▼Daybreak wizarDがアップされた時、絵が綺麗なゲームだな…と感心したのですが、プレイするに至らず時が経ち、今回、2が出たということで、まとめてプレイしました
▼まず特筆すべきは第一印象通り…というより第一印象を大きく超える、絵の上手さ
枚数、クオリティ、表情差分など、物凄く手間をかけてる
中でもちょっと驚いたのが、これだけ多くのキャラクターが登場していながら、顔が同じキャラクターが全くいないんですよ
普通こういうタイプのゲームは顔が同じキャラクターが何人もいるものだけど、ここまで描き分けがされてるゲームは滅多にない
グラフィック表現も拘りがあり、戦闘で敵にダメージを与えると、
グラフィックがちゃんと変わる
グラフィックが画面一杯に表示されるのも迫力がある。天外魔境Uを思い出すね。
ドット絵も自作で、ビジュアル面は相当拘ってる。
▼見た目はRPGだが、戦闘はイベントバトルのみで経験値やレベルアップの概念もないので、実質的にはADV
転校先が魔法学園だと知らなかった主人公は、異能者と戦いながらも、自身や学園に秘められた謎を追及していく……
そんな設定の学園異能バトルものなので、RPGの形式を取ったんじゃないかと
▼魔法学園というテーマで、魔法学園ルナ!というクソゲーを思い出すので一抹の不安があったが…
それは杞憂で、とても面白かった。
▼1が1話、2が2話を収録している。クリアタイムは1が60分、2が90分ほど
どちらも非常にハイテンポで一切の無駄がなく、絵だけではなくシナリオも完成度が高いです
特に2は泣けるストーリーから笑いのオチで締める
もうこれが最終回でいいだろというほどの綺麗さで、今のところ最良
以下ネタバレシナリオレビュー
Daybreak wizarD〜第1話 ようこそ東雲学園へ〜
▼RPGだけに限らず、全ての物語は最初が肝心だが、これに関して本作は完璧な入り方だったといえるだろう
アントニオのテンションにいきなりハードわしづかみ。思わず笑っちゃった
▼テンポの良さが素晴らしく、ヒロイン(?)の沙優音との出会いから友達になるまでも、一切無駄がない流れ
普通なら、まるで人気漫画の引き延ばしのように、仲良くなるだけで1話丸々使うからね
最初は無愛想な他人、そして気を許せる友達に。そして惹かれあう関係に…
これぞ恋の始まり…
やっぱり同級生ヒロインは最高や!!!
▼ワタナベが実はそんな彼女に昔の自分を重ねていて、沙優音の暴走を止めるために不器用ながらも忠告してたというのは、優しい先輩って感じで実によかった。
どうもこのゲーム、世界観として、悪人がいないというテーマな気がする。
変わった名前で変わった見た目のキャラクターが大量に出てくるゲームなので、パターンとして変態ばかりだと思えば、意外とみんな、真人間。
先生たちに関しては、最早言うまでもなく、ぐう聖
変態でロリコンの村主でさえ、案外いい人
明確な敵として憂子が登場するが、悪役であって悪人ではない、何か事情があってこうなった感じだし
▼1話はチュートリアルということだけど、しっかり面白い
評価C+
65点
Daybreak wizarD2〜第2話 絵本の魔女と毒りんご〜
▼ヒロインだと思ってた沙優音にいきなりNTR展開
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
しかも憧れではなく、割とガチな恋愛感情っぽい(天使先輩が天使過ぎる所為かと思ったが、他のキャラは案外普通の反応だし)
▼3人の関係が実は親子であり、りんごが魔法生命体だというオチの伏線が丁寧に張られてて、完成度が高いシナリオだ。
七人はりんごに執着こそしていたが、恋愛感情があるとは、実は言われてなかったしね。上手いミスリードだね。
そんなりんごが感情を吐露するシーンは、泣けちゃうね。先輩キャラなのに、まさに幼女に見えた(2歳だし)
あ、魔法生命体たちもちゃんと生きてるんやな……って
他作品ではメイドロボだったり、美少女アンドロイドだったりでよく見るテーマだが、本作でも綺麗にまとまってた(魔法生命体は女しかいないのかしら?)
りんごの父母との関係は一先ず結論がついたが、他の2人はまだ先延ばしにされてるので、今後の登場に期待。
▼3話の次回予告も実に面白そうだ。煽りの利いた、いい演出だね
(ドヤ顔するだけあってでかいな)
▼いやあ、面白かった。2作目にして、完成されすぎているくらいに…
好感度要素がカットされたが、シナリオ重視なので、アリじゃないかと
評価B+
75点
▼完全にりんごがヒロインで、沙優音が空気だったが、ひょっとしてこのゲームはヒロイン交代制なんだろうか
……
………
せや!!やっぱりりんご最高や!!!
マッマ公認の仲!!これぞヒロインや!!!
沙優音なんて最初からいらんかったんや!!!(熱い手のひら返し)
▼まだまだ登場していないキャラクターが多いし、物語は謎だらけ。
多くの伏線を張ったままなので、Daybreak wizarD3もかなり楽しみです。
▼そういえば、主人公の元ネタってロックマンなんですかねぇ。
青いのって言われてるし、コピー能力の青い奴(しかも前作で覚えたコピーを全て忘れてる)といえば、もうロックマンしか思い浮かばない(笑)
閑話:4月に書いた記事が何故か今更ランクインしてますが、Summer Pockets -サマーポケッツ- (サマポケ)が発売された影響のようです
何度か1位を取った事はありますが、最近トップ10にも入らなかったので、地味に嬉しいです。
多くは検索からのジャンプでしょうが、勿論、普段から閲覧、書き込みをして下さる方々あってのことです。今後ともよろしくお願い致します。
サマポケが好評なのも、Keyのゲームに熱中してた者として嬉しいです。
買おうかな
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