夏になると必ず悩まされる日焼け問題。数年後、シミの無い白肌を保つためにも今から紫外線問題とは向き合っておきたいもの。
そこで今回は知っておきたい日焼け基礎知識についてご紹介します。
■サンタンとサンバーン
日焼けにはサンタンとサンバーンの2種類があり、肌に与える影響も対策も異なるんです。
強い日差しを浴びて赤くなり、ヒリヒリするのがサンバーン。
ひどい場合には水ぶくれになったり、痛みがでたりとやけどと同じで皮膚が炎症を起こしている状態なのです。
これは紫外線B波によって引き起こされます。一方、紫外線A波によって起こるのがサンタン。赤みが引いた後に発症します。
ヒリヒリ感はなく、日焼けサロンで肌が黒くなるケースですね。
紫外線から皮膚の深部を守ろうとしてメラニン色素が作られ、肌の色を褐色から黒褐色にします。
このサンタンはしみや肌のしわ、たるみの原因になるんです。
■紫外線はいつ強いの?
紫外線は1年中降り注いでいるので常に気をつけたいものですが、特に注意が必要になるのは紫外線が急激に強くなる4月〜9月頃まで。
一日の中でのピークは正午ですが、10時〜16時頃まで気が抜けません。コンクリートや砂からの照り返しも強いので、日焼け止めや日傘の対策が必要ですよ。
また晴れの日だけでなく、曇りや雨天時にも紫外線は地上に降り注いでいます。特に曇りの日では晴れの日の9割以上も紫外線は降り注いでおり、ほぼ変わらないんです。
つい晴れていないと気を抜きがちですが、普段と同じように対策しましょう。
また一日中室内でも窓ガラスを通して紫外線は届きますし、ゴミ出しや洗濯物を干す時などの日常生活でのうっかり日焼けにも気をつけたいですね。
こまめに日焼け止めを塗りなおすことも忘れたくないです。
■でも焼けちゃったら
どんなに気をつけていても全く日に焼けずに生活することは難しいですよね。
そんな日焼けしてしまった時に大事なのはとにかく冷やすことです。保冷剤をタオルで包んで皮膚を冷やしましょう。
ついすぐに美白ケアに手を出しがちですが、焦ってはダメですよ。全ての美白ケアはまず肌を落ち着けてから始まります。
また日焼け後の肌は正常な状態では無いので、敏感肌向けの化粧水を使うのもオススメ。
少しでもヒリヒリしたり、違和感を感じたらすぐにやめてくださいね。まだ肌が通常に戻っていないサインです。
ただし、体内なら話は別。ビタミンCや抗酸化作用のある食べ物はその日からどんどん摂取しましょう。
■乾燥に注意し続けて
日焼けで炎症をおこした肌の内部は乾いているので、徹底的に保湿する必要があります。
皮膚を冷やし赤みや熱が引いた後には、いつもよりしっかりめの保湿を心がけてください。シートマスクや保湿クリームを活用しても◎。
ローションパックを行ってから、保湿クリームで蓋をするのがベストです。十分な保湿で肌が正常な状態に戻ったら、美白ケアを取り入れましょう。
また重要なのが睡眠。睡眠中は成長ホルモンの分泌により、肌の代謝が高まるのでダメージが修復される時間なんです。
日中、体に回っていた栄養分も、睡眠中には肌に回ります。日焼けをしてしまった日から数日はしっかり睡眠を取るようにしたいですね。
いかがでしたか。女子の大敵である紫外線。放置すれば、将来の自分の肌に影響をおよぼすことは必須です。
正しい知識を手に入れて、効果的で自分にあった日焼け対策を一日も早く行いたいものですね。