未だに処分できない母の折り畳みベッド: 癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

2016年12月06日

未だに処分できない母の折り畳みベッド

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もはやタイミングを失っている。

母が使用していたベッドは折り畳み式で

今は折りたたまれた状態。

あれ以来・・・一度も使われていない。

部屋の片隅に置かれていて、

ちょっとしたもの置き場と化している。

当初は、四十九日の法要が終わったら

業者に回収してもらおうと考えていた。

その業者すら呼んでいないという現実。

どうしたいのかが自分でもわからなくなっている。

こんな予定ではなかった・・・はず・・・。

思い入れがあるものではあるのだが、

いい想い出は全くない。

むしろ悪い想い出ばかりだ。

それは母も同じだと思う。
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母はこのベッドで、苦しい想いしかしていない。

いま思い返しても、このベッド上で笑ったことがあっただろうか？

このベッドで、むくんだ脚をマッサージしてあげたことがあった。

丁度去年の今頃もそうだった。

いい想い出はその時ぐらいだったかもしれない。

母のベッドよりも、母が使っていた座布団の方が

よほど思い入れが強い。

その座布団は、今は使われていない。

母が椅子に座ったきりになった当時、

その2枚の座布団が母のお尻と背中を支えていた。

肺がんが進行した母は

寝たきりになれなかった。

肺の機能が低下するにつれて、

肺の収縮機能が低下した。

更には、肺に水が溜まり始めていたとも推測出来た。

母は仰向けにも横にもうつ伏せにもなれない状態になった。

だから、寝るときは必然的に椅子に座るか

ベッド上で上半身を起こした状態でしか

寝ることが出来なくなった。

この想い出を語るだけでも辛くなる・・・。

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posted by satorich at 20:09 | Comment(0) | TrackBack(0) | （カテゴリなし）

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癌と共に生きる 手術→放射線治療→化学治療

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2016年12月06日

未だに処分できない母の折り畳みベッド

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