実は、以前フォーラス裏にあり、惜しまれながら閉店した人気店「むさし坊」の店長さんが満を持して再出店したお店です。
開店当時、期待していったのですが、「むさし坊」のような独創的なラーメンはなく、とてもシンプルなラーメンでした。「むさし坊」時代も極力化学調味料を使わず、自然素材の旨味を活かしたラーメンを提供していましたが、その姿勢は変わらず。ただ、出店直後という事もあってか、メニューのバリエーションが少なかったのが残念です。
その後、塩らーめんが追加され、試行錯誤の限定麺があったり、夏期レギュラーメニューとして「ざる中華」が加わったと聞きました。
今回は500円で提供される、シンプルなざる中華をいただきにうかがいました。
やはり暑いうちに食べておこう、と思ったのですが、お連れ様は「塩らーめん」をチョイス。
駐車場がないので、近所のコインパーキングに車を止めなければならないのが難です。
入口の自動ドアも、開けるのにコツがいるので注意が必要(笑
券売機制ですが、ところどころ穴あきになっていて見づらいのは改善してほしいですね。
カウンターのみ8席くらいでしょうか?小さなお店です。
さて、ざる中華ですが、まず山盛りの麺に驚きです。これで500円でいいの?ま、具がないからいいのかな?
トッピングはありません。
ゼリー状のスープと、かえしをブレンドして、自分好みのつけだれにしていただきます。
他に、おろし生姜・葱・モロミで味を調整します。モロミはタレに混ぜるのではなく、麺に直接付けてお召し上がり下さい、との事。
まずはスープだけに麺を付けて風味を味わいます。次にかえし混ぜ入れ味の調整。スープがゼリー状なので、よく混ぜないと味わからず、かえしを入れすぎて後半しょっぱくなりそう。さらにショウガを入れて味のヴァリエーションを楽しみます。また、つけだれだけでなく、モロミをからめていただくのも、なかなか美味しい。
この1つのメニューで様々な食べさせ方をするのは、確かに「むさし坊」時代のつけ麺を彷彿とさせます。やはり根っこはそこにあるのか?
お連れ様の注文した塩らーめんも、当時に比べると格段に進化しています。味の輪郭もはっきりしているし、旨味もしっかり引き出されています。トッピングに麩が加わっているのにビックリ。チャーシューは相変わらず2種類楽しめ、これで580円なら文句はありません。
麺も以前はそばのような印象でしたが、今回はラーメンの麺として違和感のないものになっていました。
今後、どのようにメニューを増やしていくのか、とても楽しみです。
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