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2018年07月15日

【朗報】ナンチャラ顔さん渾身のギャグ、未来ラジオと人工鳩スタッフに通用する

未来ラジオラジオ 体験版大批評会Part3



1:24:53〜〜1:26:20
https://youtu.be/Pblo0OdWgrs?t=1h24m53s







▼この時間帯の投稿読みは、余り内容に返事をしてないんだけど(私の場合雑学への言及など)、







「これいいwwwwこれいいwwwwwww」




「ぶっっはっっ、これ面白いっすねwwwwww」



「この人面白いなwwwwww」






と男性陣にネタがウケたのは嬉しいね





全く何もないところから短文で笑いを取ることが難しく、次の人に使われる投稿がなかっただけにね。






反面、こんな仕事をしていても「ああそうですか」と女性は割と冷めていましたね(他の投稿に対しても、ハメを外してるようで時折冷静になる)



たとえ女性器の俗称とかを叫んでも、こういうところでふと真顔になるのがリアル




女性は素敵な名前と言ってくれるが、男性はさっきまでこれいいとバカウケしながらも、数分後にはナンチャラ扱いでイジってたりね。



シモネタ番組だが、これほど出演者の男女差(男あるある、女あるある的な)がハッキリしてる番組も珍しいかも。




地上波では不可能な、カオスラジオだった









▼非常に長いので全部は聴いていませんが、ゲーム業界の裏話などもあって、面白かった。





Summer Pocketsを倒してくださいという投稿に対して、仮想敵にしてはデカすぎんだろと返してたのは笑った







▼主人公ソラくんがかぐやに惹かれる描写が少なすぎて、好きになる過程が唐突だったかなあと思います。かぐやちゃんをもっと可愛く魅せてくれたら良いなあと思いますという意見には、確かにと思った。


作者も、もう1回デートをさせて説得力を持たせたかったらしいし、自覚はある印象だった




ただ、それを言ってしまうともう殆どのギャルゲーやマンガアニメラノベが成立しなくなってしまうので、逆にここがちゃんと描写されてる作品なんて滅多に無いんだよね…


大抵は主人公がイケメン(美少女)だからモテてるだけだし。




大昔の話になるが、同じく恋愛のいきさつが意味不明、唐突だと言われていたメモオフ。


インタビューで監督が同様のことを言われて、「いや、恋をするのに理由は要らないんです(キリッ)」と答えてて、これもなるほどなと思った




恋愛ゲームを作る人間だけあって、恋愛に関する含蓄もあるのだなと、当時は感心や謎の感情を抱いたものだった





まあ、そんな監督は離婚したけど











▼ラプラシアンの今後は…


撤退メーカーも増え衰退している業界なので、正直、今、若手が新規参入するのはかなり無謀だけど、少数精鋭でやってるようだし、この先生き残れるんじゃないかとは思ってる…











▼ユーザーの体験版の評価は上々といったところかな。


ただ本当につまらないと切り捨てたユーザーは、投稿すらしないかもしれない…



発売までもう少し。私もSF作品は好きなので、期待しています。












2018年07月10日

ラストサマー・バケーション・イン・ザ・ダーク レビュー感想 逆に奇妙

都会に出てから10年、葵は初めて生まれ育った田舎に戻ってきた。
この10年間、一度も足を踏み入れる事はなかったのに…




そこは死んだ、かつての幼馴染がいた町だった…




クリア時間5分で、ストーリーは王道展開、王道結末
最後まで決められた展開しかないので、少し変化が欲しかった。








葵の陰鬱さとかは掌編ながらに伝わってきました。
でもそれより陰湿なのが実は日向。なんかいそう感というか、身勝手さ、女子っぽさがリアルでしたね…









評価D
50点



インモラル系が好きな人には、おすすめです。
田舎&夏というのも王道だが、案外普通の地方都市かも。

2018年07月09日

オシイレ レビュー感想 平成初期、プレイバックホラーゲーム

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主人公(男女選択可)が子供時代の怖い経験を、悪夢として追体験するホラーADV


夢世界は全てセピアカラーで、平成初期風。現実世界は平成中期くらいかな。





















全4ステージあるが、ゲームバランス悪かったのが残念



というのもこれ、最初の学校ステージが一番の難所なんだよね。



廊下の謎解きもヒントがほぼないので、このゲーム最大の初見殺し。



無駄に広いマップ(しかも殆どがクリア条件と無関係)を右往左往させられる。






そしてステルスアクションがクチダケと同じように、主人公の周りの円形に敵が近づくと気づかれるシステムなのだが…
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最初の学校ステージはMAPが無駄に広い所為で見つかってもそのまま振り切れるし、病院ステージに至っては、マップが狭すぎてステルス要素が関係無い…





よって、あまりこの円形にも意味がなかったのが残念。





こういうゲームは難易度や移動範囲を徐々に上げていくのが普通だが、寧ろ簡単になっていくのも、ちょっとおかしい。




ラスダンに至っては、敵がイベント戦のみだしね



ラスダンはまだしも、病院と学校は攻略順が逆じゃないかな(時系列も、病院のが昔のようだし)











▼レトロっぽい雰囲気作りとグラフィックの完成度が高く、可愛いSDキャラクターも、ほのぼのした世界観にマッチしてた。




ホラーなんだけどほのぼのしてるのがいいよね。流血表現がないホラーゲーなんて稀有じゃないかな





そんな本作、どうもメインテーマは別のところにあるらしく…







以下ネタバレ































エンディングで幼馴染が助けてくれるシーンは、いい話だね。




ズッ友だよぉ……!!

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主人公行くところに幼馴染ありということで、頼りになる相棒だ。


本作のテーマは友情劇かな。


ここ、バッドエンドだと主人公が謎の悪夢に食い殺される(?)んだけど、それを押しのけてやってきた幼馴染はつよい(確信)


















▼そんな主人公を襲う悪夢の正体が、明かされない。


日本人形が見せていた悪夢?



突然襲ってくるシーンは、このほのぼのゲーで唯一ビビっちゃったね。











▼公園で不審者が主人公をお姉さん(お兄さん)と呼んでいたのはなぜか?


他のキャラには子供に見えてる筈だが、何か設定はあるのかしら…























評価C
60点



ガッツリホラーではない、主人公と幼馴染の関係がクローズアップされた青春ホラーゲーム


野放しにされた不審者が一番リアルだったかも




45分〜くらいでサクっと攻略できるし、おすすめです。








余談:

おまけ部屋の敵たちが、妙な正論を振りかざしてて思わず笑ってしまった。特に教師と院長はいいこと言ってる(笑)
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よかった…


目が合っただけで女子生徒を殺しに来る変態教師はいなかったんだね…











2018年07月08日

未来ラジオと人工鳩体験版 レビュー感想 青空ラジオ

▼Laplacianが8/31に発売する、未来ラジオと人工鳩の体験版をプレイしました。



SFアドベンチャーは好きなジャンルだし、体験版の評判が良いので、高い期待値でプレイ




なんでも体験版なのに衝撃的過ぎるラストシーンだという。




衝撃的な結末で終わる体験版といえば、PVでもフェイクを入れていたCROSS†CHANNELを思い出すが、さてさて未来ラジオとはどんなものか…






▼舞台は43年後となる、2061年の日本。




人工鳩という鳩を模したインフラ装置が発する妨害電波のせいで、ネットインフラなどが無くなってしまった世界の物語。




この設定がネット依存の現代社会への風刺っぽくってちょっと面白かった。





ネットが無いと不便だぞという描き方はしてないし、風刺とまではいかないレベルだけどね(そもそもこのゲーム自体がネットで宣伝してるわけだし)。









▼主人公ソラはそんな人工鳩の電波喰いの悪影響により両親を事故で失ってしまった童貞の少年





人工鳩に強い復讐心を抱いている。




そんな彼が、唯一、人工鳩が妨害できないラジオにより、反撃を始める(放送というテーマが、少し最初に感じたクロスチャンネルっぽい。内容はまるで違うが)






そんな時、ラジオが謎の電波を受信する



それは未来からの放送で、3週間後にソラが死ぬという内容だった…










▼うーん、SF王道ながらに面白い。







絵も綺麗だし、ギャグはかなりキレがある。思わず笑ってしまうシーンが多い。


ギャグのほとんどはシモネタやソラへの童貞イジリなんだけど、ギャグパートでテンションを上げられたまま、勢いで笑ってしまうな。




声優もキャラにマッチしているし、上手いからね。


小倉結衣(小倉唯ではない)が一番上手いかな。









▼テキストは読みやすい。


でも誤字脱字や、間違った日本語が多い。製品版では修正されているだろう。
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(これは正しい?)










▼人工鳩の開発者だった椿姫


ソラ同様、人工鳩の事件により両親を失った秋奈


ソラを童貞とイジリ倒すくせに自身も処女の義妹、水雪


そして同じく童貞の親友とラジオ放送をするのだが、それが特殊な電波を発して、結果として人工鳩を駆除するという設定が面白い。目には目をって感じだ。





トークも軽快で、シリアスなテーマなのに表面上は明るく進行するから、つい目的を忘れた





「あ、そういえばこれ、両親を殺された男の復讐劇やったな」…って














▼ソラにとって因縁の場所である第一ターミナルで知り合った謎の少女、かぐや。




あなたは死なないわ、私が守るもの…と、綾波みたいな宣言をするも、絶対にやる、でも根拠は言えないと悪徳政治家みたいなことを言う、本作のヒロイン




そんなかぐやにとって人工鳩は失った母の思い出でもあり、友達同然。




彼女に恋してしまったソラは人工鳩を殺すことを躊躇する。だが殺さないと、自分が死んでしまう。


ソラは思い悩むのだった…



そしてかぐやには秘密があって…






以下ネタバレ





































▼人工鳩の命とかぐやの命が連動しており、あんなに熱心だったラジオを辞めてしまう一堂。





俺はラジオをやめるぞ〜〜〜〜!!!



……処女!!!











▼ラジオは本作のメインテーマだったので、スパっと切られたことが意外だった。(もうちょっとそれについての世論の反応も描いてもいいと思う)



でもカンペくんはソラだろうから、体験版以降はかぐやの生存を信じて必死にラジオをやっていく…ってストーリーなのかしら


ちょっと強引だった、かぐやがラジオを奪っていったことや、そのことにストーリー上でほとんど触れられなかったことも意味があったのね








▼そして運命の日、オオゾラが落ちてしまう…








正直ここまでや世界は救われる、彼女を失えば的なノリは予想通りだったのだが(ソラを葛藤させるパターンとして、最初からこうかなと)、かぐやがソラを助けるために犠牲になってもオオゾラは止まらず、ソラが記憶喪失になってしまうなんて悲劇の連鎖は予想外だったね。








ソラは声とかぐやの記憶を失い、かぐやは死亡…



主人公的にも、プレイヤー的にも、ソラが死ぬよりも悲しいラストシーン。













▼うーん、ここまで絶望感タップリで終わる体験版もなかなか無いんじゃないだろうか。



衝撃というか、かなり強い引きで終わったね。ストーリーの流れとしてはマイナス方面だから余計気になるんだよな



ラジオを辞める展開から、全てが水の泡感によるもの悲しさが凄いね。EDの歌でしんみりしてたら突然画面と音にノイズが走る演出とか、ちょっと怖い。





体験版ながらに面白かったです




ラジオに入った謎の怪電波(あのシーン結構怖い)の正体など、伏線も当然残されたままなので、製品版の発売日が待たれますね…






延期したけど








2018年07月07日

さようならばと行く方は レビュー感想 陣平マジイケメン

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▼呪われた「お祈り様」をめぐるストーリー(不採用通知ではない)



作者お得意の、この世とあの世のはざまに閉じ込められた高校生と男性教師が、脱出を目指すホラーADV



ホラー要素はほどほどで、謎解きがメイン。トゥルーエンドまで、20分〜


追いかけっこ要素ありだが、攻略も簡単なので苦手な人でも問題ないかと。





ストーリー、設定が湖底の童歌と共有しているが、未プレイでも理解できる



絵は相変わらず美麗で魅せる



まあ何はともあれ…








いやあ…



心に沁みる、いいストーリーでしたねえ…






作者のゲームでは、誰そ彼と文、ワンルーム・エンディングに次ぐ良さ



少年が過去の手痛い経験を払拭し、大人への階段を1歩上る。



そして過去の手痛い経験は、思い出すと少し胸に痛みのある、思い出に昇華される…







こんなん、素敵やん?

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以下ネタバレ感想



















まあなんといっても特筆すべきはバディである陣平のかっこよさ



こういうゲームじゃ珍しくイケメンじゃない見た目普通のオッサンなんだけど、キャラクター性のかっこよさは随一でしょう。


主人公ではないが(ダブル主人公?)、完全に主人公を食ってた。









翼の、最初はグイグイ来るのに、いざ陣平からいくと潮がサァァアーーっと引くみたいにクールダウンしていく態度は、女性の描き方が、リアルすぎだ。おいおい、実体験かよ




ライターも多分女性でしょう。







そして、そんな翼の事情を知った上での、陣平のプロポーズがまたいいんだよな(いつ心変わりしたのかは謎だけど)



この時まだ20代か30前半の若手だろうけど、凄い老練された精神性だわ

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翼は、湖底の童歌で写真に写ってたキャラかな。いとこの名前の話もそれっぽいのがあったし、なんとなく気になってた、くらいの要素を拾うのは、面白い伏線といえる













主人公の愛子の回想が、ホラーから爽やかな笑顔に改変されるエンディングは、実にいいシーンだったね

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机の近さから、実は結構、仲がよかったんじゃないかと推測。普通は机を離すからね。この距離感は、教科書を忘れた時くらいでしょ

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評価C
65点




面白かったです。







このシリーズは、ロックマンシリーズのように全作品が強引に繋がっているようなので、これからの展開に期待。



2018年07月06日

ちょっと気になる販売機 レビュー感想 路地裏の彼女

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家にも学校にも居場所がないイジメられっこの主人公は、ある日、路地裏でぽつんと佇む自動販売機を見つけた。


安かったこともあり、ドリンクを買う



女性の声でアリガトウゴザイマスと喜ぶ自動販売機に、主人公は嬉しくなる


作ったポイントカードの履歴により、まるで人間のように音声を発する自動販売機に、拠り所のない主人公は依存していく…
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そんな時、明らかに普通ではない異変が起こった…

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とか書くとまるでホラーゲームのようだし、実際BGM(環境音)が怖くてちょっとホラーゲームっぽいんだけど、意外や意外、そんな自動販売機がヒロインの、列記とした少年の成長モノ、感動系



ヒロインがガチの自動販売機という挑戦的な作品という一文から、ヒロインが○○という、ありがちな奇を衒ったゲームと思いきや、全く違った



確かにガチでヒロインだったね、ヒロインといっても恋愛関係にはならないけどね(流石に無機物との恋愛ってなんだよ。擬人化なしでは不可能だろとは思ってたので、ここは予想通りだが)。







自動販売子がとあるシーンで途切れ途切れにアリガトウゴザイマシタと言うシーンで、ちょっとウルっときちゃったよ。






自分、涙いいっすか…?








短いストーリーではあるが、作中のネタが全て消化されたこともよかった。


ストーリーでやり残した事があるゲームは、とても多いからね。


でもこのゲームは短いながらに、扱った題材をやり尽くしてる。

















評価C+
65点



自販機がヒロインというテーマも斬新だし(自販機のトゥーランドットは人間がヒロインだからね)、15分の掌編としては、スチルの種類も多く、メロンソーダが飲みたくなる、それこそメロンソーダのような爽快感のある良作でした。



おすすめ。







因みに、私が好きなダイドーのジュースは、エナジージムとミスティオです








2018年07月05日

レイヤーif シュレディンガーの猫 レビュー感想 桃缶をめぐる物語

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学校を休んでいた主人公は、賞味期限を大幅に過ぎた桃缶を発見する。




開けるか否か試行錯誤していたら、クラスメイトの四方山翔子が訪ねてきて…












ギャグ作品なんだけど、絵がとても綺麗。



ヒロイン(?)の翔子もヒロインとしては珍しいJKギャルで(JKはベタだが、JKギャルだと少ないだろう)、スマホで撮影した写真をインスタにアップしようとしたり、笑わせてくれる

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絵も綺麗だがティラノで演出を結構細かくやっており、部屋中に立ち込める煙が実写さながらの美麗さだったり(というか多分実写)、ギャグ作品なのにこういう綺麗さがあるからギャップで笑っちゃうね



イケメンと美少女がシュールなことをして笑わせる、同人ゲーだと「マキシマムデイズ」、漫画だと「× ―ペケ―」や「B.B.Joker」を思い出す笑い





主人公を含むフルボイスで、演技による力業でも笑わせてくる。キャストの声質がアニメ声じゃないこともマッチしてた


ギャグ作品はプレイヤーを笑わせたら、それだけでもう成功なんだよね













評価C
60点



何気にショート作品としてはかなりのクオリティなのでは?

4つあるEDを選択肢に戻ることですぐ回収できるし、ワンプレイ数分で一切無駄がないのもよかった。




シリーズものとのことで、新作が楽しみ。










閑話:
ノベコレR18が立ち上がりましたね。



完全新作もそうだが、くじらの公式 XRATEDや、俺たちのギャルゲ エクスタシーが出たら、同人ゲーの流れとしては斬新で、面白いなー



2018年07月03日

青い欠如 レビュー感想 ドアノブとハルジョオン

▼男子大学生の薫と女子小学生の明日香は、奇妙な切っ掛けから、お互いを知る関係となる。



明日香は年上の大学生を薫さんと呼ぶが、薫もまた、小学生の女の子を明日香さんと呼ぶ奇妙な関係に発展する




薫はそんな明日香に対し、初対面にも関わらず正体不明の既視感やなつかしさを覚えるのだが…














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▼まず、言うほどぱちくり瞬いてるか?という、死んだ魚のような目のヒロインを見た瞬間、直感的に面白そうだ!!と思ったのですが、正解でした




面白かった







こういう第一印象の惹き付ける力は、ジャンルや画力の良し悪し、その他の要素関係なく稀に感じるのですが(最近だと夜底奇劇・星空物語にも感じた)、今時CSでは絶対ありえない、かつ、同人ゲームとしても珍しい一作でした









▼そんな要因としては、やはりテキストが極めて文学、小説に近い文体で書かれていることでしょうね。



あかほりさとるの擬音の乱発に見られるような、よくあるラノベ表現も一切無い(と思って読み進めていたら、実際に、擬音表現に対してのセリフが出てきて驚いた)



最近のラノベとも違う





多くのゲームはラノベやアニメの脚本に寄せているので、今時、本作のように文章表現や心理描写、情景描写中心でシナリオを書きあげたゲームは滅多にないのでは。CSだと絶滅危惧種じゃないかな(恐らくライターはラノベより小説を読むタイプじゃないかと)







やはり堅苦しい文体なのでエンタメであるゲームとミスマッチだし、執筆にセンスが要るので、少ないんだよね



ましてやゲームを作る人はゲームが好きだから、必然的にゲーム的な文体になっていくしね




でも単に堅苦しいだけではなく、シモネタや脱力するようなシーンがあることもよかった

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薫が女子大生の告白は断ったくせに、女子小学生に関係する夢を見て夢精するのもインパクトがあった










▼今時ありえないくらい古臭い(この場合、誉め言葉)絵や画面演出も素晴らしい。


エヴァリース・サガのようなレトロゲーム風の美麗グラフィックではなく、本当にレトロゲームそのもので、とても粗い





なんとファイルを全展開しても、5MBにすら満たない






知らない人に見せたら間違いなくこれスーファミじゃね?と言うでしょう。



かまいたちの夜とかの時代ですね…



背景画像も、加工された実写




かくいう私も、この画面の印象からは不釣り合いなTwitter防犯ブザーという今風のワードが出てくるまで、ふとスーファミのゲーム(90年代)をやってる錯覚に陥ってしまった





あれ?これスーファミじゃなかったっけ?って













▼読了しても、ストーリーは得体が知れない感じで、登場人物は誰一人として実態がつかめない。



個人的に解釈はあるが(本作に元ネタがあった場合は、また別だけど)、それが正しいのか、そもそも答えが用意されたストーリーなのか、または作者の頭の中だけで完結したストーリーなのか、それも得体が知れない



前述した、私が強烈な第一印象を受ける作品の謎と同じかもしれません




ラストシーンもかなり唐突に終わるので、終わったことに気づかないプレイヤーも出るんじゃないかな。













評価C+
60点




売れ線からは大きく外れ相当にプレイヤーを選ぶゲームですが、今時珍しい一作なので、ワンプレイの価値ありじゃないかと。個人的にはお気に入り



音楽までスーファミチックな曲を自作しているのも良かったです。


2018年07月01日

Daybreak wizarD、Daybreak wizarD2 レビュー感想 転校のロックマン

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▼Daybreak wizarDがアップされた時、絵が綺麗なゲームだな…と感心したのですが、プレイするに至らず時が経ち、今回、2が出たということで、まとめてプレイしました









▼まず特筆すべきは第一印象通り…というより第一印象を大きく超える、絵の上手さ



枚数、クオリティ、表情差分など、物凄く手間をかけてる




中でもちょっと驚いたのが、これだけ多くのキャラクターが登場していながら、顔が同じキャラクターが全くいないんですよ



普通こういうタイプのゲームは顔が同じキャラクターが何人もいるものだけど、ここまで描き分けがされてるゲームは滅多にない








グラフィック表現も拘りがあり、戦闘で敵にダメージを与えると、

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グラフィックがちゃんと変わる

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グラフィックが画面一杯に表示されるのも迫力がある。天外魔境Uを思い出すね。




ドット絵も自作で、ビジュアル面は相当拘ってる。









▼見た目はRPGだが、戦闘はイベントバトルのみで経験値やレベルアップの概念もないので、実質的にはADV




転校先が魔法学園だと知らなかった主人公は、異能者と戦いながらも、自身や学園に秘められた謎を追及していく……





そんな設定の学園異能バトルものなので、RPGの形式を取ったんじゃないかと









▼魔法学園というテーマで、魔法学園ルナ!というクソゲーを思い出すので一抹の不安があったが…




それは杞憂で、とても面白かった。










▼1が1話、2が2話を収録している。クリアタイムは1が60分、2が90分ほど





どちらも非常にハイテンポで一切の無駄がなく、絵だけではなくシナリオも完成度が高いです




特に2は泣けるストーリーから笑いのオチで締める




もうこれが最終回でいいだろというほどの綺麗さで、今のところ最良





















以下ネタバレシナリオレビュー


















Daybreak wizarD〜第1話 ようこそ東雲学園へ〜
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▼RPGだけに限らず、全ての物語は最初が肝心だが、これに関して本作は完璧な入り方だったといえるだろう



アントニオのテンションにいきなりハードわしづかみ。思わず笑っちゃった






▼テンポの良さが素晴らしく、ヒロイン(?)の沙優音との出会いから友達になるまでも、一切無駄がない流れ
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普通なら、まるで人気漫画の引き延ばしのように、仲良くなるだけで1話丸々使うからね










最初は無愛想な他人、そして気を許せる友達に。そして惹かれあう関係に…



これぞ恋の始まり…





やっぱり同級生ヒロインは最高や!!!










▼ワタナベが実はそんな彼女に昔の自分を重ねていて、沙優音の暴走を止めるために不器用ながらも忠告してたというのは、優しい先輩って感じで実によかった。




どうもこのゲーム、世界観として、悪人がいないというテーマな気がする。







変わった名前で変わった見た目のキャラクターが大量に出てくるゲームなので、パターンとして変態ばかりだと思えば、意外とみんな、真人間。





先生たちに関しては、最早言うまでもなく、ぐう聖







変態でロリコンの村主でさえ、案外いい人











明確な敵として憂子が登場するが、悪役であって悪人ではない、何か事情があってこうなった感じだし








▼1話はチュートリアルということだけど、しっかり面白い


評価C+
65点











Daybreak wizarD2〜第2話 絵本の魔女と毒りんご〜

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▼ヒロインだと思ってた沙優音にいきなりNTR展開
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

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しかも憧れではなく、割とガチな恋愛感情っぽい(天使先輩が天使過ぎる所為かと思ったが、他のキャラは案外普通の反応だし)









▼3人の関係が実は親子であり、りんごが魔法生命体だというオチの伏線が丁寧に張られてて、完成度が高いシナリオだ。


七人はりんごに執着こそしていたが、恋愛感情があるとは、実は言われてなかったしね。上手いミスリードだね。


そんなりんごが感情を吐露するシーンは、泣けちゃうね。先輩キャラなのに、まさに幼女に見えた(2歳だし)

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あ、魔法生命体たちもちゃんと生きてるんやな……って
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他作品ではメイドロボだったり、美少女アンドロイドだったりでよく見るテーマだが、本作でも綺麗にまとまってた(魔法生命体は女しかいないのかしら?)





りんごの父母との関係は一先ず結論がついたが、他の2人はまだ先延ばしにされてるので、今後の登場に期待。








▼3話の次回予告も実に面白そうだ。煽りの利いた、いい演出だね

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(ドヤ顔するだけあってでかいな)















▼いやあ、面白かった。2作目にして、完成されすぎているくらいに…


好感度要素がカットされたが、シナリオ重視なので、アリじゃないかと



評価B+
75点












▼完全にりんごがヒロインで、沙優音が空気だったが、ひょっとしてこのゲームはヒロイン交代制なんだろうか










……



………






せや!!やっぱりりんご最高や!!!


マッマ公認の仲!!これぞヒロインや!!!



沙優音なんて最初からいらんかったんや!!!(熱い手のひら返し)































▼まだまだ登場していないキャラクターが多いし、物語は謎だらけ。


多くの伏線を張ったままなので、Daybreak wizarD3もかなり楽しみです。









▼そういえば、主人公の元ネタってロックマンなんですかねぇ。





青いのって言われてるし、コピー能力の青い奴(しかも前作で覚えたコピーを全て忘れてる)といえば、もうロックマンしか思い浮かばない(笑)












閑話:4月に書いた記事が何故か今更ランクインしてますが、Summer Pockets -サマーポケッツ- (サマポケ)が発売された影響のようです

何度か1位を取った事はありますが、最近トップ10にも入らなかったので、地味に嬉しいです。

多くは検索からのジャンプでしょうが、勿論、普段から閲覧、書き込みをして下さる方々あってのことです。今後ともよろしくお願い致します。

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サマポケが好評なのも、Keyのゲームに熱中してた者として嬉しいです。


買おうかな


2018年06月30日

冒険者を目指す従妹と一つ屋根の下で暮らすことになったんだが無防備すぎて辛い レビュー感想 こいついつも

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おい、大島〜〜〜!!!



大島〜〜〜!!!


……おい、大島ってば……返事しろよ!!!





……












ワタベだよ!!!

 ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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(作者さん)


























▼おちこぼれの冒険者カインと、そのカインに恋する従妹の少女レイチェルが1人前の冒険者を目指すRPG





このテの3Dカスタム少女を使ったゲームは、「それ」が本体でゲーム性が0だったり、習作レベルであることが殆どなのに、本作はストーリー、ダンジョンRPGの部分もちゃんと作られているのが、他の類似ゲーよりも優れてるね




従妹とドキドキ迷宮攻略なんて宣伝文だが、劣等生である主人公、カインが勝ち上がっていくストーリーとしても、なかなか良く出来てる。






カインを馬鹿にするベタなDQNや、利用できないと分かった途端捨てたド屑の元カノが出てきて、いい感じに煽ってくる。










シナリオは王道というよりは最早シンプルで、全てがお約束だが、キャラの掛け合いが面白かった。



でもラスボスがタイマンなので、主人公とヒロインのコンビで倒したかったね。


コンビがテーマのRPGなのに、コンビで何かやることが殆ど無いし…










▼そんなカインは劣等生ながらに強いので、ダンジョン探索と戦闘をするのは、新人冒険者のレイチェルのみ

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(冒険者は身体が資本……グランディアの台詞だね)






クリアまで1時間で、難易度も低いのでサクサク進められた。


まず全滅しない難易度だが、それでも主人公に助けを呼べるので(2人で戦闘できる)、RPGが苦手な人でもまずクリア出来ないなんてことはないんじゃないかな







▼ギャルゲーの部分もタイトル通りラノベ的(なろう系)なベッタベタで面白い



好意を勘違いしたレイチェルに、お兄ちゃんのバカァアアァ!!なんて殴られたり(勿論殴ったまま走り去る)、90年代の香りがする







ファンタジーな世界観なのに、ヒロインが従妹で、同棲をする設定も妙にリアルで良かった。



義理の妹がいる人間は殆どいないが、従妹なら大抵はいるからね。必然的にリアリティを感じる。




従妹と結婚した人が身内にいるが、めっちゃ気持ちいいらしくて(いとこ同士は鴨の味というだけあり、相性は本当にいいらしい)子供は4人もいる







▼カインはレイチェルに恋愛感情や性的な興奮を覚えるが、身体ではなく同棲やダンジョンでのトラブルで偶然見えるパンツのみに欲求する。ある意味変態








こいついつもパンツ見てんな










だからこのヒロイン可愛いなと思っても、パンツ以外の要素は特になし。これはプレイヤーを選びそうだ。























評価C
60点



1時間でクリアできるRPGとしては、かなり手堅く纏まってるんじゃないかと。




しかし、カインはエレナにロリコン扱いされていたが、2人の年齢差はどのくらいだろう。



22歳と15歳くらいのイメージだが。














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