2018年03月31日
一生役に立つ暗算・掛け算(例38x32)
前回の11から19までの数字の掛け算はいかがでしたか。
慣れてそして忘れなくなるまで何度も練習してみてください。
まあ何度もやっていると覚えそうでもありますが、覚えるにはやはり九九と同じ様に
発音して覚えないと難しいかなとは思います。
(誰かいい語呂合わせを知りませんか、なければ作ってみませんか、インドに負けじ!)
それまでは都度本法でサラッと暗算で行きましょう。
と
少し前置きが長くなりましたが、
本日は「10の位の数が同じで1の位の数字同士を足すと10になる数の掛け算」です。例えば38x32等。
これは日常生活で時々でる部類の掛け算かも知れません。
早速問題です。
先ずは普通の方法(手計算かポケットスマホ)で計算して下さい。
いつものようにビフォー値を測っておいて下さいね。
それでは、ヨーイ、スタート
・24x26=
・33x37=
・42x48=
・53x57=
・71x79=
ビフォー値:
それでは
計算の仕方を説明します。
例として32x38とします。
@10の位の数字に1を足して掛け100倍する→3x(3+1)x100=1200
A1の位の数字を掛け合わせる→8x2=16
B@の結果の数字の横にAの結果の数字を置く→1216
これだけです。
簡単ですね。
では
当初の問題を本法で計算します。
・24x26=2x(2+1)x100+4x6=600+24 =624
・33x37=3x(3+1)x100+3x7=1200+21 =1221
・42x48=4x(4+1)x100+2x8=2000+16=2016
・53x57=5x(5+1)x100+3x7=3000+21=3021
・71x79=7x(7+1)x100+1x9=5600+9 =5609
全て暗算で簡単に計算できますね。
慣れた後のアフター値:
大部差がありましたか?
それでは
いつもの様に、練習問題10題です。サクッと暗算して下さい。
・34x36=
・23x27=
・67x63=
・46x44=
・54x56=
・88x82=
・96x94=
・51x59=
・76x74=
・94x96=
慣れれば簡単にできますね。
注意するところは、大前提である「10の位が同数で1の位を足すと10になる数の掛け算」というところです。この条件を満たしていないと普通の計算方法に頼らないといけなくなります。
制限された数字の掛け算ではありますが、この条件にある掛け算であれば
これまでのスマホの電卓アプリでの計算がまどろっこしく感じられると思います。
ご参考まで(補遺)
どうして暗算でこの計算が出来るかを一般式を使って証明しておきます。
10の位の数が同じで1の位の数の和が10になる数の掛け算を一般式で書くと以下の通りです。
10の位の数字をa,1位の位の数をcとすると、
そうすると2桁の2つの整数は
(10a+b)と(10a+c)と書けます。ただしa=1〜9、b+c=10
この2つの数字を掛けると
(10a+b)x(10a+c))=100a^2+10ac+10ab+bc
=100a^2+10a(c+b)+bc
=100 a^2+100a+bc
=100 a(a+1)+bc
つまり
「10の位の数字に1大きい数字を掛けて100倍し、それに1位同士の積を足せばいい」
という事になります。
これで暗算で出来るようになりました。
この計算が出たときは「オッ来たぞ」と思ってサクッと暗算で計算しましょう。
次回も別の掛け算をご紹介します。
お楽しみに。
参考として上記掛け算の一覧表を添付します。ご参考まで。
◆スマイルゼミ◆中学生向け通信教育
◆スマイルゼミ◆タブレットで学ぶ通信教育 【幼児コース】
慣れてそして忘れなくなるまで何度も練習してみてください。
まあ何度もやっていると覚えそうでもありますが、覚えるにはやはり九九と同じ様に
発音して覚えないと難しいかなとは思います。
(誰かいい語呂合わせを知りませんか、なければ作ってみませんか、インドに負けじ!)
それまでは都度本法でサラッと暗算で行きましょう。
と
少し前置きが長くなりましたが、
本日は「10の位の数が同じで1の位の数字同士を足すと10になる数の掛け算」です。例えば38x32等。
これは日常生活で時々でる部類の掛け算かも知れません。
早速問題です。
先ずは普通の方法(手計算かポケットスマホ)で計算して下さい。
いつものようにビフォー値を測っておいて下さいね。
それでは、ヨーイ、スタート
・24x26=
・33x37=
・42x48=
・53x57=
・71x79=
ビフォー値:
それでは
計算の仕方を説明します。
例として32x38とします。
@10の位の数字に1を足して掛け100倍する→3x(3+1)x100=1200
A1の位の数字を掛け合わせる→8x2=16
B@の結果の数字の横にAの結果の数字を置く→1216
これだけです。
簡単ですね。
では
当初の問題を本法で計算します。
・24x26=2x(2+1)x100+4x6=600+24 =624
・33x37=3x(3+1)x100+3x7=1200+21 =1221
・42x48=4x(4+1)x100+2x8=2000+16=2016
・53x57=5x(5+1)x100+3x7=3000+21=3021
・71x79=7x(7+1)x100+1x9=5600+9 =5609
全て暗算で簡単に計算できますね。
慣れた後のアフター値:
大部差がありましたか?
それでは
いつもの様に、練習問題10題です。サクッと暗算して下さい。
・34x36=
・23x27=
・67x63=
・46x44=
・54x56=
・88x82=
・96x94=
・51x59=
・76x74=
・94x96=
慣れれば簡単にできますね。
注意するところは、大前提である「10の位が同数で1の位を足すと10になる数の掛け算」というところです。この条件を満たしていないと普通の計算方法に頼らないといけなくなります。
制限された数字の掛け算ではありますが、この条件にある掛け算であれば
これまでのスマホの電卓アプリでの計算がまどろっこしく感じられると思います。
ご参考まで(補遺)
どうして暗算でこの計算が出来るかを一般式を使って証明しておきます。
10の位の数が同じで1の位の数の和が10になる数の掛け算を一般式で書くと以下の通りです。
10の位の数字をa,1位の位の数をcとすると、
そうすると2桁の2つの整数は
(10a+b)と(10a+c)と書けます。ただしa=1〜9、b+c=10
この2つの数字を掛けると
(10a+b)x(10a+c))=100a^2+10ac+10ab+bc
=100a^2+10a(c+b)+bc
=100 a^2+100a+bc
=100 a(a+1)+bc
つまり
「10の位の数字に1大きい数字を掛けて100倍し、それに1位同士の積を足せばいい」
という事になります。
これで暗算で出来るようになりました。
この計算が出たときは「オッ来たぞ」と思ってサクッと暗算で計算しましょう。
次回も別の掛け算をご紹介します。
お楽しみに。
参考として上記掛け算の一覧表を添付します。ご参考まで。
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