Taigaのささやき

将棋名人が将棋ソフトに敗れるニュースが覚めやらぬなか、
１４歳中学生四段棋士のプロ入り後の連勝記録更新に沸いている。

これまで５連勝、１1連勝と連勝を重ねるごとにニュースになっていたが、
１8連勝で羽生３冠に並んだと話題になったと思ったら、
昨日２５日は竜王戦の決勝トーナメント入りを懸けた戦で１０２手で勝ち
デビューからの連勝記録を「１９」に伸ばした。歴代単独７位。

今回の対局は竜王戦の予選６組ランキング戦で、相手は通算勝率が７割を超す近藤誠也五段（２０）だった。

予選には６組全体で１７３人のプロが出場し、１１人しかトーナメント戦（本戦）には出場できない中
藤井四段は竜王戦６組優勝を果たし、中学生初、史上最年少で出場権を獲得した。
そしてプロ入り初となる優勝賞金９０万円も得た。

賞金はこの後も勝ち進むたびに高額となり、竜王には７タイトルの中で最高の４３２０万円の賞金が掛っている。
今後の展開が楽しみだ。

今回インターネットテレビの「ニコニコ生放送」「将棋プレミアム」「ＡｂｅｍａＴＶ」の３局がそろって生中継したのは始めて。また竜王戦を主催する読売新聞社も、予選では異例となる大盤解説会を都内で開催した。今後も同等以上の盛り上がりを見せるに違いない。
今後ますます目を離せなくなった。

藤井４段の区切りの２０連勝がかかる次局は、
６月２日関西将棋会館で行われる棋王戦予選第６組決勝で対戦相手は沢田真吾六段（２５）だ。


ところで昨今の藤井フィーバーは将棋の普及に好影響を与えていているようだ。

「藤井４段が初心者のころ上達の参考にした本」とテレビで紹介されてからここ１ヶ月ほどで売上が急増している本がある。
それは「NEW スタディ将棋」（くもん出版）。入門用将棋セット。
作ってもすぐ売れる品薄状態だそうだ。

また日本将棋連盟は、ｐ藤井四段の揮毫（きごう）が入った扇子を6月上旬に販売する。
関連グッズを求める声が相次いだためだそうだ。
通常扇子を販売するのはタイトルを取るかA級順位戦に所属するようになってからとのこと。


以上文字ばかりで単調だったので、画像、動画もどうぞ。
藤井四段が１９連勝　最年少で竜王戦本戦へ