率直に言いまして、食事を楽しんだと言うよりも、「山の猿」という店がどんな店なのかを見に来た、といった感じの訪問となりました。
もともとは居酒屋ですし、それがランチタイムに食事を提供しているよ、という事ですから、そこは理解すべきところではありますが。
靴を脱いで、昔の銭湯みたいな下足箱に入れて木の鍵を抜きます。ここまでは雰囲気があって良かったのですが。従業員も沢山いたけどお客さんも沢山入っているようで、チャイム呼び出しの対応や会計におおわらわ、新規客の案内が後手に回っていました。私の前にも案内待ちのお客さんが2組ほど。
ようやく席に通されて気付いたのですが、こちらのお店は完全個室制のようです。だからと言って静かに落ち着いて食事が出来るというわけでもありません。
まずBGMが食事をするには相応しくないほど、うるさい。時代劇の効果音か、昔のアメリカ映画の映画音楽かと思うほど騒々しい。たぶんジャズだと思うんだけど、なんでこんなダイナミックな曲を選んでいるんだ?これはランチタイムのみならず、居酒屋タイムでもありえないだろう?
「個室」と言えども仕切りが薄く、「見えない」だけで会話はダダ漏れ。よりによって隣にいた客は子供の躾もまともにできないバカ親家族で、幼児が騒ぎ放題、暴れ放題。個室だと思って気が緩んでいるのか?ファミレスでも通路で子供を走らせるタイプの親か?うるさくて食事どころではありませんでした。
提供されたメニューはと言うと、ランパスに掲載された写真と同じでした。寿司6貫は小さめ。知り合いに回らない寿司屋さんがいて数ヶ月毎に食べに行っているので、寿司の良し悪しは言及しません。
天ぷらはピーマン、かぼちゃ、海老。かぼちゃはほっくりしていて美味しかった。海老は小さく痩せていて、イマイチ。
蕎麦は冷たいのと温かいのを選べるので、今回は冷たいのでいただきました。最近蕎麦を食べる機会が多いのですが、蕎麦に関してはハズレを引くことの方が稀なのでは?逆に圧倒的に美味しい蕎麦ってのにお目にかかれませんが。
卓上にウオーターピッチャーはありましたが、和食ならお茶くらい出してほしいものです。
おそらく今回は休日で客層が異なっていたため、このような感想になったのかもしれません。平日なら近所の勤め人が主なお客さんになるんだろうから、これほど騒々しい食事にはならないのかもしれません。
11:00〜 無休
仙台市青葉区一番町4-9-17
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