癌と共に生きる　手術→放射線治療→化学治療

ある日突然の出来事が

それまでの日常を変えてしまう

多くの人々がそれを経験している

色々な出来事がある

だから一言では語れない

あえて私はこう考える

ある日突然の出来事の殆どに於いて

少しずつの変化の蓄積が関連している

その蓄積でさえある日突然ではない

何かの要因があり

それが違う何かの要因と重なり

違う何かが生み出される場合もある

何かの要因は必ずしも一つではない

万物は常に変化し続けている

少しずつの変化に気づけた者は

時にその変化を緩和することが出来たり

阻止することができる

あるいは気づけたとしてもどうにもならないこともあるだろう

私がこれまでに目の当たりにしてきたある日突然の出来事は

すべて少しずつの変化の蓄積の結果であった

それに気づけたか、気づけなかったか

気づけたときに何が出来るか

事件事故、自然災害、病気・・・

過去を辿れば阻止できたと感じられる出来事は多い

しかしながらそれだけは出来そうでできない

ただ・・・

元に戻そうと必死になっている姿を見ていると

どうしても過去を辿ってしまう

辿れば人生の岐路が解るから・・・

そこに戻って「あの日、あの時・・・」

と頭の中でタイムリープすることで

一瞬だけ過去に戻れたような錯覚を感じながら

身体は現実の世界に居るという現実を突きつけられる

そしてこの瞬間も少しずつの変化に気づけずに

今を生きている


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