2016年06月25日
肺がんステージWで治療停止した時
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治療停止したステージ4の肺がん
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なんの前触れもなく母の身体を蝕みはじめた肺がんは、
アリムタ+カルボプラチン療法6クールを受けても
食い止めることはできませんでした。
遠隔転移という全身への侵略ルートを確保しているがん細胞は、
いつどのようなタイミングで領地拡大を図ってくるかわからない・・・、
その不安がさらに恐怖を倍増させる。
約3か月前までは「抗がん剤治療」に一定の期待と希望を持っていましたが、
圧倒的ながんの強さにショックを隠せなかった母・・・
残された希望・・・頼みの綱は「母の免疫力」のみと言った状況下で
それでも尚、母は笑顔を見せてくれました。
本当に心の強い母でした。
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息苦しさに不安抱える母
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過去に息苦しくて身の危険を感じたのは2度。
1度目はひたすらベッドで横になり続けてなんとかやり過ごせた。
2度目は処方されていたコデインリン酸塩10%(リン酸コデイン)に救われた。
この時は薬の追加処方も兼ねて病院へ行きましたが、結果大事には至りませんでした。
2度目の時はさすがに命の危険を感じたようで、母はこれを境に考えが一転。
いつ何時発作のごとく発症するかもしれない症状に、恐れる母は薬を持ち歩くようになりました。
その苦しみを体感した母は、死に対する不安を改めて実感し、その恐怖は測りしれない・・・。
先が短いことを自覚し、身辺整理等少しずつ準備もしている母、しかし心の準備がどの程度まで
出来ているのかはわからない。
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==========
家族に出来るケアとは
==========
聖路加(せいるか)国際病院の名誉院長である日野原重明(しのはらしげあき)さんの
著作本「生き方上手」の中で以下のようなことをおっしゃっています。
〜先ほどまで私はホスピス病棟の1室にいました。その30分ほどの間に患者さんのこわばった表情が見る間に和らいでいく。そばにいた医師や医学生がまずその変化に気づき、はっとしたようでした。
私はただ、患者さんにはいつもそうするように、75歳になるその患者さんの目線に合わせてベッドの傍らに座り、その手を取って、思いのあれこれに耳を傾けていただけなのです。
そうするうちに、進行した肺がんで呼吸さえ困難なはずの彼女が、私との会話のあいだ1度も呼吸に苦しむ様子もなく、笑みまで浮かべるのです。やっと本音を聞いてもらえると言いながら。
「一番お辛いことは何ですか」という私の問いかけに、
彼女は「不安な心の内を誰かに聞いて欲しいのに誰にも話せず、聞いてもらえそうもなく、ずっと一人でこらえてきたことです」と答えました。〜(一部抜粋)
この文章から、私はがん患者とのコミュニケーションの取り方はもとより、そのあり方についても考え直させられるような気持ちになりました。
病は気からと言いますが、心が体に与える影響は計り知れません。
がんの痛みや息苦しさの原因に「心理的痛み」もあるといいます。
医師や看護師と意思疎通が出来なかったり、家族が自分のことを理解してくれない等の疎外感、不治に対する絶望感等はしばしば痛みや苦しみを増強させてしまうことがあるようです。
また、日野原重明さんは「音楽療法」についても研究されているそうで、聖路加国際病院には「音楽療法士」がいらっしゃるとのことです。
末期がんの患者さんの心を、音楽で癒すことを目的としているそうで、音楽療法で症状を緩和させてあげることができるそうです。
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治療停止したステージ4の肺がん
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なんの前触れもなく母の身体を蝕みはじめた肺がんは、
アリムタ+カルボプラチン療法6クールを受けても
食い止めることはできませんでした。
遠隔転移という全身への侵略ルートを確保しているがん細胞は、
いつどのようなタイミングで領地拡大を図ってくるかわからない・・・、
その不安がさらに恐怖を倍増させる。
約3か月前までは「抗がん剤治療」に一定の期待と希望を持っていましたが、
圧倒的ながんの強さにショックを隠せなかった母・・・
残された希望・・・頼みの綱は「母の免疫力」のみと言った状況下で
それでも尚、母は笑顔を見せてくれました。
本当に心の強い母でした。
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息苦しさに不安抱える母
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過去に息苦しくて身の危険を感じたのは2度。
1度目はひたすらベッドで横になり続けてなんとかやり過ごせた。
2度目は処方されていたコデインリン酸塩10%(リン酸コデイン)に救われた。
この時は薬の追加処方も兼ねて病院へ行きましたが、結果大事には至りませんでした。
2度目の時はさすがに命の危険を感じたようで、母はこれを境に考えが一転。
いつ何時発作のごとく発症するかもしれない症状に、恐れる母は薬を持ち歩くようになりました。
その苦しみを体感した母は、死に対する不安を改めて実感し、その恐怖は測りしれない・・・。
先が短いことを自覚し、身辺整理等少しずつ準備もしている母、しかし心の準備がどの程度まで
出来ているのかはわからない。
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家族に出来るケアとは
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聖路加(せいるか)国際病院の名誉院長である日野原重明(しのはらしげあき)さんの
著作本「生き方上手」の中で以下のようなことをおっしゃっています。
〜先ほどまで私はホスピス病棟の1室にいました。その30分ほどの間に患者さんのこわばった表情が見る間に和らいでいく。そばにいた医師や医学生がまずその変化に気づき、はっとしたようでした。
私はただ、患者さんにはいつもそうするように、75歳になるその患者さんの目線に合わせてベッドの傍らに座り、その手を取って、思いのあれこれに耳を傾けていただけなのです。
そうするうちに、進行した肺がんで呼吸さえ困難なはずの彼女が、私との会話のあいだ1度も呼吸に苦しむ様子もなく、笑みまで浮かべるのです。やっと本音を聞いてもらえると言いながら。
「一番お辛いことは何ですか」という私の問いかけに、
彼女は「不安な心の内を誰かに聞いて欲しいのに誰にも話せず、聞いてもらえそうもなく、ずっと一人でこらえてきたことです」と答えました。〜(一部抜粋)
この文章から、私はがん患者とのコミュニケーションの取り方はもとより、そのあり方についても考え直させられるような気持ちになりました。
病は気からと言いますが、心が体に与える影響は計り知れません。
がんの痛みや息苦しさの原因に「心理的痛み」もあるといいます。
医師や看護師と意思疎通が出来なかったり、家族が自分のことを理解してくれない等の疎外感、不治に対する絶望感等はしばしば痛みや苦しみを増強させてしまうことがあるようです。
また、日野原重明さんは「音楽療法」についても研究されているそうで、聖路加国際病院には「音楽療法士」がいらっしゃるとのことです。
末期がんの患者さんの心を、音楽で癒すことを目的としているそうで、音楽療法で症状を緩和させてあげることができるそうです。
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