2016年07月23日
私が感じた”医療現場の実態”
看護師が足りない
素人でもわかるほどに、看護師不足であるのは間違いない。
瞬間的な人員不足を含めれば、どの病院でも起こりうる問題です。
病院という施設は、いつどのような波が押し寄せてくるかわからない。
災害や事故で多くの怪我人が発生でもすれば、最寄りの病院だけでは
抱えきれないことも少なくはありません。
病気の患者さんも同様に、感染症や時期的な流行によって
爆発的に患者さんが増えることも考えられます。
病院は常に大きなリスクと背中合わせの状態です。
私が感じたのは、病棟によってかなりの差があるということ。
同じ病院でも、病棟が変わるとまるで転院したかの如く対応が違う。
これが今の医療現場の実態なのでしょうか？
それとも昔からあった？・・・
私の母が最初に運び込まれたのは、市内の病院施設でしたが、
そこで看護師不足を感じることはありませんでした。
唯一感じたのは、夜勤の人工不足・・・
良く言えば必要最小限の人員ともいえます。
タイミングがあってしまうと一人の看護師さんが5〜6人の患者さんの
対応をしている状況もありました。
瞬間的な人員不足を想定してまで
看護師の人数は増やせないのも医療現場の実態なのでしょう。
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転院先で
転院した先の某大学病院でまず最初にお世話になったのは
脳外科病棟でした。
そこはまるで戦場でした・・・。
戦場と言いましても、野戦病院のようなイメージではありません。
看護師さん達から伝わるその空気感は・・・明らかな人手不足。
絶対値が足りなすぎると思えるほどに足りていない。
看護師さん判断の優先順位もあるかとは思いますが、
それにしても・・・来ない。
お願い事が伝わるまでに何時間かかるのだろう・・・。
忘れられているんじゃないか・・・いや、そんなことはないだろう。
・・・やっぱり忘れてるよね・・・
そんな会話を身内で始めてしまうと、イライラが怒りに変化する。
・・・しかし・・・まったくもって、怒れない。
勘違いの無きよう、説明しておきますが、
看護師さんの人数はそれなりに多いです。
さすが大学病院は違う！と一目でわかるほどに多い。
ただ、その分病室も多いのです。
その病室のベッドに、空きはありませんでした。
これが医療現場の実態。
昼夜を問わず駆けずりまわっている看護師さん達・・・。
病棟を移ると別病院
放射線治療が終わると脳外科病棟から、呼吸器内科のある病棟に移りました。
「あれ？」と思いました。
病室が少ない・・・。
脳外科病棟の部屋数からすると3〜4割ほど少ない。
それなのに看護師さんの人数は脳外科病棟とほぼ変わらない。
案の定、看護師さんには余裕があり
患者さんへのサービスも行き届いている。
ナースセンターでは看護師さんたちが談笑する声も
悪い気もせず、むしろ心地がよい。
なんなんだろうか？・・・この違いは。
こちらの病棟の看護師さんを3〜4名ほど
脳外科病棟へ補充してあげたらよいのかも？
などと余計なおせっかいですが、そんなことも
考えてしまうほどに、何かが違いました。
病院内にも、派閥やしがらみもあるかとはおもいますが、
患者さんには関係ないですからね・・・。
医療現場の実態・・・難しい問題と思いました。
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