2016年09月29日
非喫煙者の肺がんが増えている、肺腺癌と扁平上皮肺癌のリスクの違い。
増えているのは肺腺癌
肺がんによる死亡者数は、年間で約7万人・・・
多くの癌のなかでも、肺がんによる死亡者数は
男性で第一位・・・女性で第二位・・・
ともに上位を占めています。
肺がんの症状は、わかりにくく、早期発見が難しいと言われる
癌のうちの一つでもあります。
私の母も肺がんが発見されたとき、既にステージWでした。
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喫煙による肺がんの発症リスク
肺がんと聞くと、まず挙げられるのが喫煙・・・
タバコが人体に悪影響を及ぼすということは多く知られています。
ですが近年、タバコを吸わないのに肺がんになった・・・
という患者さんが増えています。
どういうことなのでしょうか・・・?
実は、肺がんには喫煙の影響が非常に大きいタイプの「扁平上皮肺癌」と
それほど影響を受けないタイプの「肺腺癌」などに分かれています。
喫煙による肺がんの発症リスクは、非喫煙者と比較して
男性で4〜5倍、女性で3倍程度とも言われています。
しかし・・・目線を扁平上皮肺癌に合わせて見ますと
そのリスクは一気に上がり、男女共に10倍以上に跳ね上がる。
反対に、肺腺癌のリスクはといいますと、男性で2.5倍程度、
女性では1.5倍程度にとどまります。
以上より、肺がんが喫煙の影響を受けることもわかる反面で、
喫煙していなくても、肺がんになるということが
改めて確認できるかと思います。
ちなみに、母は非喫煙者でした・・・が、
夫である父がヘビースモーカーでした。
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扁平上皮肺癌は減少傾向
男性の喫煙者が年々減少していることで、
扁平上皮肺癌の患者数が減少傾向にあるようです。
しかしながら、その裏で肺腺癌が増えているのです。
肺腺癌は、男性で40%・・・女性で70%を占めています。
この状況が、非喫煙者の肺がん患者数が増えているという
所以でもあります。
近年の調査では、大気汚染の影響も有力視されています。
私の母の肺がんは、非小細胞肺がんで、肺腺癌でした・・・
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