抗がん剤停止した母は2か月後の誕生日を迎えることができるだろうか！？: 癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

2015年10月10日

抗がん剤停止した母は2か月後の誕生日を迎えることができるだろうか！？

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想えば去年
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去年12月に67回目の誕生日を迎えた直後に入院した母。
あの時すでに母の身体は病魔に蝕まれていた。

家に潜むシロアリのごとく、少しずつ・・・かつ迅速にその勢力を拡げていた。
予兆はあったのでしょうが、しかし読み取れなかった。
理由や経緯はともかく、病魔に気付かずに過ごしてしまい、手遅れに・・・
という方は決して少なくないと思います。

母の場合は、原発の肺がんの症状で入院したのではなく、転移先の脳腫瘍から出血した
影響で出た症状が入院の直接の要因となりました。
これは、私としては運が良かったと感じています。

転移した脳腫瘍の大きさは2.5cmで、部位も左前頭葉で頭蓋骨側で摘出位置としては好位置。
原発巣の肺には、元となった約2cm程度の腫瘍があり、肺全体には散りばめられたように
細かい腫瘍の粒が拡がっていました。
それはすでに両肺に拡がっていました。
しかし、母はステージ４の肺がん患者として、治療の計画を立てていただき、治療もして頂いた。
母の場合、転移先が骨だったら、治療はしない意向を告げられていましたので、治療を受けられた
だけでも本当に運が良かったと思います。

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得たもの
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母と色々なことを話す機会が持てたこと、本来であれば話さないようなことについても話すことが
出来たこと・・・。
思い出話、入院中の話、家族の心境、延命治療について、予後の話、金銭的なこと・・・
特に、両親の終活・・・葬儀やお墓、仏壇、法要、などについて話すことも出来ました。
この会話が出来たことは私にとってとても大きなことでした。
突然の他界ではなく、踏みとどまってくれたからこそできることがたくさんあります。

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なんだかんだで10月・・・あと2か月で12月。
母の68回目の誕生日を迎えることが出来る。
誕生日が過ぎれば次は新年を、次は節分を・・・その間には私の誕生日もある。

そういえば去年の私の誕生日は、母は入院真っ最中でした。
まだ脳腫瘍摘出手術を終えたばかりで、その数日後には頭部放射線治療を受ける予定で
何も落ち着いていない状況でした。

今日も何が起きるかはわかりませんが、
「今日1日を生きようという希望」を持たせることが
母の「心のケア」につながると思っています。

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posted by satorich at 22:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | （カテゴリなし）

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抗がん剤停止した母は2か月後の誕生日を迎えることができるだろうか！？

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