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2016年12月07日

父の脳梗塞の要因候補その2、根っからのヘビースモーカー

部屋が真っ白、それが普通だと思った幼少期

借家暮らし・・・あるのはリビングと子供部屋のみ。

テレビはリビングに一台。

ドリフターズも、日本昔話も、サザエさんも、

オレたちひょうきん族も・・・リビングでなければ

観ることが出来なかった。

父のいるリビングで・・・

部屋はの空気はいつも真っ白な煙が充満していた。

ご飯の時が一番辛かった。

息を吸いたくないが、吸わないと食べれない。

息を吸ってしまうと、ご飯のおいしさが損なわれた。

いい想い出は全くない。

テレビを観ていてもそれは同じだった。

ご飯中でなければ、テレビを観るときは

必ず姿勢を低くしていた。

煙は高い所へ行くことを子供ながらにして知っていた。

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働かなくなっても尚、タバコを買わせた父

私が高校生の時、父は働かなくなった。

それまでも何度かそういったことを繰り返していた。

職人世界で生きてきた父だけに、

そういったことの積み重ねは職人としてだけではなく

社会人としても命取りだった。

信頼を失い、仕事がもらえなくなったのだ。

それでも母にタバコを買わせ続けていた父。

幾度となく私は父を咎めた・・・が

効果はなかった。
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母が父にタバコを与えていた理由

父に与えるタバコの量を少しずつ減らしていた母。

父にとってタバコを減らされることは苦痛だったのだろう。

父は夜な夜な外出し、その先々で

吸いかけのタバコを入手するようになった。

精神的にもおかしかったのかもしれない。

駅の構内などを中心に、あらゆる灰皿を漁った。

まだ吸えるものを選んで拾っては、ポケットにしまった。

その姿を目撃したのは奇しくも母だった。

タバコを与えない訳にはいかなかったのだ。

父はそうやってタバコを吸い続けた。

拾ってきたタバコも、フィルターギリギリまで吸った・・・

与えても、父のその行動がおさまることはなかった。


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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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