見している所、師匠が負け所等)
デビュー11連勝記録達成時の様子、AbemaTVで羽生3冠と対決し羽生3冠が少し困った様な顔をしてから頭を下げる所等々。
また勝負以外ではサイン入り扇子、プロマイド販売に長蛇の列のバカ売れ完売状況。
そしていよいよ澤田六段との世紀の一戦戦勝最多タイ記録を懸けた一戦。
報道陣の多いこと。シャッター音が静かな機関銃の様。そして勝利。
番組では欽ちゃんのナレーションが繰り返される。
「歩はいつか金になり、飛車はやがて竜になる」
「穏やかに微笑んで、大きな志。どこまでもどこまでも」
藤井四段の強さは、幼少期に始めた詰将棋にあると言われれる。
東西同時に行われプロも参加する「詰将棋解答選手権」では直近で3連覇している。
番組サイト:「NHKクローズアップ現代+」
いよいよ明日26日は歴代最多29連勝の単独首位を懸けた世紀の一戦が行われる。
この試合は第30期竜王戦決勝トーナメントの1回戦。
相手は5組を制した実力者増田康宏四段(19歳)。将棋界に2人しかいない10代同士の対決。
先輩の意地を見せるか。対局は午前10時から開始。AbemaTVは9時30分から放送。勿論無料。
楽しみだ。
関連サイト
・藤井四段フィーバー、どこまで連勝記録を延ばせるか?
・
・
これで、神谷広志八段が五段時代の1987年に作った歴代最多の連勝記録に並んだ。
因みに歴代の連勝記録は、現時点で4位の22連勝は塚田泰明六段(1986年)、羽生善治棋王(1992年)山崎隆之五段(2003年)、3位は24連勝の丸山忠久五段、
そして一位は上記の二人。
そして中学生でプロ棋士となったのは過去四人しかいないのだ。
加藤一二三九段、羽生善治三冠、渡辺明竜王、谷川浩司九段、いずれも現在のトップ棋士となった。
この快挙に前後して2つのテレビ番組が放映された。
1つは21日(水)夜10時からの「NHKクローズアップ現代+」。もう一つは23日(金)のフジテレビの特集。
NHKの番組では、山崎孝之七段(22連勝棋士)、「聖の青春」を書いた作家大崎善生氏らが出演した。
なんと28勝目は番組のほんの5時間前の話だったのだ。
番組は主に師匠杉本七段への弟子入りプロデビューから長期間の取材を元にした内容。
藤井四段の師匠は杉本七段、その杉本7段の師匠は故板谷九段。
藤井四段の夢は故板谷九段の悲願だった「東海地方にタイトルを持って帰る事」だ。
藤井四段は終盤の強さが有名だが、この強さは詰将棋から来ている。
序盤・中盤は経験(対局)の少なさから弱かったのだが、約1年半前に若手棋士仲間から教えられ、
パソコン3台によるソフトを活用した研究を始めてから強くなったとのことである。
番組は実戦での突っ込んだ解説が面白かった。
最大の試練だったという20戦目。若手のホープ澤田六段(25)との勝負では、始めて経験する千日手の事や相手に時間が1分しか無いのを利用し相手に読みきらせない手(桂馬で王手)を指し、相手の指し手に勝負を預ける勝負師魂を出した。
そしていよいよ28戦目も同じ澤田六段との因縁の対決だったが藤井四段が勝利。
勝因は中盤で相手がやや緩い手を指した時、2つの歩で相手の飛車と金を押さえ込んだこと。
これが終盤で効いた。
2つ目はフジテレビの特番「藤井聡太 28連勝最年少中学生プロ棋士、小学生から密着!
と題し、号泣、苦闘、笑顔、愛、人間“聡太”の素顔を映し出した1時間番組。
自称アマ四段の欽ちゃんこと萩本欽一がナレーターを担当した。
内容は小さい頃の負けず嫌いの様子、初段から二段、三段そして四段となりプロ就任、
そして28勝までの密着取材。
自宅のある愛知県瀬戸市の自宅への訪問、大阪での対局に行くとき早朝JR高蔵寺(懐かしい)駅から遠征。
名古屋市東区の杉本七段の家での稽古風景。(師匠の手に色々意見している所、師匠が負け所等)
デビュー11連勝記録達成時の様子、AbemaTVで羽生3冠と対決し羽生3冠が少し困った様な顔をしてから頭を下げる所等々。
また勝負以外ではサイン入り扇子、プロマイド販売に長蛇の列のバカ売れ完売状況。
そしていよいよ澤田六段との世紀の一戦戦勝最多タイ記録を懸けた一戦。
報道陣の多いこと。シャッター音が静かな機関銃の様。そして勝利。
番組では欽ちゃんのナレーションが繰り返される。
「歩はいつか金になり、飛車はやがて竜になる」
「穏やかに微笑んで、大きな志。どこまでもどこまでも」
藤井四段の強さは、幼少期に始めた詰将棋にあると言われれる。
東西同時に行われプロも参加する「詰将棋解答選手権」では直近で3連覇している。
番組サイト:「NHKクローズアップ現代+」
いよいよ明日26日は歴代最多29連勝の単独首位を懸けた世紀の一戦が行われる。
この試合は第30期竜王戦決勝トーナメントの1回戦。
相手は5組を制した実力者増田康宏四段(19歳)。将棋界に2人しかいない10代同士の対決。
先輩の意地を見せるか。対局は午前10時から開始。AbemaTVは9時30分から放送。勿論無料。
楽しみだ。
関連サイト
・藤井四段フィーバー、どこまで連勝記録を延ばせるか?
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タグ:藤井四段、28連勝、神谷広志、丸山忠久、塚田泰明、羽生善治、羽生3冠、山崎隆之、加藤一二三九段、 歴代最多連勝記録、AbemaTV、 詰将棋解答選手権、クローズアップ現代+、 将棋、中学生プロ棋士、
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