2016年05月04日
PM2.5 < タバコの煙・・・交通事故死者数の1.5倍
PM2.5
「PM2.5」というと、どこかの国から飛んでくる
有害な汚染物資の事・・・という認識が殆どではないでしょうか?
石炭や石油などの化学燃料から発生する直径2.5μm(マイクロメートル)
以下の微粒子のことを言います。
粒子が非常に小さい為に肺の最も深い部分にある肺胞に到達してしまい
炎症を起こすのだそうです。
この炎症は、全身の血管に作用して心筋梗塞や脳卒中などのリスクを
高めるという危険性があるようです。
タバコの煙はPM2.5
タバコの煙は直径0.4〜1.0㎛の微粒子の為、典型的なPM2.5です。
更に、タバコの煙には約70種類もの発がん性物質をはじめ
数千種類の化学物質が粒子やガスとして含まれています。
ですので、タバコの煙は非情に毒性の強いPM2.5なのです。
交通事故死者数の1.5倍
2012年の国内統計によれば、家庭や職場の受動喫煙で
6803人もの非喫煙者が命を落としています。
これは2013年の交通事故死者数の約1.5倍になります。
近年、喫煙者が喫煙場所を追い詰められ、タバコ増税により
タバコが高価なものとなり、その傾向は加熱する一方です。
その余波により、たばこ離れする人が多発しています。
交通事故者数との比較競争ではないので、比率の問題よりも
絶対値を下げることが先決なのですが・・・。
2013年に示された外出自粛などの注意喚起の暫定数値が70㎍/㎥、
全席喫煙可能な、ある飲食店内の空気は数百㎍/㎥に及ぶことも
あると言います。
つまりは、他国から流れ着く有害な環境汚染物質PM2.5にいくら気を遣った
ところで、毎日タバコを吸っていたり受動喫煙をする環境にある方は
そちらの方がはるかに危険な状況と言えそうです。
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