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2018年08月05日

アニメ版ハイスコアガールに触発された懐古ゲーマーが、久々にスーファミとスパ2を蔵出しして遊んでみた

▼アニメ版ハイスコアガール面白いねぇ




小春の声がクールすぎて違和感あるし展開速すぎだが、中学編もいい





時代が徐々に現代に近付き、スト2シリーズも4話ラストでは、スーパーストリートファイター2





つまり通称スパ2になるんだよな





私はハルオたちよりは随分年下なので、当時本当に小さな子供だったが、本作も勿論プレイしていた。



ハルオが200円の筐体をプレイしていたが、当時スパ2も巨大な筐体があった。でもワンプレイは100円だったかな



ゲーセンもいいが、やはりなんといっても友達との対戦の想い出は、気がねもお金も使わないで済むスーファミ版。




今と違ってソフトこそ高額だが(スーファミソフトは、1万円以上する物もあったのですよ…)、1日中、2人以上で遊ぶ事を計算すると、あっという間に元が取れるからね。









▼まあハイスコアガールを見て当時を懐かしんでいると、どうにもスパ2がやりたくなってきたんだよな







そこで、実際に、大昔に買ったスーファミ版を引っ張り出してみた




……






うひゃぁぁぁぁああああああああああああああああああああ!!!!!!



懐かしい!!!












▼初代スーファミですよスーファミ。つまりスーパーファミコン。スーパーなファミコン。








コントローラとアダプタをぐるぐる巻きで収納していたユーザーは相当数いるんじゃないかな。



メーカーは他の収納方法を推奨していそうだが、これが手軽なものだから、当時の子供たちはみんなこうやって仕舞ったいた



アダプタ(画像は純正と、大きいほうがHORI製品。安いだけあってデカイ)はギチギチに巻きすぎると、コードの根元が破損しちゃったりね。スーファミあるあるだと思う。


雑に扱う子供は多かっただろうね













▼スーファミを知らないであろう最近のゲームユーザーのため簡単に解説すると、スイッチの大先輩といったところだろうか(ファミコン、スーファミ、64、ゲームキューブ、Wii、WiiU、スイッチ←今ここ)。




初代テイルズであるテイルズオブファンタジアは、このスーファミの末期である1995年に発売された。つまりもう、プレステなどの次世代機は出ていたんだよね



だがそれでもまだ、ハードは続いていた






ファンタジアの後も数年間新作がリリースされ続け、ローソンのロッピーで書き換えサービスがされていた。




「ああっ女神さまっ」のようにファミ通の発売予定スケジュールに載り続けたまま結局発売されないゲームがあったり、非常に息が長いハードだった(まだ20代のHIKAKINがミニファミコンとミニスーファミを「懐かしい」と言ってたように、昔の任天堂ハードは本当に長いスパンで遊ばれていた)




そんなスーファミからスタートしたゲームシリーズは数多く存在する(まあ現在はその殆どが費えたが…)



偉大なる名機





それがスーファミ


















▼さて、感傷に浸ったところで、大変年季が入って黄ばんだスーファミで、スパ2をプレイ。


黄色いが、不潔なわけではない。当時のゲームハード、ゲームソフトは日光に弱くてすぐに黄ばんだ。



メガドラが任天堂に買ってる数少ないポイントは、ハードが黒くて黄ばみが目立たないこと(笑)





















▼難易度デフォルトで、時間制限だけ∞でプレイスタート





いやあ本当に懐かしい、数年前に起動確認では少し触ったが、いざ「プレイ」すると全く感慨が違うね





滅茶苦茶にカタくなって操作を受け付けないコントローラ(昔のハードはコントローラの質が悪かったのですよ…プレステは全然カタくならないから、すげーって思った)に、ノスタルジーを感じる






そしてブランクこそあれど、意外にもノーコンティニューで勝ち進む。






スパ2には新キャラが4人追加されていた。


キャミィ、いたいたこんなやつ。スパ2からの新キャラで、春麗以来の女性キャラ。ちょっとエッチだった

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今見ると、露骨に子供たちに性癖を刷り込むためのキャラ




明らかに敵サイドの人間なのに、ストリートファイターII V烈伝ではリュウのパートナーで、ヒロインだった。作者の発想力は凄い。


スト2のヒロイン…というか主要な女性キャラ、代名詞といえば春麗だが、何故か主人公であるリュウの相手役にはなってないんだよな(どちらかといえばケンの相手役。ケンにもイライザがいるが)。






フェイロン…こいつは露骨にブルースリーがモデルだった。

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アチョアチョ煩いキャラだが、ストリートファイターUVでは声の低いクールなキャラクターで、それもなぜか春麗の幼馴染にされていた。中国と香港つながりという安易な発想?






そんな新キャラ軍団を葬り、無傷で勝ち進み、子供のころから苦手だったバルログを倒すも、サガットとベガに苦戦…




結果スコアは716310…





まあしっかりプレイしたのは本当に久しぶりだったので、そう考えると、結構高いんでは。








▼レトロゲーム全体に言える事だが、単純明快で面白いね。


今のようにムービーもなければ、ボイスもない。演出でブラッシュアップできない以上、中身で勝負するしかないからね





中でもやはり、昔のスト2シリーズは本当に面白いね。何せ今遊んでも面白い。



対戦で技やコンボを覚えて勝って脳味噌が気持ちよくなるという、ゲームの根源的な楽しさを詰め込んでるし、SNKに比べると操作も単純明快なんだよな。


使うボタンはSNKのほうが少なかった気がするけどね







▼まあ久しぶりに楽しめたよ。




しかしアレだね。



当時の今頃である夏休み…


友達と遊びに行ったりプール行ったり花火したり、一緒にゲームしたりと本当に楽しい毎日を過していたな



人生で一番楽しかったかは分からないが、人生で一番1日があっという間だった



1年となると長いんだけどね。なぜか1日は速い



これは実際、夕食の時間になって、もうこんな時間だと時計を見て衝撃を受けた記憶が、まだあるんだよな


2018年08月02日

夏のヒロイン(28) レビュー感想 売れないアイドルの歌が、俺を大人に変えていく

(28)小っちゃ!
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▼仕事に嫌気がさした主人公は、帰省した田舎で、黒髪ロングに白ワンピの少女を見かける



夏のヒロインだ…と胸膨らませた主人公だったが、そんな夏のヒロインは…




少女ではなく、28歳の女性だった…
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1ギガ高速度の光ネットはコミュファ光









▼ヒロインがみさえの1個下ですね。





バカゲーっぽいタイトルや見た目に反して、夢に挫折した大人たちの良作青春ノベルでした


夏っぽもさも、なかなか


この夏、まだ夏を感じさせるゲームに出会っていないなと思っていたんですが、ここで出会えました






ネタバレあります















▼清楚な雰囲気はまるでなく、猪肉を片手にビールを飲むヒロイン



主人公と同じく夢破れた地方アイドルで、その最後としてこの村へ来ていた…




王道ながらに、自然に入り込めるいい設定だね









▼作中のキーワードでもある夏ヒロインの定番ファッション、黒髪ロングにノースリーブの白ワンピ(王道ではここに麦藁帽子が加わるが本作は何故かそこだけ外している)
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「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」でこのファッションの黒猫に対し、京介がエロゲーのヒロインみたいな格好と言ってたのが印象深い






フリゲだと、そんなエロゲーヒロインを意図的にイメージさせた「さよなら、リアル」でもヒロインはこのエロゲヒロインファッションだったね
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即ち、現実にはまずしないということなんだろうね。




確かにこのファッション、ゲームやアニメ以外では殆ど見たことが無い…



というか現実では一度も見たことが無い。




清楚系の割に露出度が高いし、ワキも全開






日焼けもするしね…



下着も透けるから着るのに気も使う。


そもそも黒髪ロングは夏だと暑い。




……






この不合理ファッションの女性、どこに行けば拝めるんでしょうか?














▼まあそんな、夢破れた2人の大人の再生ストーリーなんだけど、星空の下、ヒロイン最後のライブの客が主人公ただひとりというのが、なんともロマンチックだね

アイドルとして成功できなかった話がなんとも切ない…

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(この格好でダンス出来る事も何気に凄い)










▼ライブが終わり、メッセージを残して、去って行く彼女…



主人公はそんなひと夏の出会いで少しだけ大人になり、都会でまた頑張ろうと決意を新たにするのだったが…





……






ここまでは非常に好感触だったが、その後、ヒロインが主人公の会社に入社してからの展開は、ちょっと安易過ぎて、蛇足だったかなあ…



課長が実はイイ人だったり、全体的に前向きな雰囲気で纏めようとするのはいいんだが、これまでのストーリーはなんだったの?というほどのご都合主義の連続で…



転職の話とかどうなったのよって思った。


正直興醒めしたかも。ここは賛否分けそう








▼作中の時代設定が謎かな


アイドルや出版についての描写は現代なのに、音楽については古いような…


カセットプレイヤーも、頭出し出来る商品は90年代から普通にあるし…













1ギガ高速度の光ネットはコミュファ光







評価C
60点


終盤は蛇足な気がしますが、悪いとまではいかないし、結構気に入ってます。


主人公とヒロインの関係を恋愛未満にしたのもよかった。


雨のひと夜の レビュー感想 虹

雨の中ひとり佇む主人公は、とある少年に傘を差し出される。



行き場のない主人公は彼の自宅へ案内されるが、そこは人間が住むには異常な空間だった…








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2018年上半期ベスト5にも選んだ、「せいかい探し」作者の新作ですね。

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あれがギャルゲー的なゲームだったので、本作は見た瞬間分かりましたよ。









あっ、(今度は)ホモだ!って
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あのさぁ…

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というわけで、






あっ、ホモゲーのレビューだ!









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前作がノベルゲームだったのに対し本作はRPGツクールを用いたワンマップADVとなっている




正確には何故かトイレも探索できるが、攻略上意味はなかった







攻略は非常に簡単で、15分もあればコンプできると思う。



ストーリーは王道も王道なので真相エンドを見なくても話が読めるが、マップの外に雨が降っていたり、コマンド入力時のSEが雨音だったり、随所にセンスを感じさせるのが、引き込むね




ED1を見た時は文字通り晴れやかな気分になっちゃったよ。





人死んでるのに











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評価C
60点




よく出来たワンマップADVでした





因みに散々煽っておいて何ですが、(ホモ要素は)無いです






2018年07月30日

ロマニー教授とクリームシチュー レビュー感想 汚いレイトン教授と汚いルーク君

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レイトン教授をパクったADV





レイトン教授の出来損ないみたいなロマニー教授が、クリームシチューの材料集めに奔走する

















ここ暫く新作レビューばかりだったので、久々の旧作(準新作)レビューになるかな…





実はこのゲーム、5月にDLしていたんだけど、丁度その頃レイトン教授vs逆転裁判をプレイしていたので、タイムリーだったこともあり、おっ?これレイ○ン教授やん!って笑ったんだよね




このシュールな絵面にもね















そして、実際にプレイしてみたら、実に面白かった。





もう2ヶ月くらい前のゲームなので、これはレイトン教授のファンを含めて、さぞや面白いと評判のゲームなんやろなあ…と思って検索してみるも、意外や意外、ゲームのクオリティに見合わないくらい無名じゃないか







無名どころか、レビュー0




オフ会0人ならぬ、レビュー0件。







反響らしい反響がどこにもなく、公式動画の再生数はたったの10回





これはまさに、このブログの意義でもある隠れた良作のサルベージにピッタリなゲームじゃん





ということで旧作でありながら、(誰も知らないだろうから)まるで新作のようにレビュー


















システム自体はシンプルなマップ探索ADVで、マルチエンドだがサクサクと埋まっていく。






レイトン教授のパロディゲームなので、ナゾトキとかもあってレイトンっぽさを演出している








ギャグセンスや、グラフィックのクオリティが何気にすごいね。高い技術が必要な事もやっている。




バカゲーなのに、ただバカなだけじゃない。




絵は、殆ど作者のお手製じゃないかな。





細かい小道具まで全て絵があって、見た目のバカゲーっぷりに反した細かい作りこみにはかなりビックリ


コンビニでジャンプをパロディした漫画雑誌を買うと、本当にワンピースをパロった漫画が載ってたり、随所で爆笑してしまった









中でも私が一番爆笑したのは、最初の選択肢で間違えるといきなり汚いルーク君に殺されるデッドエンド



スタッフロールのほぼ全てがたかのアフロで、いい感じのアニソン風EDが流れるギャップに爆笑してしまった


これは一見の価値あり
























評価C+
60点



久々にフリゲらしいフリゲをプレイした気がしますね。



レイトン教授に興味がなくても、面白いんじゃないでしょうか。






2018年07月26日

僕を殺す瞳 レビュー感想 良くも悪くも古き良きスタイル

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「僕」は毎日、誰かの「瞳」を夢に見ていた。

ある日、帰宅途中でトラックに轢かれそうになったところを、その「瞳」を持つ少女に助けてもらう。
しかし、彼女はその時のショックで記憶を失ってしまった。
「僕」は彼女を「瞳」と呼び、彼女の身元がわかるまで一緒に暮らすことにした。
彼女は一体何者なのか?
それを調べる日々の中、一緒にお出かけしたり、着替えてもらったり、絵のモデルになってもらったり、甘えたり甘やかされたり…

記憶喪失の少女と過ごす、いつもと少し違う夏。





▼グラフィックデザインのクオリティが高過ぎて吃驚。こんなに上手いゲームなかなかないんじゃないかな。



しかも瞬きは勿論、細部までアニメーションする。



ドット絵は、フリゲ史上でもトップレベルでしょ



色彩感覚も絶妙で、PC98というよりも寧ろ、部分的にナチュラルではないカラーリングがされているのは、スーパーゲームボーイやゲームボーイカラーに近いかもしれない





ヒロインの瞳も実に可愛い。


毎日変わる、瞳の瞳の色は実に凝ってる












▼ストーリーはダブルキャスト、季節を抱きしめて、サンパギータ……つまりやるドラシリーズのように、記憶喪失のヒロインと大学生の主人公の、同棲モノ





ノベルパートであるADVと、瞳の衣装をチェンジしたり、一緒におうちデートやお出かけなどが出来るSLGの繰り返しで進んでいく。
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昔のゲームのように作中のスピードが物凄い勢いで流れるので、描写は相当薄め。セリフも一言二言のみで終わってしまう。1イベント数秒くらい。



流石にヌードを描かせてもらってもお互い無反応ってのは寂しすぎた。










▼プレイしてみると見た目の雰囲気とはかなり違って、なんかこれラブプラスっぽくね?って思った(ラブプラスはやったことないが)
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(よく見ると裸やん)













▼徐々に謎の少女、瞳の正体に迫っていくストーリーだが、オチとしてはかなりベタかな










EDは4つあるらしい…


タイトル回収はされたが、これがベストエンドなのかしら…









▼クリアするとエンドレスモードという、これまたラブプラス的に瞳とタイムリミットなしですごせるモードも出てくるので、そっちがメインなのかな
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(腕組み…このポーズ取る女キャラは珍しい…PS2の金八に何人かいたな)







スタートが4月からなので、季節の違いにより、若干イベントに違いがある模様(まあそれでも外出時は夏ファッションだけどね…)。





評価C+
60点




あっさりすぎなのが惜しいですが、グラフィックのクオリティの高さゆえ、視覚的には随分楽しめました。



完全攻略目指してプレイします(評価は後々変わるかもしれません)。












しかしなんというかアレですね





ゲームでというと、SM調教師瞳ジーコサッカーを思い出しますね





2018年07月23日

ボカモノ レビュー感想 見た目は可愛いが中身は無骨なADV

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ある日、ボーカロイド初音ミクを買った主人公



インストールしたらミクが具現化し、驚く間もなく告げる




あの笑顔のまま……






「1年以内に1000000再生いかなかったら、マスターには死んでもらいます」


























▼いやはや、ボカロ…初音ミク…ルカ、リン、懐かしいね…



私も一時期ハマっていたことがあり、CDはよく聴いてました(でもニコニコ動画は一切見てなかった稀有なボカロユーザー)。




中でもドハマリしたのがPSP版ゲーム



初音ミク -Project DIVA- 2ndは80時間近くプレイしてたけど、ワンプレイ数分のゲームをここまで長時間プレイしたってのは、今考えても中毒だね。




朝起きて顔を洗うよりも先にJust Be Friendsをクリアするとか、今考えてもありえないハマリ方





中毒というか、病気だね








一番高い難易度で、好きな曲ならノーミスクリアできるくらいには上達







VITAは持ってないので以降のシリーズは未プレイだが、初音ミク -Project DIVA- f -は映像のデキが素晴らしいね。楽曲もいいし、ゲームとしてはともかく、PVとしては凄いのでは。





初代〜Fまでの収録曲は名曲が多く、まさにボカロ黄金期



アッコにおまかせのボカロ事件を完全に払拭し、NHKのニュースで特集されるまでに、コンテンツとして成長した






でも丁度その後かな…





私や世間がボカロに飽き始めたのは…






というわけでそんな、かつてボカロにハマっていた人間の視点によるレビュー














▼主人公は1000000再生を目指すが、今ではもう1000000再生される動画も減少傾向にあるそうなので、このゲームの時系列も、そんなボカロ黄金期っぽい(ただし当時ウナはまだなかった)



今は残念ながら衰退期に入ってしまっているしね…










▼ボカロが大量に存在し、インストールとアンインストールを繰り返され、本体としてキャラクター形成されているなんて、面白い設定だ。



週刊はじめての初音ミクではボカロは唯一無二で、多くのPの間を右往左往し、死ぬ程働いている設定だったが、対照的だね












ストーリー重視なので、恋愛要素はおまけ程度だと思ってください。とあるようにボカロをテーマにした作品でありながら(しかも男性ボカロは一切登場しない)、ギャルゲーじゃないのは珍しい。
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ボカロの同人ゲーといえば、ボーカロイドシンフォニーは恋愛ゲームだったしね










▼選択肢を選んで進めるシンプルなテキストADVで、選択肢によりキャラクターの好感度と作曲者レベルが上がる。




この両立がシステム上ちょっと難しくて、意外なことに今時珍しい、短編ながらに、なかなか無骨なADVだった




まるでレトロゲームのような厳しい判定での死亡や初回プレイ殺しなど、難易度はかなり高いのでは。


初回からトゥルーエンドに到達出来るプレイヤーは、まずいないんじゃないかな。





ただ初回プレイ殺しとはいったものの、その理由は矛盾していないか?と疑問に思うモノなので、難易度が高いというより、理不尽なのかもしれないけどね










▼ストーリーも面白い。


ミクが1000000再生に拘るのは何故か?


ミクの病気の原因は?


果たして主人公は1000000再生を達成できるのか?


出来なかったら殺されてしまうのか?



…というネタでグイグイ引っ張る





ボカロを知らなくてもストーリーが分かるし(かくいう私もウナは存在すら知らなかった)、怖いシーンが時折入るのもいい



ヒロインでありながら、決して仲間内ではない。ミクに殺されてしまうゲームなんてこれまで無かったんじゃないかな。



殺された主人公が復讐すると言ってるのも、妙に迫真があった










▼マルチエンディングで、登場ボカロには全員、EDがある。


ミクがいなくなってしまった展開のアフターで、宣伝文には恋愛要素が薄いとあるが、EDこそハッキリ恋愛だった。


絵が気に入った人には、ギャルゲーとしてもアリかもしれない













▼そんな絵も、可愛いね。SDだけど、表情もコロコロ変わる。



ただタイトル画面の絵を初めて見た時から気になったのだが、ミクのツインテが小さい事に違和感がある。


空想科学読本でも、ミクの巨大なツインテは6.2kgだとネタにされていたが、このゲームだととても小さくて短いからね…
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評価C+
60点



ボカロを知らなくても楽しめるであろう、何気に良くできたADVでした。


ボカロファンも、懐古ゲーマーも、やってみてはいかがでしょうか。


EDと音楽は作者の自作。これもよかった。













余談



最初、この記事のテキストカラーは初音ミクっぽくなるかな?と思ってエメラルドグリーンに近い色を選んだのですが、致命的に見づらいので、黒に戻しました








ボカロって結構、目に痛いカラーリングだったよね…








2018年07月21日

しらない星のあるきかた レビュー感想 ゴキゲンな マイ ブラザー

▼しらない星のあるきかた、1周目攻略しました。



いやあ、面白かった。



概要や長所については前回のファーストインプレッションで書いたので、レビューといいながらも、ネタバレありの、ほぼプレイ日記です








ほのぼの生活系RPG「マビノギ」













▼まー2日目以降をプレイして驚いたのが、本作が所謂、古き良き2Dの箱庭ゲーだったことだね。




箱庭ゲーとはずいぶん古い言葉になるが、オープンワールドゲームの前身で、前回記事でも書いたmoonや、ゼルダの伝説 時のオカリナ、シェンムー、どきどきポヤッチオのようなゲームを指す…



ポヤッチオの宣伝文に戦闘はないけど毎日が思い出となるイベントがいっぱい! プレイする度に新しい展開がまっている元祖フリーシナリオエンジンの箱庭ゲームの決定版! キャラクターたちは本当に生きていて、そこに世界は存在しているのです。とあるが、これはmoonやシェンムーにも該当する






そして勿論、しらない星のあるきかたにも











▼オープンワールドゲーとほぼ同義だが、オープンワールドがマップを広げることを良しとする反面、箱庭ゲーはマップは狭いが(前記のタイトルも当時としては広かったが)、その箱庭マップを探索し、歩くことでイベントやミニゲームを発見していく。



ゲーム内に時間が設定されており、キャラクターの生活ルーチンが存在したり、密度重視のゲームジャンル。




オープンワールドと違い文字通り箱庭なので、マップの果てに壁があることも特徴。



透明壁だったり、障害物だったりはゲームによるが、時オカは本当に壁が建っているのが、今見ると衝撃的



メジャーなところでは、龍が如くはオープンワールドではなくこの箱庭ゲーに該当する。だから入れない場所や行けない空間に向かって走ると、×印が出て通れないんだよね。これがまさに箱庭




近年、オープンワールドゲーのブレイクで、そんな箱庭ゲーはすっかり減っていたのだが、まさかフリーゲームで、こんな箱庭ゲーの良作が出てくるとは思わなった。










▼クリアまでは2,3時間だが、イベント網羅で10時間ほどだという。



これについても非常にいいバランスだった。




龍が如くの名越も、「大人のユーザーは時間が無いから、クリアまでは短く、イベントコンプでその倍以上遊べるようにしている」と発言していたが、本作もそれと同じで、クリアまでは2時間くらいだが、この箱庭を歩くことで次々に新しい発見と出会える。



キャラクターの台詞もかなり細かく変わるし、これは相当な作り込みだと感心した。




フラグ管理が膨大なため、進行不可能になるバグがあるのが残念だが、のちのち修正されるだろう











▼シナリオ最終日のお題は愛を感じる料理。



最後はどんなお題目だろ?と思ってたが、随分綺麗なテーマできたね


ここはEND ROLLとの違い。





料理だけではなく、お皿を加えることで勝利できるってのはなかなかよかった。



質問の答えによりルートと作る料理が分岐するが、人魚のお婿さん探しをするルートがおすすめ












▼優勝の願いで宇宙船を直し、また旅に出るエディとフクロー







最終日でエンディングキャラクターを選べるが、私が選んだのは、トゥエラム

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アジミキャラなので、攻略は簡単。


ルーンファクトリーのようにプレゼントが1日1度の効果ではなく、1日目なら好感度10、2日目なら20まで上がる模様。ひたすら料理を食わせまくるだけ。そして最後にイベント発生


ついさっきまで他人だったのに、いきなり好感度マックスになるアジミキャラたち。







腹ん中がパンパンだぜ












▼飄飄とした姉ちゃんだと思えば、まさかのエディとフクローが旅立つと知ってからの、唐突なヤンデレ化
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音楽家で巨乳で妹キャラで孤児でロリコンでショタコンでヤンデレとか…






設定詰め込み過ぎィイイイイイ!!!!!











▼でも別れのシーンは笑顔で執着を見せながらも、晴れやかだったね。


ひょっとしたら着いていくとか言い出すと思ったよ
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▼グラフィックの作り込みが凄いゲームだとは思ったが、スタッフロールまで自作されてることに、吃驚。斬新な演出だ
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(RPGツクール星なら、剣のドット絵になっている)










▼ラストはエンディングキャラと再会。レコードの演出が、まるで映画みたいや…

ここでも随分しんみりと終わった。

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でも…でもね…




なんでフクローと抱き合うねん






エディ…ただ突っ立ってるだけ…






ずっとエディでプレイしてたんで、最後の最後に、なんか嫉妬だね






操作キャラクターと抱き合って欲しかった



操作キャラクター=主人公だし、後はつきそいだからね





…しかしトムライの旅は本題かと思いきや、全てすっ飛ばされてしまったな。










▼そんなトゥエラム、興信所でキャラのプロフが見れることにクリア後気づいたのだが、28歳だったんだね…
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なんだろう、20前後だと思ってた。兄貴が25歳くらいでね。







ふーん……



28歳かあ……











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ほのぼの生活系RPG「マビノギ」














▼尚、最後の勝負で負けるとノーマルエンドになるが、来年の大会での優勝を目指そう。

この星に留まるので、皆に挨拶に行こう。という内容

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(これは何してるところ?)


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手抜きで敗北したのでバッドエンドかと思いきや、前向きになれる、見ておくべきエンディング。

母親が登場するのも、多分ここだけ




デズモンドは単に嫌な奴じゃなくて本当にライバルって感じだったが、ここでもエディとフクローが手を抜いたことを見抜いてるのがニクイね。(エディとフクローはそれについて無反応だったが)









コミュファ光












評価A+
80点


かなりの良作でした、おすすめ。



オリジナリティ、ストーリー、グラフィック、音楽、全てが高水準


ゲームクリアに無関係な小ネタが多いのも、面白い(序盤のトオセンボウの下半身を調べたら、変態扱いされたり)






明るい世界観とストーリーの裏で、徐々に減っていくジンカンが最後には全滅していたり、裏世界の敗残兵など、END ROLL以上に黒い部分があるのも怖かったので、旧作ファンも納得のデキじゃないかと。






特に音楽は記憶に残る。


トウフ町からきた興信所のBGMで、豆腐屋ラッパが鳴っているのが、凄く斬新な音楽だね。豆腐屋ラッパを入れたBGMなんて初めて聴いた。


なーんか、独特のノスタルジーがあるんだよな











出してないキャラもいるし、見てないイベントもまだまだあるので、完全攻略目指してプレイしていきます。



攻略要素が高いゲームなので、しらない星のあるきかたのあるきかたという攻略サイトがあると面白いかも



少なくとも、EDは全部見たいね



ナタリアがお気に入りだが、EDはないのかしら…

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ぐう畜かと思ったらちょっと優しくなったり、最後まで謎のキャラ






2018年07月19日

しらない星のあるきかた ファーストインプレッション ゴキゲンな マイ シスター!

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しらない星に不時着した兄妹が、優勝者の願いを何でも1つ叶える料理大会での優勝を目指すADV























▼END ROLLのせがわ氏の新作と、サムネを見ただけですぐわかった。



特徴があるドット絵だしね。





イメージイラストや同一カラーの主人公などで、サモンナイトっぽいってのが最初の印象









▼期待してた台詞のユーモアセンスは、END ROLLに比べると強化されてるくらいかも…



クスリと笑ってしまうウィットに富んだ台詞は、MOTHERシリーズを思い起こさせる。




冤罪で牢屋にブチ込まれて、疑いが晴れ一方的に釈放され、お詫びと言ってはなんだが今後は牢屋も自由に観光していいなんて言われたり、逐一面白いよね






たまげたなあ…











▼前作でも足の生えたメカブが歩いていたが、今作でもせがわシリーズお約束の謎の生命体は、健在。
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数多くの、意味不明な種族が世界を跋扈している




尚、主人公も漂流者であるゆえ、宇宙人である









▼RPGツクールだがジャンルはADVで、バトルも無し。


初代プレステの名作moonとか、プレステ2のリーヴェルファンタジアに似たゲーム性



主人公兄妹は料理人なので、マップに落ちてる食材を収集しながら、料理を作っていく。これはゲームシステムでいう合成を料理に見立てている




兄と妹で作れるものが違うが、ここはもっとキャラの個性を出してもよかったと思う









▼クリアまでの攻略は簡単そうだが、序盤はヒントがなく、次に行く場所も示されないので、城と城下町で迷う人は多そうだ




でも、この世界での通貨が「ペコ」であり、歩くだけでお金が貯まるってのは結構斬新なシステムだと思った


右往左往しても、ちゃんとメリットがあるというね











▼自作のBGMやグラフィックが相変わらず凄いが、女性キャラは今作でも可愛い。

好感度システムがあり、EDも分岐するが、目移りするね

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(どっかのレビュアーみたいなことを言う…)






13歳…



このブログを閲覧している主な年齢層であり、このブログを閲覧している大きなお友達の大好きな年齢層でもありますね







…えっ?違うって…?



…あっ…確かに…





13歳ではババア過ぎましたね…















▼そして重要なポイントとして、プレイしながらずっと、






この中の誰が死ぬのかな?

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ってワクワクしてるんだけど、今作は、作者も開発中に書いてたように、グロ、鬱要素は殆ど無いね。キャラクターもあまり暗部が無い感じ。









▼では完全に善良なストーリー、世界観かといえばそうでもなく、ところどころ怖いシーンもある。一番END ROLLっぽいのが、肉屋の存在



この星の食肉は、正体不明のジンカンという謎の動物の肉なんだけど、翻訳機で話してみるとどうやら地球人であることが分かる…






早い話、人肉…(;^ω^)

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(肉めっちゃでかいな…)







可愛いオフィリアも女神も、人肉食ってるんだね。





人間を家畜にして、放牧しているのはインパクトがあるね。テイルズオブシンフォニアの、人間牧場を思い出した


漫画ファンは、ミノタウロスの皿を連想したかもしれない。




ほろびのゆりかごといい、最近のフリゲはカニバリズム多いな…





ただ、地球人の姿はこの国の人間系、特に王族とほぼ同じだし、幾らなんでも食肉なんかにするか?翻訳機を使えば(あるならね)いいという矛盾も出るが…




1度何かの拍子に地球人を殺して、なんとなく食ったら美味だった。



そして黒い連中が食肉として利用することにした…



みたいな怖いバックグラウンドストーリーを想像


























現在プレイ中につき、総評レビュー感想はまた後日書きますが、今作も非常にクオリティが高いです。

おすすめ。





自作要素が極めて高く、シナリオ、グラフィック、音楽までもこのクオリティで1人でやれるフリゲクリエイターはなかなかいないんじゃないでしょうか(「せがわ」というのが複数メンバーの在籍する同人サークルの名前だった場合は、この限りではないが)



ンーーー、改めて考えると凄いな、って思うなあ。せがわはやっぱ。凄いなあと思うなあ。
グラフィックも作れるしさ、
曲も作れちゃうし、
ほんでー宣伝動画も編集できるでしょ?
ほんでー、さらにはシナリオも執筆してるって?
ほんでー、全部一人でやってるって?

なかなかできないよ、そういうことは。なかなか難しいと思うよそういうことは。
そういうクリエイティブな人はなっかなかいないと思うよ。




2018年07月18日

TVアニメ版ハイスコアガール1話の感想









やっとかよ







という気持ちがかなり強いのだが、作者が書類送検されたり、諸事情によって放送が一時期延期…というか中止になったハイスコアガール、アニメ版がやっと放送されました






既に10巻で終了することがアナウンスされている本作。原作は7巻まで読んだ上で、レビュー感想を書いてみる





アニメのレビューをやるのは、セイレン以来かな。


アニメは滅多に見ないので、どの程度が水準かは実は分からないのですが、その方があれやこれと比較しない、忌憚が無い意見なんじゃないかと
























 


▼まあ最初に、OPのクオリティが本当に素晴らしいね。





一発で気に入った。


特にサビがいいね。あのハルオと晶の、相反するところからの、一体感。




まあ真剣な顔した2人がスト2で対戦してるがその実、ハルオがセコセコ待ちガイルしてるのは笑えるけどね。(ガイルが回転ジャンプをしてるということは初代ではないので、攻めガイルかもしれないが)







作画も素晴らしいが、何より歌と映像のマッチが素晴らしい。


sora tob sakanaというユニットのNew Strangerという楽曲だが、女性ユニットであることに安心した。






本作は主人公こそハルオという少年だが、タイトルはハイスコアガールだし、少年が常に自分より強い少女を追いかける話なので、女性に、出来れば女性目線での歌をやって欲しかったからね




背景にはレトロゲームが一杯だが、こういうアニメが出来る時代になったと思うと、なんだか泣けてきちゃうね




フルバージョンでは、曲の終盤で、スーファミ風(実際にはファミコン風)のピコピコ音が鳴っているので、OPでも使って欲しかったな











▼作画がかなりキレイだよね。それによく動く。




ぶっちゃけ原作の押切蓮介は絵が下手なほうなんで、アニメのほうがキレイなくらいじゃないかな。



同じ画風でよくここまでキレイにキャラを描き直して、動かしたと思ったよ。




でも女の子は原作のほうが可愛いな。押切は女の子を描くのは上手いからね











▼「ゲームアニメ」っぽさもちゃんと演出できてた




ハルオが晶にKOされるシーンで、うーわーうーわーうーわーとスト2をパロった音声で死んでたのに笑ってしまった










▼晶の声優が上手い。




これは原作では晶が喋らないキャラクターなので、ボイスはどうなるかと思ったが、呼吸だけでよく晶っぽさを再現したなと感心した。



となりの関くんもそうだが、呼吸やうなり声だけでキャラクターを表現するのは、かなり高度なテクニックがいるはずだからね





ハルオの声は最初明らかに成人男性の物で(小学生なのに低すぎる)違和感があったが、叫ぶシーンが多いので、女性声優がキャンキャン大声をあげるより、よかったんじゃないかな


それに、ハルオはよく断末魔をあげるが、これも男のイメージだったから、やはり男性声優のほうがいい




出来れば90年代を知らない若手ではなく、ハルオたちと同年齢(1979年生まれ)くらいの中堅声優を使って欲しかったが、まあこれはいいでしょと。













逆にここはイマイチという部分を幾つか。








▼原作に比べると、ストーリーの最初である91年以前のゲームの描写が、多い気が?(原作を細かく見直してないので、実は原作通りかも)






OPからいきなりスペースインベーダー。


これにいたってはまだファミコンすら出ていない70年代で、ハルオたちから見ても、完全に親の世代のゲームだし…











▼小春の金色睫毛にかなり違和感。




原作だとここまでボーボーの睫毛ではないのだが、金色は違和感がある。




そもそも原作者もリスペクトしているであろうスト2のケンも、金髪だが眉毛は黒である。



んじゃ黒でいいんじゃね?という











▼アイキャッチでハルオと晶の寸劇を入れてるが、タイミングがおかしい。





オーキド博士よろしく、こういうのは普通、番組最後では?



しかも内容がかなりおかしい。どうもこれ、1話でまだハルオと晶の関係が全く進んでないのに、既に晶がハルオに好意的なんだよね。原作を知らない視聴者は混乱しただろう









▼プロモーションが下手






余り宣伝されていないが、宣伝費が無いのだろうか?


youtubeの、公式PVの再生回数も、アニメ(しかもゲームアニメ)の動画としては非常に低い


1話が放送されても尚、10万に満たない。3月に公開したPVでさえ、今この時点で、たったの18万再生…。





視聴率、録画率、円盤売り上げがどうなるか、少し心配





















▼まとめ




かなり面白かった。



ハイスコアガールはあくまで「ゲームを題材にしたラブコメ」らしいが、ゲームも、プレイ映像を(高画質化して)そのまま使っているので原作よりインパクトが強い。




ゲームアニメ(ゲーマーアニメ)としてもかなり良かった。





これは最後まで見るだろう。










▼原作も面白いので未読の方は、おすすめ。


尚、ハイスコアガールには、ハイスコアガール CONTINUEという別バージョンがあるが、内容の違いとして、ハイスコアガール CONTINUEはSNKのゲームがカットされていたり、かなり多くの差し替え修正がされてしまっているので(ぶっちゃけただの劣化版)、加筆分のメリットを計算しても、初代ハイスコアガールのほうがおすすめ



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2018年07月16日

夜半の夏、地下鉄にて レビュー感想 ちかてつたちの夜

aaaotsuji.jpg
(おじちゃんたちどうしてはたらかないの?のAAに似てる)






上手くいかない私生活や将来に悩んでいた主人公



夜の地下鉄で、幼馴染の少女を見かける




向こうがこちらを覚えているとは思えなかったが、主人公がふと呟いた独り言に、彼女が反応し…


















タイトルがホモビみたいだなと思ったのだが、内容は列記としたSF



当たり前だが、ホモはいない










▼少し珍しい点として、本作はアジア人の作者が過去に外国語で製作した作品を、また別の人間が日本語に翻訳したものらしい



文体は非常にカタく、小説的な言い回しがされている



不自然な文章もなく、寧ろ翻訳モノにありがちな回りくどい表現がない分、読みやすいくらいだった




海外の実況動画を見たが、テキストが縦書きなのは日本語版のみ。


縦書きノベルは余りないので、これは雰囲気があって良い










▼絵も上手いね。2人で作画してるから、スチルだとキャラの顔が別人なのがアレだけど。



グラフィックはモーション、目パチ口パクありで、しかもヒロインフルボイス。


アニメ声ではない自然な発声で、これもキャラクターにマッチしてた。



そういう作風とは思わなかったので、




こいつ…動くぞ…!


しかも喋るぞ…!





ってびっくりしちゃったよ。











▼シナリオは主人公と幼馴染のヒロインが久しぶりに再会し、ヒロインが何故かSFの知識を披露するという内容だが…
55555otsuji.jpg
(君なんかさっきの絵と違わない?)




帰結は恋愛かなぁ…



作者的にはこれは私が作った感動系SF短編とのことだが、単純なハッピーエンドではないので、これを感動と捉えるかはプレイヤー次第



90年代後半〜2000年代初頭に日本で流行ったストーリーで、感動するかもしれないし、安易と思うかもしれない




この小説を読んだ人には少しネタバレになるかもしれないが、乙一の未来予報に似ていると思ったね。未来予報に比べると、思い悩んでた割に、主人公の人生が悲惨ではないけど


















評価C
60点



SF、恋愛ノベルとしてはかなりクオリティが高いです。




15分くらいで終わるのでおすすめ。



因みに、何故かボイスはスキップ出来ません。



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