2015年07月01日
ホントは危険?関節を鳴らすことの真実
その1 どうして音が鳴るの?
腰を捻って音がなるのは、関節を急に動かすと関節包内の関節液の中に、陰圧が生じ気泡が発生してそれが消える時に周りの骨などに反響することによっておこると言われています。
その2 鳴らすとどうなるの!?
腰や首を回して骨(関節)を「鳴らす」というのは、関節に負担をかけることになります。出来れば鳴らさない方がよいと思います。
また関節を鳴らすことによってゆがみが直るということは考えにくく、繰り返すと関節が肥大することも起こりうるのであまりお勧めできません。
ボキボキ鳴らすと、気分的にはよいのかもしれませんが、科学的には、それで何かがよくなるということはないと思いますよ。
その3 どうしたらコリは治るの!?
首がこる、というのは首の周りの筋肉が緊張をしているわけですので、頭を前後左右に動かしたり、回したりした後、今度は肩を動かす(腕を前後左右に動かしたり、回したりする)というのがよいと思います。
同じ姿勢を長く続けていると、どうしても首がこるので、30分に1回くらいは姿勢を変えることも大切です。
また、首を温めることがよいと思います。「ホカロン」などをうまく使って、ときどき温めてみて下さい。整形外科を受診すると物理学療法といって、様々な機械で治療することもできますよ。
腰のコリは、腰の周りの筋肉の緊張によるものですから、それよりも筋肉に対する治療を受けた方がよいと思います。
お近くに整形外科があれば是非受診なさってみて下さい。