ロシアの文豪トルストイは、
人生の4通りの道を
『懺悔』という本に書いています。
ロシア政府は発禁処分にした。
当時のトルストイはどれほどの人気だったか。
NHK「映像の世紀」の第1週にトルストイを待つ民衆が描かれていました。
すごいの。
ヒーローなんだね。
SMAPが渋谷に現れたようなものです。
馬車に乗ったトルストイを見て大興奮。
若者のあこがれは当時、小説家。
国民的英雄でした。
そのトルストイが突然執筆活動を絶った。
急にモーニング娘。が解散したみたいなものです。
何をしてたかといえば、
哲学や宗教、文学、あらゆる文献を調べていました。
世界の知能と呼ばれた人間が膨大な書物を調べて、
「生きる意味」を探求しました。
そして、ない、と言っています。
4通りの道というのは4通りの生き方をしてる人がいるということです。
1.無智無識の道
人生の目的なんて考えなくていいと言ってる人。
私には理解できない、と言ってる。
2.快楽主義
快楽を追求することを目指した。
当時のトルストイの階級はみんなこれ。
しかし、酒を飲んでも音楽聞いても楽しめなかった、
と言っています。
3.自殺の道
彼にはこれが一番素晴らしい道に思えた。
自殺の衝動に何度もかられた。
ナタとかを隠したらしい。
4.弱気の道
死ぬに死ねずにただ生きる。
実にうとましい。
しかしこの道しかなかった。
晩年になっても「真実知りたい!」と言って
トルストイは家出しています。
そして駅で病死しています。
今その駅は「トルストイ」と呼ばれます。生きる意味はついにわからなかったのでしょう。
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