2014年11月23日
書店ガール
さてさて、本日ご紹介するのはこちら
碧野圭著『書店ガール』
書店のアラフォー副店長理子は
まさに、仕事人、という印象の
格好いい女性
しかし、理子は、
若くて自由奔放で強調性ナシの
亜紀にほとほと手を焼いていました
本を棚に入れる時に、
奥まで入れてしまうのではなく
少しだけ、手前に引いておく
そうすることで
お客様が本を手に取りやすくなる
こういうことを大事にする
理子と、
次々に斬新なアイデアを
臆することなく提案する亜紀。
二人はことごとく反発しあい
やがてそれは憎悪のような
ものにまで発展……
二人とも、自分の生き方に
自信はあるのはいいのだけれども
ちょっと性格がキツすぎるというか…
悪い意味で、固定観念的な
女性らしさを持っているというか…
女の戦いはなかなかに
恐ろしいのですが…笑
しかし、そんな折
理子のつとめる支店を
潰せという本社からの命令が…
店が大好きな理子は
必死になって
再建しようと頑張る
しかし、そんな理子を
「女」だから、と
見下し足を引っ張る男がいる
そんな男に、
亜紀が今度は猛反発する…
女の関係は、どろどろしていて
非常に複雑で
それでいて、すっぱりしている
理子も、亜紀も、
根はすごく、すっきりと
まっすぐ。
最初と違って、
どんどん彼女達の
カッコイイところが
見えてきて
憧れてしまいます。
特に女性には
是非ともお勧めしたい
一品です。
逆に、男性キャラは
なかなか、トンデモナイ奴が
多いので、
もしかすると男性は
読むと少し凹む…かも!?
しかし、最初のどろどろしている
ところでは、はらはらしながら、
ぐいぐいと読めますし、
二人の関係が変化し、
最後の方になると、もう
文字を追うのが
まどろっこしいくらい
スピード感があって
爽快な物語です。
舞台が書店ということで、
本好きにはなかなか
たまらない場面も沢山。
書店が一丸となって
何とか店を盛り上げようとする
のは、見ていて本当に
心から応援したくなってしまいます
とんでもないエネルギー
元気をもらいたい時に、
いかがでしょうか?
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