2017年01月18日
癌との共存という考え・・・私が言うべき言葉ではなかった。
”癌と共に生きる”ということ
当ブログ・・・癌と共に生きる・・・
母が非小細胞肺がんになり、闘病生活が始まったことが
きっかけでブログを始めた。
最初は母の闘病の日記代わりに・・・
そしてその記事を見て何か参考にして頂けることが
あるかもしれない、役立つことが出来るかもしれない。
そんな想いもあり・・・今も続けさせていただいている。
当時の感覚・・・癌と共に生きる・・・という考え。
母にとっては、浅はかで、薄っぺらい言葉だっただろう。
母の肺がんはステージⅣで、根治は望めないとのことだった。
母を勇気づけようと、癌が消えなくても
癌が今以上に進行しなければ、それでいいじゃないか・・・
今の状態が維持できるのなら・・・それでも・・・
そんなニュアンスの言葉を母に投げかけた。
母は煮え切らない表情で首を傾げた・・・。
その時の母の身体の状態をよく知りもせず、
息苦しさがどの程度なのか、
咳の辛さ、胸の痛み、放射線治療の副作用、
抗がん剤の副作用・・・食欲の低下・・・
みるみる痩せていく身体・・・
ひょっとしたら、言ってはいけない言葉だったのかも。
良く知りもしない人間が言ってはいけない言葉。
今の自分だったら言わない一言。
いろんな症状から解放されたかったに決まっている。
辛さや、不安や、恐怖、孤独・・・
自分の心にしまい込んだ母は、
極力悲しい顔を見せないようにしていた。
強くて優しい母だから・・・
本当に強くて、本当に優しい母だった・・・
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