2018年07月23日
ボカモノ レビュー感想 見た目は可愛いが中身は無骨なADV
ある日、ボーカロイド初音ミクを買った主人公
インストールしたらミクが具現化し、驚く間もなく告げる
あの笑顔のまま……
「1年以内に1000000再生いかなかったら、マスターには死んでもらいます」
▼いやはや、ボカロ…初音ミク…ルカ、リン、懐かしいね…
私も一時期ハマっていたことがあり、CDはよく聴いてました(でもニコニコ動画は一切見てなかった稀有なボカロユーザー)。
中でもドハマリしたのがPSP版ゲーム
初音ミク -Project DIVA- 2ndは80時間近くプレイしてたけど、ワンプレイ数分のゲームをここまで長時間プレイしたってのは、今考えても中毒だね。
朝起きて顔を洗うよりも先にJust Be Friendsをクリアするとか、今考えてもありえないハマリ方
中毒というか、病気だね
一番高い難易度で、好きな曲ならノーミスクリアできるくらいには上達
VITAは持ってないので以降のシリーズは未プレイだが、初音ミク -Project DIVA- f -は映像のデキが素晴らしいね。楽曲もいいし、ゲームとしてはともかく、PVとしては凄いのでは。
初代〜Fまでの収録曲は名曲が多く、まさにボカロ黄金期
アッコにおまかせのボカロ事件を完全に払拭し、NHKのニュースで特集されるまでに、コンテンツとして成長した
でも丁度その後かな…
私や世間がボカロに飽き始めたのは…
というわけでそんな、かつてボカロにハマっていた人間の視点によるレビュー
▼主人公は1000000再生を目指すが、今ではもう1000000再生される動画も減少傾向にあるそうなので、このゲームの時系列も、そんなボカロ黄金期っぽい(ただし当時ウナはまだなかった)
今は残念ながら衰退期に入ってしまっているしね…
▼ボカロが大量に存在し、インストールとアンインストールを繰り返され、本体としてキャラクター形成されているなんて、面白い設定だ。
週刊はじめての初音ミクではボカロは唯一無二で、多くのPの間を右往左往し、死ぬ程働いている設定だったが、対照的だね
▼ストーリー重視なので、恋愛要素はおまけ程度だと思ってください。とあるようにボカロをテーマにした作品でありながら(しかも男性ボカロは一切登場しない)、ギャルゲーじゃないのは珍しい。
ボカロの同人ゲーといえば、ボーカロイドシンフォニーは恋愛ゲームだったしね
▼選択肢を選んで進めるシンプルなテキストADVで、選択肢によりキャラクターの好感度と作曲者レベルが上がる。
この両立がシステム上ちょっと難しくて、意外なことに今時珍しい、短編ながらに、なかなか無骨なADVだった
まるでレトロゲームのような厳しい判定での死亡や初回プレイ殺しなど、難易度はかなり高いのでは。
初回からトゥルーエンドに到達出来るプレイヤーは、まずいないんじゃないかな。
ただ初回プレイ殺しとはいったものの、その理由は矛盾していないか?と疑問に思うモノなので、難易度が高いというより、理不尽なのかもしれないけどね
▼ストーリーも面白い。
ミクが1000000再生に拘るのは何故か?
ミクの病気の原因は?
果たして主人公は1000000再生を達成できるのか?
出来なかったら殺されてしまうのか?
…というネタでグイグイ引っ張る
ボカロを知らなくてもストーリーが分かるし(かくいう私もウナは存在すら知らなかった)、怖いシーンが時折入るのもいい
ヒロインでありながら、決して仲間内ではない。ミクに殺されてしまうゲームなんてこれまで無かったんじゃないかな。
殺された主人公が復讐すると言ってるのも、妙に迫真があった
▼マルチエンディングで、登場ボカロには全員、EDがある。
ミクがいなくなってしまった展開のアフターで、宣伝文には恋愛要素が薄いとあるが、EDこそハッキリ恋愛だった。
絵が気に入った人には、ギャルゲーとしてもアリかもしれない
▼そんな絵も、可愛いね。SDだけど、表情もコロコロ変わる。
ただタイトル画面の絵を初めて見た時から気になったのだが、ミクのツインテが小さい事に違和感がある。
空想科学読本でも、ミクの巨大なツインテは6.2kgだとネタにされていたが、このゲームだととても小さくて短いからね…
評価C+
60点
ボカロを知らなくても楽しめるであろう、何気に良くできたADVでした。
ボカロファンも、懐古ゲーマーも、やってみてはいかがでしょうか。
EDと音楽は作者の自作。これもよかった。
余談
最初、この記事のテキストカラーは初音ミクっぽくなるかな?と思ってエメラルドグリーンに近い色を選んだのですが、致命的に見づらいので、黒に戻しました
ボカロって結構、目に痛いカラーリングだったよね…
2018年07月21日
しらない星のあるきかた レビュー感想 ゴキゲンな マイ ブラザー
▼しらない星のあるきかた、1周目攻略しました。
いやあ、面白かった。
概要や長所については前回のファーストインプレッションで書いたので、レビューといいながらも、ネタバレありの、ほぼプレイ日記です
ほのぼの生活系RPG「マビノギ」
▼まー2日目以降をプレイして驚いたのが、本作が所謂、古き良き2Dの箱庭ゲーだったことだね。
箱庭ゲーとはずいぶん古い言葉になるが、オープンワールドゲームの前身で、前回記事でも書いたmoonや、ゼルダの伝説 時のオカリナ、シェンムー、どきどきポヤッチオのようなゲームを指す…
ポヤッチオの宣伝文に戦闘はないけど毎日が思い出となるイベントがいっぱい! プレイする度に新しい展開がまっている元祖フリーシナリオエンジンの箱庭ゲームの決定版! キャラクターたちは本当に生きていて、そこに世界は存在しているのです。とあるが、これはmoonやシェンムーにも該当する
そして勿論、しらない星のあるきかたにも
▼オープンワールドゲーとほぼ同義だが、オープンワールドがマップを広げることを良しとする反面、箱庭ゲーはマップは狭いが(前記のタイトルも当時としては広かったが)、その箱庭マップを探索し、歩くことでイベントやミニゲームを発見していく。
ゲーム内に時間が設定されており、キャラクターの生活ルーチンが存在したり、密度重視のゲームジャンル。
オープンワールドと違い文字通り箱庭なので、マップの果てに壁があることも特徴。
透明壁だったり、障害物だったりはゲームによるが、時オカは本当に壁が建っているのが、今見ると衝撃的
メジャーなところでは、龍が如くはオープンワールドではなくこの箱庭ゲーに該当する。だから入れない場所や行けない空間に向かって走ると、×印が出て通れないんだよね。これがまさに箱庭
近年、オープンワールドゲーのブレイクで、そんな箱庭ゲーはすっかり減っていたのだが、まさかフリーゲームで、こんな箱庭ゲーの良作が出てくるとは思わなった。
▼クリアまでは2,3時間だが、イベント網羅で10時間ほどだという。
これについても非常にいいバランスだった。
龍が如くの名越も、「大人のユーザーは時間が無いから、クリアまでは短く、イベントコンプでその倍以上遊べるようにしている」と発言していたが、本作もそれと同じで、クリアまでは2時間くらいだが、この箱庭を歩くことで次々に新しい発見と出会える。
キャラクターの台詞もかなり細かく変わるし、これは相当な作り込みだと感心した。
フラグ管理が膨大なため、進行不可能になるバグがあるのが残念だが、のちのち修正されるだろう
▼シナリオ最終日のお題は愛を感じる料理。
最後はどんなお題目だろ?と思ってたが、随分綺麗なテーマできたね
ここはEND ROLLとの違い。
料理だけではなく、お皿を加えることで勝利できるってのはなかなかよかった。
質問の答えによりルートと作る料理が分岐するが、人魚のお婿さん探しをするルートがおすすめ
▼優勝の願いで宇宙船を直し、また旅に出るエディとフクロー
最終日でエンディングキャラクターを選べるが、私が選んだのは、トゥエラム
アジミキャラなので、攻略は簡単。
ルーンファクトリーのようにプレゼントが1日1度の効果ではなく、1日目なら好感度10、2日目なら20まで上がる模様。ひたすら料理を食わせまくるだけ。そして最後にイベント発生
ついさっきまで他人だったのに、いきなり好感度マックスになるアジミキャラたち。
腹ん中がパンパンだぜ
▼飄飄とした姉ちゃんだと思えば、まさかのエディとフクローが旅立つと知ってからの、唐突なヤンデレ化
音楽家で巨乳で妹キャラで孤児でロリコンでショタコンでヤンデレとか…
設定詰め込み過ぎィイイイイイ!!!!!
▼でも別れのシーンは笑顔で執着を見せながらも、晴れやかだったね。
ひょっとしたら着いていくとか言い出すと思ったよ
▼グラフィックの作り込みが凄いゲームだとは思ったが、スタッフロールまで自作されてることに、吃驚。斬新な演出だ
(RPGツクール星なら、剣のドット絵になっている)
▼ラストはエンディングキャラと再会。レコードの演出が、まるで映画みたいや…
ここでも随分しんみりと終わった。
でも…でもね…
なんでフクローと抱き合うねん
エディ…ただ突っ立ってるだけ…
ずっとエディでプレイしてたんで、最後の最後に、なんか嫉妬だね
操作キャラクターと抱き合って欲しかった
操作キャラクター=主人公だし、後はつきそいだからね
…しかしトムライの旅は本題かと思いきや、全てすっ飛ばされてしまったな。
▼そんなトゥエラム、興信所でキャラのプロフが見れることにクリア後気づいたのだが、28歳だったんだね…
なんだろう、20前後だと思ってた。兄貴が25歳くらいでね。
ふーん……
28歳かあ……
ほのぼの生活系RPG「マビノギ」
▼尚、最後の勝負で負けるとノーマルエンドになるが、来年の大会での優勝を目指そう。
この星に留まるので、皆に挨拶に行こう。という内容
(これは何してるところ?)
手抜きで敗北したのでバッドエンドかと思いきや、前向きになれる、見ておくべきエンディング。
母親が登場するのも、多分ここだけ
デズモンドは単に嫌な奴じゃなくて本当にライバルって感じだったが、ここでもエディとフクローが手を抜いたことを見抜いてるのがニクイね。(エディとフクローはそれについて無反応だったが)
コミュファ光
評価A+
80点
かなりの良作でした、おすすめ。
オリジナリティ、ストーリー、グラフィック、音楽、全てが高水準
ゲームクリアに無関係な小ネタが多いのも、面白い(序盤のトオセンボウの下半身を調べたら、変態扱いされたり)
明るい世界観とストーリーの裏で、徐々に減っていくジンカンが最後には全滅していたり、裏世界の敗残兵など、END ROLL以上に黒い部分があるのも怖かったので、旧作ファンも納得のデキじゃないかと。
特に音楽は記憶に残る。
トウフ町からきた興信所のBGMで、豆腐屋ラッパが鳴っているのが、凄く斬新な音楽だね。豆腐屋ラッパを入れたBGMなんて初めて聴いた。
なーんか、独特のノスタルジーがあるんだよな
出してないキャラもいるし、見てないイベントもまだまだあるので、完全攻略目指してプレイしていきます。
攻略要素が高いゲームなので、しらない星のあるきかたのあるきかたという攻略サイトがあると面白いかも
少なくとも、EDは全部見たいね
ナタリアがお気に入りだが、EDはないのかしら…
ぐう畜かと思ったらちょっと優しくなったり、最後まで謎のキャラ
いやあ、面白かった。
概要や長所については前回のファーストインプレッションで書いたので、レビューといいながらも、ネタバレありの、ほぼプレイ日記です
ほのぼの生活系RPG「マビノギ」
▼まー2日目以降をプレイして驚いたのが、本作が所謂、古き良き2Dの箱庭ゲーだったことだね。
箱庭ゲーとはずいぶん古い言葉になるが、オープンワールドゲームの前身で、前回記事でも書いたmoonや、ゼルダの伝説 時のオカリナ、シェンムー、どきどきポヤッチオのようなゲームを指す…
ポヤッチオの宣伝文に戦闘はないけど毎日が思い出となるイベントがいっぱい! プレイする度に新しい展開がまっている元祖フリーシナリオエンジンの箱庭ゲームの決定版! キャラクターたちは本当に生きていて、そこに世界は存在しているのです。とあるが、これはmoonやシェンムーにも該当する
そして勿論、しらない星のあるきかたにも
▼オープンワールドゲーとほぼ同義だが、オープンワールドがマップを広げることを良しとする反面、箱庭ゲーはマップは狭いが(前記のタイトルも当時としては広かったが)、その箱庭マップを探索し、歩くことでイベントやミニゲームを発見していく。
ゲーム内に時間が設定されており、キャラクターの生活ルーチンが存在したり、密度重視のゲームジャンル。
オープンワールドと違い文字通り箱庭なので、マップの果てに壁があることも特徴。
透明壁だったり、障害物だったりはゲームによるが、時オカは本当に壁が建っているのが、今見ると衝撃的
メジャーなところでは、龍が如くはオープンワールドではなくこの箱庭ゲーに該当する。だから入れない場所や行けない空間に向かって走ると、×印が出て通れないんだよね。これがまさに箱庭
近年、オープンワールドゲーのブレイクで、そんな箱庭ゲーはすっかり減っていたのだが、まさかフリーゲームで、こんな箱庭ゲーの良作が出てくるとは思わなった。
▼クリアまでは2,3時間だが、イベント網羅で10時間ほどだという。
これについても非常にいいバランスだった。
龍が如くの名越も、「大人のユーザーは時間が無いから、クリアまでは短く、イベントコンプでその倍以上遊べるようにしている」と発言していたが、本作もそれと同じで、クリアまでは2時間くらいだが、この箱庭を歩くことで次々に新しい発見と出会える。
キャラクターの台詞もかなり細かく変わるし、これは相当な作り込みだと感心した。
フラグ管理が膨大なため、進行不可能になるバグがあるのが残念だが、のちのち修正されるだろう
▼シナリオ最終日のお題は愛を感じる料理。
最後はどんなお題目だろ?と思ってたが、随分綺麗なテーマできたね
ここはEND ROLLとの違い。
料理だけではなく、お皿を加えることで勝利できるってのはなかなかよかった。
質問の答えによりルートと作る料理が分岐するが、人魚のお婿さん探しをするルートがおすすめ
▼優勝の願いで宇宙船を直し、また旅に出るエディとフクロー
最終日でエンディングキャラクターを選べるが、私が選んだのは、トゥエラム
アジミキャラなので、攻略は簡単。
ルーンファクトリーのようにプレゼントが1日1度の効果ではなく、1日目なら好感度10、2日目なら20まで上がる模様。ひたすら料理を食わせまくるだけ。そして最後にイベント発生
ついさっきまで他人だったのに、いきなり好感度マックスになるアジミキャラたち。
腹ん中がパンパンだぜ
▼飄飄とした姉ちゃんだと思えば、まさかのエディとフクローが旅立つと知ってからの、唐突なヤンデレ化
音楽家で巨乳で妹キャラで孤児でロリコンでショタコンでヤンデレとか…
設定詰め込み過ぎィイイイイイ!!!!!
▼でも別れのシーンは笑顔で執着を見せながらも、晴れやかだったね。
ひょっとしたら着いていくとか言い出すと思ったよ
▼グラフィックの作り込みが凄いゲームだとは思ったが、スタッフロールまで自作されてることに、吃驚。斬新な演出だ
(RPGツクール星なら、剣のドット絵になっている)
▼ラストはエンディングキャラと再会。レコードの演出が、まるで映画みたいや…
ここでも随分しんみりと終わった。
でも…でもね…
なんでフクローと抱き合うねん
エディ…ただ突っ立ってるだけ…
ずっとエディでプレイしてたんで、最後の最後に、なんか嫉妬だね
操作キャラクターと抱き合って欲しかった
操作キャラクター=主人公だし、後はつきそいだからね
…しかしトムライの旅は本題かと思いきや、全てすっ飛ばされてしまったな。
▼そんなトゥエラム、興信所でキャラのプロフが見れることにクリア後気づいたのだが、28歳だったんだね…
なんだろう、20前後だと思ってた。兄貴が25歳くらいでね。
ふーん……
28歳かあ……
ほのぼの生活系RPG「マビノギ」
▼尚、最後の勝負で負けるとノーマルエンドになるが、来年の大会での優勝を目指そう。
この星に留まるので、皆に挨拶に行こう。という内容
(これは何してるところ?)
手抜きで敗北したのでバッドエンドかと思いきや、前向きになれる、見ておくべきエンディング。
母親が登場するのも、多分ここだけ
デズモンドは単に嫌な奴じゃなくて本当にライバルって感じだったが、ここでもエディとフクローが手を抜いたことを見抜いてるのがニクイね。(エディとフクローはそれについて無反応だったが)
コミュファ光
評価A+
80点
かなりの良作でした、おすすめ。
オリジナリティ、ストーリー、グラフィック、音楽、全てが高水準
ゲームクリアに無関係な小ネタが多いのも、面白い(序盤のトオセンボウの下半身を調べたら、変態扱いされたり)
明るい世界観とストーリーの裏で、徐々に減っていくジンカンが最後には全滅していたり、裏世界の敗残兵など、END ROLL以上に黒い部分があるのも怖かったので、旧作ファンも納得のデキじゃないかと。
特に音楽は記憶に残る。
トウフ町からきた興信所のBGMで、豆腐屋ラッパが鳴っているのが、凄く斬新な音楽だね。豆腐屋ラッパを入れたBGMなんて初めて聴いた。
なーんか、独特のノスタルジーがあるんだよな
出してないキャラもいるし、見てないイベントもまだまだあるので、完全攻略目指してプレイしていきます。
攻略要素が高いゲームなので、しらない星のあるきかたのあるきかたという攻略サイトがあると面白いかも
少なくとも、EDは全部見たいね
ナタリアがお気に入りだが、EDはないのかしら…
ぐう畜かと思ったらちょっと優しくなったり、最後まで謎のキャラ
2018年07月19日
しらない星のあるきかた ファーストインプレッション ゴキゲンな マイ シスター!
しらない星に不時着した兄妹が、優勝者の願いを何でも1つ叶える料理大会での優勝を目指すADV
▼END ROLLのせがわ氏の新作と、サムネを見ただけですぐわかった。
特徴があるドット絵だしね。
イメージイラストや同一カラーの主人公などで、サモンナイトっぽいってのが最初の印象
▼期待してた台詞のユーモアセンスは、END ROLLに比べると強化されてるくらいかも…
クスリと笑ってしまうウィットに富んだ台詞は、MOTHERシリーズを思い起こさせる。
冤罪で牢屋にブチ込まれて、疑いが晴れ一方的に釈放され、お詫びと言ってはなんだが今後は牢屋も自由に観光していいなんて言われたり、逐一面白いよね
たまげたなあ…
▼前作でも足の生えたメカブが歩いていたが、今作でもせがわシリーズお約束の謎の生命体は、健在。
数多くの、意味不明な種族が世界を跋扈している
尚、主人公も漂流者であるゆえ、宇宙人である
▼RPGツクールだがジャンルはADVで、バトルも無し。
初代プレステの名作moonとか、プレステ2のリーヴェルファンタジアに似たゲーム性
主人公兄妹は料理人なので、マップに落ちてる食材を収集しながら、料理を作っていく。これはゲームシステムでいう合成を料理に見立てている
兄と妹で作れるものが違うが、ここはもっとキャラの個性を出してもよかったと思う
▼クリアまでの攻略は簡単そうだが、序盤はヒントがなく、次に行く場所も示されないので、城と城下町で迷う人は多そうだ
でも、この世界での通貨が「ペコ」であり、歩くだけでお金が貯まるってのは結構斬新なシステムだと思った
右往左往しても、ちゃんとメリットがあるというね
▼自作のBGMやグラフィックが相変わらず凄いが、女性キャラは今作でも可愛い。
好感度システムがあり、EDも分岐するが、目移りするね
(どっかのレビュアーみたいなことを言う…)
13歳…
このブログを閲覧している主な年齢層であり、このブログを閲覧している大きなお友達の大好きな年齢層でもありますね
…えっ?違うって…?
…あっ…確かに…
13歳ではババア過ぎましたね…
▼そして重要なポイントとして、プレイしながらずっと、
この中の誰が死ぬのかな?
ってワクワクしてるんだけど、今作は、作者も開発中に書いてたように、グロ、鬱要素は殆ど無いね。キャラクターもあまり暗部が無い感じ。
▼では完全に善良なストーリー、世界観かといえばそうでもなく、ところどころ怖いシーンもある。一番END ROLLっぽいのが、肉屋の存在
この星の食肉は、正体不明のジンカンという謎の動物の肉なんだけど、翻訳機で話してみるとどうやら地球人であることが分かる…
早い話、人肉…(;^ω^)
(肉めっちゃでかいな…)
可愛いオフィリアも女神も、人肉食ってるんだね。
人間を家畜にして、放牧しているのはインパクトがあるね。テイルズオブシンフォニアの、人間牧場を思い出した
漫画ファンは、ミノタウロスの皿を連想したかもしれない。
ほろびのゆりかごといい、最近のフリゲはカニバリズム多いな…
ただ、地球人の姿はこの国の人間系、特に王族とほぼ同じだし、幾らなんでも食肉なんかにするか?翻訳機を使えば(あるならね)いいという矛盾も出るが…
1度何かの拍子に地球人を殺して、なんとなく食ったら美味だった。
そして黒い連中が食肉として利用することにした…
みたいな怖いバックグラウンドストーリーを想像
現在プレイ中につき、総評レビュー感想はまた後日書きますが、今作も非常にクオリティが高いです。
おすすめ。
自作要素が極めて高く、シナリオ、グラフィック、音楽までもこのクオリティで1人でやれるフリゲクリエイターはなかなかいないんじゃないでしょうか(「せがわ」というのが複数メンバーの在籍する同人サークルの名前だった場合は、この限りではないが)
ンーーー、改めて考えると凄いな、って思うなあ。せがわはやっぱ。凄いなあと思うなあ。
グラフィックも作れるしさ、
曲も作れちゃうし、
ほんでー宣伝動画も編集できるでしょ?
ほんでー、さらにはシナリオも執筆してるって?
ほんでー、全部一人でやってるって?
なかなかできないよ、そういうことは。なかなか難しいと思うよそういうことは。
そういうクリエイティブな人はなっかなかいないと思うよ。
2018年07月18日
TVアニメ版ハイスコアガール1話の感想
やっとかよ
という気持ちがかなり強いのだが、作者が書類送検されたり、諸事情によって放送が一時期延期…というか中止になったハイスコアガール、アニメ版がやっと放送されました
既に10巻で終了することがアナウンスされている本作。原作は7巻まで読んだ上で、レビュー感想を書いてみる
アニメのレビューをやるのは、セイレン以来かな。
アニメは滅多に見ないので、どの程度が水準かは実は分からないのですが、その方があれやこれと比較しない、忌憚が無い意見なんじゃないかと
▼まあ最初に、OPのクオリティが本当に素晴らしいね。
一発で気に入った。
特にサビがいいね。あのハルオと晶の、相反するところからの、一体感。
まあ真剣な顔した2人がスト2で対戦してるがその実、ハルオがセコセコ待ちガイルしてるのは笑えるけどね。(ガイルが回転ジャンプをしてるということは初代ではないので、攻めガイルかもしれないが)
作画も素晴らしいが、何より歌と映像のマッチが素晴らしい。
sora tob sakanaというユニットのNew Strangerという楽曲だが、女性ユニットであることに安心した。
本作は主人公こそハルオという少年だが、タイトルはハイスコアガールだし、少年が常に自分より強い少女を追いかける話なので、女性に、出来れば女性目線での歌をやって欲しかったからね
背景にはレトロゲームが一杯だが、こういうアニメが出来る時代になったと思うと、なんだか泣けてきちゃうね
フルバージョンでは、曲の終盤で、スーファミ風(実際にはファミコン風)のピコピコ音が鳴っているので、OPでも使って欲しかったな
▼作画がかなりキレイだよね。それによく動く。
ぶっちゃけ原作の押切蓮介は絵が下手なほうなんで、アニメのほうがキレイなくらいじゃないかな。
同じ画風でよくここまでキレイにキャラを描き直して、動かしたと思ったよ。
でも女の子は原作のほうが可愛いな。押切は女の子を描くのは上手いからね
▼「ゲームアニメ」っぽさもちゃんと演出できてた
ハルオが晶にKOされるシーンで、うーわーうーわーうーわーとスト2をパロった音声で死んでたのに笑ってしまった
▼晶の声優が上手い。
これは原作では晶が喋らないキャラクターなので、ボイスはどうなるかと思ったが、呼吸だけでよく晶っぽさを再現したなと感心した。
となりの関くんもそうだが、呼吸やうなり声だけでキャラクターを表現するのは、かなり高度なテクニックがいるはずだからね
ハルオの声は最初明らかに成人男性の物で(小学生なのに低すぎる)違和感があったが、叫ぶシーンが多いので、女性声優がキャンキャン大声をあげるより、よかったんじゃないかな
それに、ハルオはよく断末魔をあげるが、これも男のイメージだったから、やはり男性声優のほうがいい
出来れば90年代を知らない若手ではなく、ハルオたちと同年齢(1979年生まれ)くらいの中堅声優を使って欲しかったが、まあこれはいいでしょと。
逆にここはイマイチという部分を幾つか。
▼原作に比べると、ストーリーの最初である91年以前のゲームの描写が、多い気が?(原作を細かく見直してないので、実は原作通りかも)
OPからいきなりスペースインベーダー。
これにいたってはまだファミコンすら出ていない70年代で、ハルオたちから見ても、完全に親の世代のゲームだし…
▼小春の金色睫毛にかなり違和感。
原作だとここまでボーボーの睫毛ではないのだが、金色は違和感がある。
そもそも原作者もリスペクトしているであろうスト2のケンも、金髪だが眉毛は黒である。
んじゃ黒でいいんじゃね?という
▼アイキャッチでハルオと晶の寸劇を入れてるが、タイミングがおかしい。
オーキド博士よろしく、こういうのは普通、番組最後では?
しかも内容がかなりおかしい。どうもこれ、1話でまだハルオと晶の関係が全く進んでないのに、既に晶がハルオに好意的なんだよね。原作を知らない視聴者は混乱しただろう
▼プロモーションが下手
余り宣伝されていないが、宣伝費が無いのだろうか?
youtubeの、公式PVの再生回数も、アニメ(しかもゲームアニメ)の動画としては非常に低い
1話が放送されても尚、10万に満たない。3月に公開したPVでさえ、今この時点で、たったの18万再生…。
視聴率、録画率、円盤売り上げがどうなるか、少し心配
▼まとめ
かなり面白かった。
ハイスコアガールはあくまで「ゲームを題材にしたラブコメ」らしいが、ゲームも、プレイ映像を(高画質化して)そのまま使っているので原作よりインパクトが強い。
ゲームアニメ(ゲーマーアニメ)としてもかなり良かった。
これは最後まで見るだろう。
▼原作も面白いので未読の方は、おすすめ。
尚、ハイスコアガールには、ハイスコアガール CONTINUEという別バージョンがあるが、内容の違いとして、ハイスコアガール CONTINUEはSNKのゲームがカットされていたり、かなり多くの差し替え修正がされてしまっているので(ぶっちゃけただの劣化版)、加筆分のメリットを計算しても、初代ハイスコアガールのほうがおすすめ
【在庫あり/即出荷可】【新品】ハイスコアガール(1-9巻 最新刊) 全巻セット 価格:5,521円 |
2018年07月16日
夜半の夏、地下鉄にて レビュー感想 ちかてつたちの夜
(おじちゃんたちどうしてはたらかないの?のAAに似てる)
上手くいかない私生活や将来に悩んでいた主人公
夜の地下鉄で、幼馴染の少女を見かける
向こうがこちらを覚えているとは思えなかったが、主人公がふと呟いた独り言に、彼女が反応し…
タイトルがホモビみたいだなと思ったのだが、内容は列記としたSF
当たり前だが、ホモはいない
▼少し珍しい点として、本作はアジア人の作者が過去に外国語で製作した作品を、また別の人間が日本語に翻訳したものらしい
文体は非常にカタく、小説的な言い回しがされている
不自然な文章もなく、寧ろ翻訳モノにありがちな回りくどい表現がない分、読みやすいくらいだった
海外の実況動画を見たが、テキストが縦書きなのは日本語版のみ。
縦書きノベルは余りないので、これは雰囲気があって良い
▼絵も上手いね。2人で作画してるから、スチルだとキャラの顔が別人なのがアレだけど。
グラフィックはモーション、目パチ口パクありで、しかもヒロインフルボイス。
アニメ声ではない自然な発声で、これもキャラクターにマッチしてた。
そういう作風とは思わなかったので、
こいつ…動くぞ…!
しかも喋るぞ…!
ってびっくりしちゃったよ。
▼シナリオは主人公と幼馴染のヒロインが久しぶりに再会し、ヒロインが何故かSFの知識を披露するという内容だが…
(君なんかさっきの絵と違わない?)
帰結は恋愛かなぁ…
作者的にはこれは私が作った感動系SF短編とのことだが、単純なハッピーエンドではないので、これを感動と捉えるかはプレイヤー次第
90年代後半〜2000年代初頭に日本で流行ったストーリーで、感動するかもしれないし、安易と思うかもしれない
この小説を読んだ人には少しネタバレになるかもしれないが、乙一の未来予報に似ていると思ったね。未来予報に比べると、思い悩んでた割に、主人公の人生が悲惨ではないけど
評価C
60点
SF、恋愛ノベルとしてはかなりクオリティが高いです。
15分くらいで終わるのでおすすめ。
因みに、何故かボイスはスキップ出来ません。
2018年07月15日
【朗報】ナンチャラ顔さん渾身のギャグ、未来ラジオと人工鳩スタッフに通用する
未来ラジオラジオ 体験版大批評会Part3
1:24:53〜〜1:26:20
https://youtu.be/Pblo0OdWgrs?t=1h24m53s
▼この時間帯の投稿読みは、余り内容に返事をしてないんだけど(私の場合雑学への言及など)、
「これいいwwwwこれいいwwwwwww」
「ぶっっはっっ、これ面白いっすねwwwwww」
「この人面白いなwwwwww」
と男性陣にネタがウケたのは嬉しいね
全く何もないところから短文で笑いを取ることが難しく、次の人に使われる投稿がなかっただけにね。
反面、こんな仕事をしていても「ああそうですか」と女性は割と冷めていましたね(他の投稿に対しても、ハメを外してるようで時折冷静になる)
たとえ女性器の俗称とかを叫んでも、こういうところでふと真顔になるのがリアル
女性は素敵な名前と言ってくれるが、男性はさっきまでこれいいとバカウケしながらも、数分後にはナンチャラ扱いでイジってたりね。
シモネタ番組だが、これほど出演者の男女差(男あるある、女あるある的な)がハッキリしてる番組も珍しいかも。
地上波では不可能な、カオスラジオだった
▼非常に長いので全部は聴いていませんが、ゲーム業界の裏話などもあって、面白かった。
Summer Pocketsを倒してくださいという投稿に対して、仮想敵にしてはデカすぎんだろと返してたのは笑った
▼主人公ソラくんがかぐやに惹かれる描写が少なすぎて、好きになる過程が唐突だったかなあと思います。かぐやちゃんをもっと可愛く魅せてくれたら良いなあと思いますという意見には、確かにと思った。
作者も、もう1回デートをさせて説得力を持たせたかったらしいし、自覚はある印象だった
ただ、それを言ってしまうともう殆どのギャルゲーやマンガアニメラノベが成立しなくなってしまうので、逆にここがちゃんと描写されてる作品なんて滅多に無いんだよね…
大抵は主人公がイケメン(美少女)だからモテてるだけだし。
大昔の話になるが、同じく恋愛のいきさつが意味不明、唐突だと言われていたメモオフ。
インタビューで監督が同様のことを言われて、「いや、恋をするのに理由は要らないんです(キリッ)」と答えてて、これもなるほどなと思った
恋愛ゲームを作る人間だけあって、恋愛に関する含蓄もあるのだなと、当時は感心や謎の感情を抱いたものだった
まあ、そんな監督は離婚したけど
▼ラプラシアンの今後は…
撤退メーカーも増え衰退している業界なので、正直、今、若手が新規参入するのはかなり無謀だけど、少数精鋭でやってるようだし、この先生き残れるんじゃないかとは思ってる…
▼ユーザーの体験版の評価は上々といったところかな。
ただ本当につまらないと切り捨てたユーザーは、投稿すらしないかもしれない…
発売までもう少し。私もSF作品は好きなので、期待しています。
1:24:53〜〜1:26:20
https://youtu.be/Pblo0OdWgrs?t=1h24m53s
▼この時間帯の投稿読みは、余り内容に返事をしてないんだけど(私の場合雑学への言及など)、
「これいいwwwwこれいいwwwwwww」
「ぶっっはっっ、これ面白いっすねwwwwww」
「この人面白いなwwwwww」
と男性陣にネタがウケたのは嬉しいね
全く何もないところから短文で笑いを取ることが難しく、次の人に使われる投稿がなかっただけにね。
反面、こんな仕事をしていても「ああそうですか」と女性は割と冷めていましたね(他の投稿に対しても、ハメを外してるようで時折冷静になる)
たとえ女性器の俗称とかを叫んでも、こういうところでふと真顔になるのがリアル
女性は素敵な名前と言ってくれるが、男性はさっきまでこれいいとバカウケしながらも、数分後にはナンチャラ扱いでイジってたりね。
シモネタ番組だが、これほど出演者の男女差(男あるある、女あるある的な)がハッキリしてる番組も珍しいかも。
地上波では不可能な、カオスラジオだった
▼非常に長いので全部は聴いていませんが、ゲーム業界の裏話などもあって、面白かった。
Summer Pocketsを倒してくださいという投稿に対して、仮想敵にしてはデカすぎんだろと返してたのは笑った
▼主人公ソラくんがかぐやに惹かれる描写が少なすぎて、好きになる過程が唐突だったかなあと思います。かぐやちゃんをもっと可愛く魅せてくれたら良いなあと思いますという意見には、確かにと思った。
作者も、もう1回デートをさせて説得力を持たせたかったらしいし、自覚はある印象だった
ただ、それを言ってしまうともう殆どのギャルゲーやマンガアニメラノベが成立しなくなってしまうので、逆にここがちゃんと描写されてる作品なんて滅多に無いんだよね…
大抵は主人公がイケメン(美少女)だからモテてるだけだし。
大昔の話になるが、同じく恋愛のいきさつが意味不明、唐突だと言われていたメモオフ。
インタビューで監督が同様のことを言われて、「いや、恋をするのに理由は要らないんです(キリッ)」と答えてて、これもなるほどなと思った
恋愛ゲームを作る人間だけあって、恋愛に関する含蓄もあるのだなと、当時は感心や謎の感情を抱いたものだった
まあ、そんな監督は離婚したけど
▼ラプラシアンの今後は…
撤退メーカーも増え衰退している業界なので、正直、今、若手が新規参入するのはかなり無謀だけど、少数精鋭でやってるようだし、この先生き残れるんじゃないかとは思ってる…
▼ユーザーの体験版の評価は上々といったところかな。
ただ本当につまらないと切り捨てたユーザーは、投稿すらしないかもしれない…
発売までもう少し。私もSF作品は好きなので、期待しています。
2018年07月10日
ラストサマー・バケーション・イン・ザ・ダーク レビュー感想 逆に奇妙
2018年07月09日
オシイレ レビュー感想 平成初期、プレイバックホラーゲーム
主人公(男女選択可)が子供時代の怖い経験を、悪夢として追体験するホラーADV
夢世界は全てセピアカラーで、平成初期風。現実世界は平成中期くらいかな。
全4ステージあるが、ゲームバランス悪かったのが残念
というのもこれ、最初の学校ステージが一番の難所なんだよね。
廊下の謎解きもヒントがほぼないので、このゲーム最大の初見殺し。
無駄に広いマップ(しかも殆どがクリア条件と無関係)を右往左往させられる。
そしてステルスアクションがクチダケと同じように、主人公の周りの円形に敵が近づくと気づかれるシステムなのだが…
最初の学校ステージはMAPが無駄に広い所為で見つかってもそのまま振り切れるし、病院ステージに至っては、マップが狭すぎてステルス要素が関係無い…
よって、あまりこの円形にも意味がなかったのが残念。
こういうゲームは難易度や移動範囲を徐々に上げていくのが普通だが、寧ろ簡単になっていくのも、ちょっとおかしい。
ラスダンに至っては、敵がイベント戦のみだしね
ラスダンはまだしも、病院と学校は攻略順が逆じゃないかな(時系列も、病院のが昔のようだし)
▼レトロっぽい雰囲気作りとグラフィックの完成度が高く、可愛いSDキャラクターも、ほのぼのした世界観にマッチしてた。
ホラーなんだけどほのぼのしてるのがいいよね。流血表現がないホラーゲーなんて稀有じゃないかな
そんな本作、どうもメインテーマは別のところにあるらしく…
以下ネタバレ
エンディングで幼馴染が助けてくれるシーンは、いい話だね。
ズッ友だよぉ……!!
主人公行くところに幼馴染ありということで、頼りになる相棒だ。
本作のテーマは友情劇かな。
ここ、バッドエンドだと主人公が謎の悪夢に食い殺される(?)んだけど、それを押しのけてやってきた幼馴染はつよい(確信)
▼そんな主人公を襲う悪夢の正体が、明かされない。
日本人形が見せていた悪夢?
突然襲ってくるシーンは、このほのぼのゲーで唯一ビビっちゃったね。
▼公園で不審者が主人公をお姉さん(お兄さん)と呼んでいたのはなぜか?
他のキャラには子供に見えてる筈だが、何か設定はあるのかしら…
評価C
60点
ガッツリホラーではない、主人公と幼馴染の関係がクローズアップされた青春ホラーゲーム
野放しにされた不審者が一番リアルだったかも
45分〜くらいでサクっと攻略できるし、おすすめです。
余談:
おまけ部屋の敵たちが、妙な正論を振りかざしてて思わず笑ってしまった。特に教師と院長はいいこと言ってる(笑)
よかった…
目が合っただけで女子生徒を殺しに来る変態教師はいなかったんだね…
2018年07月08日
未来ラジオと人工鳩体験版 レビュー感想 青空ラジオ
▼Laplacianが8/31に発売する、未来ラジオと人工鳩の体験版をプレイしました。
SFアドベンチャーは好きなジャンルだし、体験版の評判が良いので、高い期待値でプレイ
なんでも体験版なのに衝撃的過ぎるラストシーンだという。
衝撃的な結末で終わる体験版といえば、PVでもフェイクを入れていたCROSS†CHANNELを思い出すが、さてさて未来ラジオとはどんなものか…
▼舞台は43年後となる、2061年の日本。
人工鳩という鳩を模したインフラ装置が発する妨害電波のせいで、ネットインフラなどが無くなってしまった世界の物語。
この設定がネット依存の現代社会への風刺っぽくってちょっと面白かった。
ネットが無いと不便だぞという描き方はしてないし、風刺とまではいかないレベルだけどね(そもそもこのゲーム自体がネットで宣伝してるわけだし)。
▼主人公ソラはそんな人工鳩の電波喰いの悪影響により両親を事故で失ってしまった童貞の少年
人工鳩に強い復讐心を抱いている。
そんな彼が、唯一、人工鳩が妨害できないラジオにより、反撃を始める(放送というテーマが、少し最初に感じたクロスチャンネルっぽい。内容はまるで違うが)
そんな時、ラジオが謎の電波を受信する
それは未来からの放送で、3週間後にソラが死ぬという内容だった…
▼うーん、SF王道ながらに面白い。
絵も綺麗だし、ギャグはかなりキレがある。思わず笑ってしまうシーンが多い。
ギャグのほとんどはシモネタやソラへの童貞イジリなんだけど、ギャグパートでテンションを上げられたまま、勢いで笑ってしまうな。
声優もキャラにマッチしているし、上手いからね。
小倉結衣(小倉唯ではない)が一番上手いかな。
▼テキストは読みやすい。
でも誤字脱字や、間違った日本語が多い。製品版では修正されているだろう。
(これは正しい?)
▼人工鳩の開発者だった椿姫
ソラ同様、人工鳩の事件により両親を失った秋奈
ソラを童貞とイジリ倒すくせに自身も処女の義妹、水雪
そして同じく童貞の親友とラジオ放送をするのだが、それが特殊な電波を発して、結果として人工鳩を駆除するという設定が面白い。目には目をって感じだ。
トークも軽快で、シリアスなテーマなのに表面上は明るく進行するから、つい目的を忘れた
「あ、そういえばこれ、両親を殺された男の復讐劇やったな」…って
▼ソラにとって因縁の場所である第一ターミナルで知り合った謎の少女、かぐや。
あなたは死なないわ、私が守るもの…と、綾波みたいな宣言をするも、絶対にやる、でも根拠は言えないと悪徳政治家みたいなことを言う、本作のヒロイン
そんなかぐやにとって人工鳩は失った母の思い出でもあり、友達同然。
彼女に恋してしまったソラは人工鳩を殺すことを躊躇する。だが殺さないと、自分が死んでしまう。
ソラは思い悩むのだった…
そしてかぐやには秘密があって…
以下ネタバレ
▼人工鳩の命とかぐやの命が連動しており、あんなに熱心だったラジオを辞めてしまう一堂。
俺はラジオをやめるぞ〜〜〜〜!!!
……処女!!!
▼ラジオは本作のメインテーマだったので、スパっと切られたことが意外だった。(もうちょっとそれについての世論の反応も描いてもいいと思う)
でもカンペくんはソラだろうから、体験版以降はかぐやの生存を信じて必死にラジオをやっていく…ってストーリーなのかしら
ちょっと強引だった、かぐやがラジオを奪っていったことや、そのことにストーリー上でほとんど触れられなかったことも意味があったのね
▼そして運命の日、オオゾラが落ちてしまう…
正直ここまでや世界は救われる、彼女を失えば的なノリは予想通りだったのだが(ソラを葛藤させるパターンとして、最初からこうかなと)、かぐやがソラを助けるために犠牲になってもオオゾラは止まらず、ソラが記憶喪失になってしまうなんて悲劇の連鎖は予想外だったね。
ソラは声とかぐやの記憶を失い、かぐやは死亡…
主人公的にも、プレイヤー的にも、ソラが死ぬよりも悲しいラストシーン。
▼うーん、ここまで絶望感タップリで終わる体験版もなかなか無いんじゃないだろうか。
衝撃というか、かなり強い引きで終わったね。ストーリーの流れとしてはマイナス方面だから余計気になるんだよな
ラジオを辞める展開から、全てが水の泡感によるもの悲しさが凄いね。EDの歌でしんみりしてたら突然画面と音にノイズが走る演出とか、ちょっと怖い。
体験版ながらに面白かったです
ラジオに入った謎の怪電波(あのシーン結構怖い)の正体など、伏線も当然残されたままなので、製品版の発売日が待たれますね…
延期したけど
SFアドベンチャーは好きなジャンルだし、体験版の評判が良いので、高い期待値でプレイ
なんでも体験版なのに衝撃的過ぎるラストシーンだという。
衝撃的な結末で終わる体験版といえば、PVでもフェイクを入れていたCROSS†CHANNELを思い出すが、さてさて未来ラジオとはどんなものか…
▼舞台は43年後となる、2061年の日本。
人工鳩という鳩を模したインフラ装置が発する妨害電波のせいで、ネットインフラなどが無くなってしまった世界の物語。
この設定がネット依存の現代社会への風刺っぽくってちょっと面白かった。
ネットが無いと不便だぞという描き方はしてないし、風刺とまではいかないレベルだけどね(そもそもこのゲーム自体がネットで宣伝してるわけだし)。
▼主人公ソラはそんな人工鳩の電波喰いの悪影響により両親を事故で失ってしまった童貞の少年
人工鳩に強い復讐心を抱いている。
そんな彼が、唯一、人工鳩が妨害できないラジオにより、反撃を始める(放送というテーマが、少し最初に感じたクロスチャンネルっぽい。内容はまるで違うが)
そんな時、ラジオが謎の電波を受信する
それは未来からの放送で、3週間後にソラが死ぬという内容だった…
▼うーん、SF王道ながらに面白い。
絵も綺麗だし、ギャグはかなりキレがある。思わず笑ってしまうシーンが多い。
ギャグのほとんどはシモネタやソラへの童貞イジリなんだけど、ギャグパートでテンションを上げられたまま、勢いで笑ってしまうな。
声優もキャラにマッチしているし、上手いからね。
小倉結衣(小倉唯ではない)が一番上手いかな。
▼テキストは読みやすい。
でも誤字脱字や、間違った日本語が多い。製品版では修正されているだろう。
(これは正しい?)
▼人工鳩の開発者だった椿姫
ソラ同様、人工鳩の事件により両親を失った秋奈
ソラを童貞とイジリ倒すくせに自身も処女の義妹、水雪
そして同じく童貞の親友とラジオ放送をするのだが、それが特殊な電波を発して、結果として人工鳩を駆除するという設定が面白い。目には目をって感じだ。
トークも軽快で、シリアスなテーマなのに表面上は明るく進行するから、つい目的を忘れた
「あ、そういえばこれ、両親を殺された男の復讐劇やったな」…って
▼ソラにとって因縁の場所である第一ターミナルで知り合った謎の少女、かぐや。
あなたは死なないわ、私が守るもの…と、綾波みたいな宣言をするも、絶対にやる、でも根拠は言えないと悪徳政治家みたいなことを言う、本作のヒロイン
そんなかぐやにとって人工鳩は失った母の思い出でもあり、友達同然。
彼女に恋してしまったソラは人工鳩を殺すことを躊躇する。だが殺さないと、自分が死んでしまう。
ソラは思い悩むのだった…
そしてかぐやには秘密があって…
以下ネタバレ
▼人工鳩の命とかぐやの命が連動しており、あんなに熱心だったラジオを辞めてしまう一堂。
俺はラジオをやめるぞ〜〜〜〜!!!
……処女!!!
▼ラジオは本作のメインテーマだったので、スパっと切られたことが意外だった。(もうちょっとそれについての世論の反応も描いてもいいと思う)
でもカンペくんはソラだろうから、体験版以降はかぐやの生存を信じて必死にラジオをやっていく…ってストーリーなのかしら
ちょっと強引だった、かぐやがラジオを奪っていったことや、そのことにストーリー上でほとんど触れられなかったことも意味があったのね
▼そして運命の日、オオゾラが落ちてしまう…
正直ここまでや世界は救われる、彼女を失えば的なノリは予想通りだったのだが(ソラを葛藤させるパターンとして、最初からこうかなと)、かぐやがソラを助けるために犠牲になってもオオゾラは止まらず、ソラが記憶喪失になってしまうなんて悲劇の連鎖は予想外だったね。
ソラは声とかぐやの記憶を失い、かぐやは死亡…
主人公的にも、プレイヤー的にも、ソラが死ぬよりも悲しいラストシーン。
▼うーん、ここまで絶望感タップリで終わる体験版もなかなか無いんじゃないだろうか。
衝撃というか、かなり強い引きで終わったね。ストーリーの流れとしてはマイナス方面だから余計気になるんだよな
ラジオを辞める展開から、全てが水の泡感によるもの悲しさが凄いね。EDの歌でしんみりしてたら突然画面と音にノイズが走る演出とか、ちょっと怖い。
体験版ながらに面白かったです
ラジオに入った謎の怪電波(あのシーン結構怖い)の正体など、伏線も当然残されたままなので、製品版の発売日が待たれますね…
延期したけど
2018年07月07日
さようならばと行く方は レビュー感想 陣平マジイケメン
▼呪われた「お祈り様」をめぐるストーリー(不採用通知ではない)
作者お得意の、この世とあの世のはざまに閉じ込められた高校生と男性教師が、脱出を目指すホラーADV
ホラー要素はほどほどで、謎解きがメイン。トゥルーエンドまで、20分〜
追いかけっこ要素ありだが、攻略も簡単なので苦手な人でも問題ないかと。
ストーリー、設定が湖底の童歌と共有しているが、未プレイでも理解できる
絵は相変わらず美麗で魅せる
まあ何はともあれ…
いやあ…
心に沁みる、いいストーリーでしたねえ…
作者のゲームでは、誰そ彼と文、ワンルーム・エンディングに次ぐ良さ
少年が過去の手痛い経験を払拭し、大人への階段を1歩上る。
そして過去の手痛い経験は、思い出すと少し胸に痛みのある、思い出に昇華される…
こんなん、素敵やん?
以下ネタバレ感想
まあなんといっても特筆すべきはバディである陣平のかっこよさ
こういうゲームじゃ珍しくイケメンじゃない見た目普通のオッサンなんだけど、キャラクター性のかっこよさは随一でしょう。
主人公ではないが(ダブル主人公?)、完全に主人公を食ってた。
翼の、最初はグイグイ来るのに、いざ陣平からいくと潮がサァァアーーっと引くみたいにクールダウンしていく態度は、女性の描き方が、リアルすぎだ。
ライターも多分女性でしょう。
そして、そんな翼の事情を知った上での、陣平のプロポーズがまたいいんだよな(いつ心変わりしたのかは謎だけど)
この時まだ20代か30前半の若手だろうけど、凄い老練された精神性だわ
翼は、湖底の童歌で写真に写ってたキャラかな。いとこの名前の話もそれっぽいのがあったし、なんとなく気になってた、くらいの要素を拾うのは、面白い伏線といえる
主人公の愛子の回想が、ホラーから爽やかな笑顔に改変されるエンディングは、実にいいシーンだったね
机の近さから、実は結構、仲がよかったんじゃないかと推測。普通は机を離すからね。この距離感は、教科書を忘れた時くらいでしょ
評価C
65点
面白かったです。
このシリーズは、ロックマンシリーズのように全作品が強引に繋がっているようなので、これからの展開に期待。