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2016年11月16日

”幻の遺書”16年の時を経て、妻が明かした真実。

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驚いた!
顔には出さずに、心の中でそっとそっとすごく驚いた。

だからしっかりと顔に出ていた。

突然妻が「遺書を書いたことがある」・・・と告白した。
なぜ!?・・・いつ!?・・・

16年前、妻は初めての出産を控えていた。
妊娠中毒、逆子、全てが恐ろしかったという。
いつも何かに怯えていた感じだったらしい。

・・・そうは見えなかったが・・・
男にはわからない世界なのだろう。

あの時、妻は自分の命と差し替えになることを
覚悟していたのだと言った。
我が子を産み落として、母が逝く・・・
昔はそういうことが普通に起きていた。

出産時の母体の死亡率が40%を超えていたという時代も
あったらしい。
現代とはかけ離れた数字だが、少なくとも
出産を迎えるにあたって、出産時の母体のリスク
については事細かく説明された様だ。

その時もやはり怖かったらしい。

妻が・・・16年前の妻が書いたという遺書は
今となっては幻となった。
まだ持っているか?という問いかけに
無事に出産を済ませてから処分した・・・と妻。

出来ることなら見てみたかった。
どんなことが書かれていたのか・・・
便箋一枚だったのか、はたまた三枚だったか・・・

誰当てだったのか・・・あぁ・・気になる・・・
もう・・・すげー気になる。

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緊急入院した母が,非小細胞肺がん(腺癌)「ステージ4」を宣告され、1年後に他界・・・母の闘病中の記録や、がんに関することを中心に記事にしているブログです。
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