▼仕事に嫌気がさした主人公は、帰省した田舎で、黒髪ロングに白ワンピの少女を見かける
夏のヒロインだ…と胸膨らませた主人公だったが、そんな夏のヒロインは…
少女ではなく、28歳の女性だった…
1ギガ高速度の光ネットはコミュファ光
▼ヒロインがみさえの1個下ですね。
バカゲーっぽいタイトルや見た目に反して、夢に挫折した大人たちの良作青春ノベルでした
夏っぽもさも、なかなか
この夏、まだ夏を感じさせるゲームに出会っていないなと思っていたんですが、ここで出会えました
ネタバレあります
▼清楚な雰囲気はまるでなく、猪肉を片手にビールを飲むヒロイン
主人公と同じく夢破れた地方アイドルで、その最後としてこの村へ来ていた…
王道ながらに、自然に入り込めるいい設定だね
▼作中のキーワードでもある夏ヒロインの定番ファッション、黒髪ロングにノースリーブの白ワンピ(王道ではここに麦藁帽子が加わるが本作は何故かそこだけ外している)
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない。」でこのファッションの黒猫に対し、京介がエロゲーのヒロインみたいな格好と言ってたのが印象深い
フリゲだと、そんなエロゲーヒロインを意図的にイメージさせた「さよなら、リアル」でもヒロインはこのエロゲヒロインファッションだったね
即ち、現実にはまずしないということなんだろうね。
確かにこのファッション、ゲームやアニメ以外では殆ど見たことが無い…
というか現実では一度も見たことが無い。
清楚系の割に露出度が高いし、ワキも全開
日焼けもするしね…
下着も透けるから着るのに気も使う。
そもそも黒髪ロングは夏だと暑い。
…
……
この不合理ファッションの女性、どこに行けば拝めるんでしょうか?
▼まあそんな、夢破れた2人の大人の再生ストーリーなんだけど、星空の下、ヒロイン最後のライブの客が主人公ただひとりというのが、なんともロマンチックだね
アイドルとして成功できなかった話がなんとも切ない…
(この格好でダンス出来る事も何気に凄い)
▼ライブが終わり、メッセージを残して、去って行く彼女…
主人公はそんなひと夏の出会いで少しだけ大人になり、都会でまた頑張ろうと決意を新たにするのだったが…
…
……
ここまでは非常に好感触だったが、その後、ヒロインが主人公の会社に入社してからの展開は、ちょっと安易過ぎて、蛇足だったかなあ…
課長が実はイイ人だったり、全体的に前向きな雰囲気で纏めようとするのはいいんだが、これまでのストーリーはなんだったの?というほどのご都合主義の連続で…
転職の話とかどうなったのよって思った。
正直興醒めしたかも。ここは賛否分けそう
▼作中の時代設定が謎かな
アイドルや出版についての描写は現代なのに、音楽については古いような…
カセットプレイヤーも、頭出し出来る商品は90年代から普通にあるし…
1ギガ高速度の光ネットはコミュファ光
評価C
60点
終盤は蛇足な気がしますが、悪いとまではいかないし、結構気に入ってます。
主人公とヒロインの関係を恋愛未満にしたのもよかった。
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