2017年01月17日
走り去ってしまったこと
人生43年、車の運転免許を取得して25年。
ありそうでなかった・・・
起こりそうで起きなかった・・・
車で鳥を引いてしまった・・・。
犬も猫も引いたことはない。
もちろん人を引いたこともない。
通勤途上、農道の脇道を走行中、
突如として田んぼ畑から雀の群れが飛び立った。
その雀の群れは私の運転する車の前を横切るようにして
飛び立った・・・
これくらいの事なら何度もあった。
雀は意外と機敏で、当たりそうで当たらない。
今回も少々驚きはしたが、毎度のことだ・・・と
タカをくくっていた。
しかし、今日の雀は違かった。
まず、飛び立った数が物凄かった。
雀の群れは、車の前だけでなく
横からも突っ込んできたようだった。
ボディーにぶつかる音は今も耳に焼き付いている。
ボコボコとぶつかる鈍い音が社内に鳴り響いた。
何が何だかわかっているが、何も出来なかった。
時間にし1〜2秒だっただろうか・・・
音が鳴り止んだ。
20〜30キロくらいだったと思う・・・
ブレーキは踏めなかった。
怖くて戻れなかった。
そのまま走り去ってしまった。
可哀想なことをしてしまった。
奇しくも酉年に鳥を・・・
何羽の命を奪ってしまったのかさえ分からない。
戻って葬ってあげることくらいは出来たはず。
それすらできなかった・・・
これが私の本性なのだろう・・・そう感じた。
後味の悪い一日だった。
今日の事は、一生引きずることになるだろう・・・。
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