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2018年08月17日

阿弥陀仏の本願の浄土宗の解釈

親鸞聖人の教えは「現当二益」です。

 

それを明らかに教えて下さったのが体失不体失往生の諍論です。

「真」の浄土仏教と
「仮」の浄土仏教を明らかにされた論争です。

 

浄土真宗の親鸞聖人と

浄土宗の善恵房証空の争いです。

 

善慧房もただのネズミじゃない。
後に一宗一派を開いています。

 

一宗一派を開こうとすると教判しないといけませんので、
それなりの教学力はありました。

また、頭デッカチなだけでは人はついてこない。
京大とか東大にありますね、そういう人。

そこから考えれば、善慧房は人がついてくるような、
魅力のあった人なんです。
法然上人門下で親鸞聖人と両横綱と目されていた人です。

 

この2人が、他のことならともかく、

阿弥陀如来の本願のことでぶつかりました。

 

善慧房も、この阿弥陀如来の本願を間違えてしまったならば
ブッダの一切経は反故になってしまうということは分かっていました。
ですから、聖浄廃立まではできていました。

ところがその弥陀の本願を間違えました。

 

善慧房は阿弥陀如来の本願について体失往生

「死んだら助ける」と言った。
親鸞聖人は不体失往生

「生きている時助ける」と主張されました。
そうした諍論であったのです。

 

善慧房というのは
親鸞聖人当時にこんなのがいたというのでなく、
全人類の右代表です。

 

あなたも阿弥陀如来は死んだら助けてくれる仏と思っていませんか?

そうではなく、今救われるのです。

posted by 陽葵 at 13:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 仏教
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