2022年04月10日
【買い物難民】旭川市のイオン・旭川春光店の閉店で買い物難民が発生 〜長期化か?
春光イオンの閉店で買い物難民が発生
2022年2月28日に惜しまれつつも閉店したイオンの旭川春光店。閉店後は違う建物への建て替えが発表されており、どんな形態の店舗になるかは未だ好評されていないがこの場所に再びイオン系の商業施設が誕生するものと思う。
だが、かねてからこのブログでも予想してた問題が発生している。それは「買い物難民」である。
このことを裏付けるかのように、北海道新聞で4月9日の道北欄では春光西地区市民委員の会長が、「イオン北海道に後継店の早期建設をお願いする要望書を提出した」との記事が載っていた。閉店したことにより実際問題として買い物難民が発生。早期建設の要望書を提出するに至ったものと思う。
実は春光イオンが建っている半径1km圏内には春光イオンの代替となりうる食品スーパーが存在しない。それ以外にはコンビニや一応北方面に「DZマート春光5条店」がるものの価格面や品揃えから考えると少々厳しいものがある。
半径2kmともなればメガドンキホーテや、春光ダイイチ、イオン旭川西などが存在するが春光イオン周辺に住んでいる車を持たない特にお年寄りは、夏は自転車で移動すれば問題ないが、自転車が使えない冬場は買い物が辛くなる。
特に旭川市内では高齢化が進んでおり、65歳以上のお年寄りは2022年4月現在で全体の34.1%にも達する。その影響度は無視できないものと思う。
春光イオンの解体に1年&新規建設で買い物難民は長期化か
春光イオンがあった建物は既に解体工事がはじまっているが、道新によれば解体工事におよそ1年ほどかかるという。さらにそこから新規箱物を建設するので実際にはそれ以上。
噂では「ザ・ビッグ春光店」とのことだが、たとえ平屋店舗でも建設には半年程度かかり、従業員など雇って準備するとなると全体で最長2年ほど必要ではないかと思う。
となると2年ほど春光イオン周辺での買い物難民問題が続くと思われる。道新の記事によれば要望書の中に「旭川西イオンへのシャトルバスの運行」や「移動販売の実施」などが盛り込まれていたが、最長2年となるとそれ以外にも行政あたりが支援する必要性が出てくるのではないかと思う。
もちろんイオン系以外にも旭川市では生協のトドックが会員制の移動販売を行っているので、こちらの検討もアリか。
買い物難民というと北海道では過疎地域とかでスーパーが無くなったというイメージだったが、高齢化が進む旭川市でも老朽店舗の建て替えにより現実に発生している。
これから先、旭川で高齢化がさらに進むと車を持たないお年寄りの買い物問題や、買い物ができなくなる心配から車を持たざるをえないお年寄りが原因の車の事故も増えてくると思う。春光イオンの買い物難民問題は旭川市での高齢化問題を真剣に考える良いチャンスではないだろうか。
買い物難民対策の一つとして「食事宅配サービス」を利用する
ここ最近はありとあらゆる色々なモノが通信販売で購入できるようになり、大変便利になった。そのうちの一つに「食事宅配サービス」というのがある。
「食事宅配サービス」は調理済みの冷蔵・冷凍弁当を自宅まで届けてくれるサービスのことで、電子レンジで加熱するだけですぐにご飯を食べられるというもの。スーパーに売っている冷食を1食ごとに弁当化したイメージ。
冷食というと少しネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれないが、食事宅配サービスで提供される弁当は栄養や健康に考慮したものが多く、特に一人暮らしの高齢者や食事療法が必要な人に嬉しいサービスである。
今回、買い物難民が発生している末広地区でも一人暮らしで毎日の食事の準備が面倒な人もいると思う。そういったニーズの一つの解決策として「食事宅配サービス」は有用かと思う。
自炊するよりは1食あたりの値段は高くなるものの、コンビニ弁当で済ませるよりは栄養面ではるかにアドバンテージがあり、また食べたいと思った時にすぐに冷凍庫から取り出してレンジでチンするだけなので手軽さも魅力的だ。
特に一人暮らしの場合は自炊する労力や時間を考えると、多少コストが高くともできあいのものを買ったほうが楽なケースも多々ある。
さらに自転車が使える夏場はいいとして、雪が積もる冬は徒歩しか使えず路面凍結や大雪などで買い物そのものにも苦労する。そういった心配からも自宅に宅配で届いて、冷凍保存できる宅食のメリットは大きい。
毎日食べる食事だからこそ、準備や献立に時間がかからない食宅サービス。今回末広地区で発生した買い物難民対策の一つとして試しに利用してみるのはいかがだろうか。
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