(おじちゃんたちどうしてはたらかないの?のAAに似てる)
上手くいかない私生活や将来に悩んでいた主人公
夜の地下鉄で、幼馴染の少女を見かける
向こうがこちらを覚えているとは思えなかったが、主人公がふと呟いた独り言に、彼女が反応し…
タイトルがホモビみたいだなと思ったのだが、内容は列記としたSF
当たり前だが、ホモはいない
▼少し珍しい点として、本作はアジア人の作者が過去に外国語で製作した作品を、また別の人間が日本語に翻訳したものらしい
文体は非常にカタく、小説的な言い回しがされている
不自然な文章もなく、寧ろ翻訳モノにありがちな回りくどい表現がない分、読みやすいくらいだった
海外の実況動画を見たが、テキストが縦書きなのは日本語版のみ。
縦書きノベルは余りないので、これは雰囲気があって良い
▼絵も上手いね。2人で作画してるから、スチルだとキャラの顔が別人なのがアレだけど。
グラフィックはモーション、目パチ口パクありで、しかもヒロインフルボイス。
アニメ声ではない自然な発声で、これもキャラクターにマッチしてた。
そういう作風とは思わなかったので、
こいつ…動くぞ…!
しかも喋るぞ…!
ってびっくりしちゃったよ。
▼シナリオは主人公と幼馴染のヒロインが久しぶりに再会し、ヒロインが何故かSFの知識を披露するという内容だが…
(君なんかさっきの絵と違わない?)
帰結は恋愛かなぁ…
作者的にはこれは私が作った感動系SF短編とのことだが、単純なハッピーエンドではないので、これを感動と捉えるかはプレイヤー次第
90年代後半〜2000年代初頭に日本で流行ったストーリーで、感動するかもしれないし、安易と思うかもしれない
この小説を読んだ人には少しネタバレになるかもしれないが、乙一の未来予報に似ていると思ったね。未来予報に比べると、思い悩んでた割に、主人公の人生が悲惨ではないけど
評価C
60点
SF、恋愛ノベルとしてはかなりクオリティが高いです。
15分くらいで終わるのでおすすめ。
因みに、何故かボイスはスキップ出来ません。
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