1日１冊

さてさて、本日ご紹介するのは
こちら

ミシェルペイヴァー著
『オオカミ族の少年』



舞台は6000年前の北ヨーロッパ
霊が当たり前のように信じられ、
人が森や自然が圧倒的な存在として
心から敬っている、そんな時代です

ストーリーは、劇的なはじまりかたです
まだ少年のトラクが、父親を「悪霊のとりついた」クマ
に襲われ、殺されてしまいます

彼自身も怪我を負い、心も体も傷を負ったトラクは
しかし、落ち込んでいる間もなく、厳しい自然の中で
突如一人になって生きていかなければならなくなります

そうして、父親を殺したクマが一体何なのか
誰が、何の目的で、そのようなクマを「つくりだした」のか
森全体がクマの脅威に怯えるなか、

次々にトラクを襲う試練
明かされていくクマについての謎
訳の分からぬまま死ぬ間際の父親に
〈天地万物の精霊の宿る山〉へ行くことを誓わされますが
そこは、人間が決して辿り着けぬ山…
トラクは近いを守れるのか
クマを倒して父親の仇をうてるのか……

とにかく、圧倒的な世界観
森に暮らすのは皆キツいけれども、真っ直ぐな人々
人々が守っている掟などにも、どこか
心惹かれてしまいます

トラク達にとって、森に住む動物は
自分の命をつないでくれる糧であり、
敬愛すべきものであり
守り神であり……

物語が面白い！のは勿論なのですが

狩った動物の肉は勿論、皮から血液から内臓から
決して無駄にはしない、その生き方にもきっと
魅せられてしまうのではないでしょうか？

とにかく、シリーズの第一作から、手に取って
みては如何ですか？

同シリーズの続きはまたいつか。。。





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ファンタジー、とりあえず
子どもの頃はファンタジー一色でした

ところが、まぁ、中学、高校
位になると
あまりに現実離れした
ファンタジーで
以前程楽しめなくなってくる

学校の授業でも
全然、ファンタジーじゃないけれども
面白い作品を
取り扱ったりする訳です

このシリーズに出会ったのは
そんな、ファンタジー離れ
をはじめた頃だった
ように思います

父はわりと本を読むようで
私の部屋の前にある本棚には
父の買ってきた
文庫本や新書はたくさん
ありますが
ほとんどがビジネス書や
啓発系……？
他雑学系、心理学系等

活字中毒の私は
とりあえずそれらは
こっそり読みつくして
無駄に雑学を蓄えたり
したのですが…苦笑

案外、自分の本となると
ほとんど持っていないんですね

元々あまりものを
ねだる子どもでなかったのか
本も学校の図書館で
次々に借りて
買ってもらうという
発想にならなくて笑

そんな私が、しかし
中学生の頃だったかなぁ、
なけなしの図書券はたいて
全巻揃えたのが
本日ご紹介した
クロニクル千古の闇シリーズで
なかなか、
個人的に魅力的な出会い方を
した本です

親が買い物してる間
本屋さんでいつも待っている
のですが、
その時に、本当に、
ふと、目がタイトルに奪われて

またいつかお話したいと
思いますが、
数少ない私の持っている本に
シートン動物記全７巻（かな？）
があって、
「オオカミ」って
このワードだけでも
おや？　と思いたくなるくらい

シートンのオオカミやコヨーテの
お話が大好きだったものですから

手に取ってみて
そしたら、なかなか
表紙も魅力的で

ぱらぱら、と見て
これは、私好み！と
思わず、買っちゃった

さて、一巻買ってみて
おうちで読んで
大満足して、後日
再び本屋に行ってびっくり

二巻が出てるんです
まだ連載中の
少なくとも日本では
出たて、ほやほや
だったのか！？
と胸を高鳴らせつつ
また、買う

それから全巻揃えるまで
本屋に行く時のあの
わくわく感ったら
なかったですね

新しいの、出てるかな？
思ひながら本屋を
覗いて
出ていたら即購入

買ったら、表紙と同じ
絵柄の絵葉書が
挟まっているんですね

これが、また
嬉しい

所謂リボンだとか
そういう漫画とも
なんだか全然御縁なく
ずーっと過ごしていたため笑

こういう特典みたいなもの
それまであまり
享受したことがなかったので
にやにや眺めてしまいました

と、いう思い出話