2017年01月13日
震えた字体・・・母の友人から届いた寒中見舞い
母の古くからの友人の一人。
私が誕生する以前から、お互いの家を行き来する仲。
当然、私がオムツをしていた頃も知っている。
今でも顔を合わせれば、私の名前に「君」ではなく
「ちゃん」を付ける。
しかし、私にとってはその方が自然でいい。
止めて欲しいと思ったことは一度も無い。
そのおばさんがここ数年、お姉さんの看病をしている
ということを聞いていた・・・。
そのお姉さんが・・・他界したということだった。
年末の不幸は、喪中はがきの作成には間に合わないことが殆ど。
節分前までに年賀はがきの代わりに寒中見舞いを出す。
丁度一年前に私も同じ状況だった・・・。
丁寧に、便箋で戴いた・・・。
その字体から、憔悴しきっている様子が伺えた。
「命の儚さ・・・虚しさ・・・仕方のないこと・・・」
そう綴られていた文面を見て、
おばさんは、涙をこらえながら・・・いや、
涙をこぼしながらこの手紙を書いてくれたのだろう。
そう感じた。
おばさんとは毎年年賀はがきのやり取りをしているので
字体は知っている。
しかし・・・その手紙の字体はというと、
やっと読めるギリギリの字体だった。
震えたような、字体から読み取れるおばさんの状態。
電話をして良いものか・・・はたまたお手紙で・・・
どうしたらよいのかわからず、2日が経ってしまった。
こんな時、母ならどうしただろうか?
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