いやあ、面白かった。
概要や長所については前回のファーストインプレッションで書いたので、レビューといいながらも、ネタバレありの、ほぼプレイ日記です
ほのぼの生活系RPG「マビノギ」
▼まー2日目以降をプレイして驚いたのが、本作が所謂、古き良き2Dの箱庭ゲーだったことだね。
箱庭ゲーとはずいぶん古い言葉になるが、オープンワールドゲームの前身で、前回記事でも書いたmoonや、ゼルダの伝説 時のオカリナ、シェンムー、どきどきポヤッチオのようなゲームを指す…
ポヤッチオの宣伝文に戦闘はないけど毎日が思い出となるイベントがいっぱい! プレイする度に新しい展開がまっている元祖フリーシナリオエンジンの箱庭ゲームの決定版! キャラクターたちは本当に生きていて、そこに世界は存在しているのです。とあるが、これはmoonやシェンムーにも該当する
そして勿論、しらない星のあるきかたにも
▼オープンワールドゲーとほぼ同義だが、オープンワールドがマップを広げることを良しとする反面、箱庭ゲーはマップは狭いが(前記のタイトルも当時としては広かったが)、その箱庭マップを探索し、歩くことでイベントやミニゲームを発見していく。
ゲーム内に時間が設定されており、キャラクターの生活ルーチンが存在したり、密度重視のゲームジャンル。
オープンワールドと違い文字通り箱庭なので、マップの果てに壁があることも特徴。
透明壁だったり、障害物だったりはゲームによるが、時オカは本当に壁が建っているのが、今見ると衝撃的
メジャーなところでは、龍が如くはオープンワールドではなくこの箱庭ゲーに該当する。だから入れない場所や行けない空間に向かって走ると、×印が出て通れないんだよね。これがまさに箱庭
近年、オープンワールドゲーのブレイクで、そんな箱庭ゲーはすっかり減っていたのだが、まさかフリーゲームで、こんな箱庭ゲーの良作が出てくるとは思わなった。
▼クリアまでは2,3時間だが、イベント網羅で10時間ほどだという。
これについても非常にいいバランスだった。
龍が如くの名越も、「大人のユーザーは時間が無いから、クリアまでは短く、イベントコンプでその倍以上遊べるようにしている」と発言していたが、本作もそれと同じで、クリアまでは2時間くらいだが、この箱庭を歩くことで次々に新しい発見と出会える。
キャラクターの台詞もかなり細かく変わるし、これは相当な作り込みだと感心した。
フラグ管理が膨大なため、進行不可能になるバグがあるのが残念だが、のちのち修正されるだろう
▼シナリオ最終日のお題は愛を感じる料理。
最後はどんなお題目だろ?と思ってたが、随分綺麗なテーマできたね
ここはEND ROLLとの違い。
料理だけではなく、お皿を加えることで勝利できるってのはなかなかよかった。
質問の答えによりルートと作る料理が分岐するが、人魚のお婿さん探しをするルートがおすすめ
▼優勝の願いで宇宙船を直し、また旅に出るエディとフクロー
最終日でエンディングキャラクターを選べるが、私が選んだのは、トゥエラム
アジミキャラなので、攻略は簡単。
ルーンファクトリーのようにプレゼントが1日1度の効果ではなく、1日目なら好感度10、2日目なら20まで上がる模様。ひたすら料理を食わせまくるだけ。そして最後にイベント発生
ついさっきまで他人だったのに、いきなり好感度マックスになるアジミキャラたち。
腹ん中がパンパンだぜ
▼飄飄とした姉ちゃんだと思えば、まさかのエディとフクローが旅立つと知ってからの、唐突なヤンデレ化
音楽家で巨乳で妹キャラで孤児でロリコンでショタコンでヤンデレとか…
設定詰め込み過ぎィイイイイイ!!!!!
▼でも別れのシーンは笑顔で執着を見せながらも、晴れやかだったね。
ひょっとしたら着いていくとか言い出すと思ったよ
▼グラフィックの作り込みが凄いゲームだとは思ったが、スタッフロールまで自作されてることに、吃驚。斬新な演出だ
(RPGツクール星なら、剣のドット絵になっている)
▼ラストはエンディングキャラと再会。レコードの演出が、まるで映画みたいや…
ここでも随分しんみりと終わった。
でも…でもね…
なんでフクローと抱き合うねん
エディ…ただ突っ立ってるだけ…
ずっとエディでプレイしてたんで、最後の最後に、なんか嫉妬だね
操作キャラクターと抱き合って欲しかった
操作キャラクター=主人公だし、後はつきそいだからね
…しかしトムライの旅は本題かと思いきや、全てすっ飛ばされてしまったな。
▼そんなトゥエラム、興信所でキャラのプロフが見れることにクリア後気づいたのだが、28歳だったんだね…
なんだろう、20前後だと思ってた。兄貴が25歳くらいでね。
ふーん……
28歳かあ……
ほのぼの生活系RPG「マビノギ」
▼尚、最後の勝負で負けるとノーマルエンドになるが、来年の大会での優勝を目指そう。
この星に留まるので、皆に挨拶に行こう。という内容
(これは何してるところ?)
手抜きで敗北したのでバッドエンドかと思いきや、前向きになれる、見ておくべきエンディング。
母親が登場するのも、多分ここだけ
デズモンドは単に嫌な奴じゃなくて本当にライバルって感じだったが、ここでもエディとフクローが手を抜いたことを見抜いてるのがニクイね。(エディとフクローはそれについて無反応だったが)
コミュファ光
評価A+
80点
かなりの良作でした、おすすめ。
オリジナリティ、ストーリー、グラフィック、音楽、全てが高水準
ゲームクリアに無関係な小ネタが多いのも、面白い(序盤のトオセンボウの下半身を調べたら、変態扱いされたり)
明るい世界観とストーリーの裏で、徐々に減っていくジンカンが最後には全滅していたり、裏世界の敗残兵など、END ROLL以上に黒い部分があるのも怖かったので、旧作ファンも納得のデキじゃないかと。
特に音楽は記憶に残る。
トウフ町からきた興信所のBGMで、豆腐屋ラッパが鳴っているのが、凄く斬新な音楽だね。豆腐屋ラッパを入れたBGMなんて初めて聴いた。
なーんか、独特のノスタルジーがあるんだよな
出してないキャラもいるし、見てないイベントもまだまだあるので、完全攻略目指してプレイしていきます。
攻略要素が高いゲームなので、しらない星のあるきかたのあるきかたという攻略サイトがあると面白いかも
少なくとも、EDは全部見たいね
ナタリアがお気に入りだが、EDはないのかしら…
ぐう畜かと思ったらちょっと優しくなったり、最後まで謎のキャラ
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